昨日は、青梅 アトリエよぎ『究極の一曲day』に参加してきました。 「あなたにとっての昭和歌謡究極の一曲」をひとり1曲だけ、生演奏(もしくは店主ひづめ☆つかさのギター伴奏)で披露しませんか?という企画。
ひづめ☆つかさ開会の挨拶中
最近、色々なところでやっているオープンマイクは苦手なのだけど「これは一味違うイベントになる!」と予感がビンビンしたので参加してみる事に。昭和歌謡大好きだし、久しぶりにつかさや薫にも会いたかったし。
「参加しま~す!」と連絡したはいいが、そこから「究極の一曲」の選曲が始まります。
「「究極の一曲」なんだから、「これだ!!」っていうのがあるだろう。」と言うと、それがそういうものでもなくて、「究極の一曲」があり過ぎる!(それを究極というのだろうか?)
例えばビートルズ大好きな方々に聞きます。「ビートルズ究極の一曲」を歌うとしたら選べますか? 個人的に選ぶとするならば「Strawberry Fields Forever」「Across The Univers」「The Fool on the Hill」あたりが「好き」という意味で浮上してくるのですが、本当に大好きで歌いたいのは「Sexy Sadie」「I’m So Tired」「Cry Baby Cry」辺りのジョンの拗らせ系。いやみんなで歌って楽しむなら「Ob-La-Di, Ob-La-Da」辺りが究極かしら?みたいに選べない。もちろん初期のあの曲やこの曲も歌いたい。
という話です。 たった二百数十曲、活動期間10年に満たないビートルズでこの有様ですよ?
「昭和歌謡」という広く深い世界の中で「究極の一曲」を選ぶ作業のなんと大変な事でしょう。
「好き」というくくりで選ぶなら 「愛のさざなみ」島倉千代子 「天使の誘惑」黛ジュン 「虹色の湖」中村晃子 「京都の恋」「京都慕情」渚ゆう子 「芽ばえ」麻丘めぐみ 「美しい朝がきます」アグネス・チャン 「少女人形」「夢見るSeason」伊藤つかさ 「恋をアンコール」おかわりシスターズ
などなどがパッと浮上してくるのですが、歌うとなるとまったく自信なし。
「歌うのが好き」というくくりなら
「青い麦」伊丹幸雄 「さらば涙と言おう」森田健作 「花とみつばち」郷ひろみ 「ヨコハマ・チーク」「Baby Rose」を筆頭に近藤真彦の曲達 ジュリーのあれやこれや
あたりだけど、前回、チャッピー加藤と一緒にやった「昭和歌謡 アイドルソングでGO!」の時に披露済みの曲多数。
さて前置きがものすご~く長くなったけど、そんな中選んだ曲は、特別「好き」と意識したこともなければ、なんの思い入れもない1曲。なんだそれ。 「みんなで一緒に歌って楽しめる曲(しかも自分が演奏して歌える)」という選択基準で選んだ「究極の一曲」
それは「ビューティフル・サンデー」田中星児 「ヤングマン」の方がみんなで歌える値高めだと思うのだけど、それも前回やってるので。
ただひとつ問題があって、それは「ビューティフル・サンデー」を昭和歌謡と言ってよいのか?という話。洋楽ポップス曲の日本語版だから限りなくグレーゾーン。 しかし、これをNGとするなら「セクシー・バスストップ」も「ヤングマン」も昭和歌謡認定されなくなるよね。という理屈で、無理矢理勝手に昭和歌謡認定。
またしても前置きが長くなりました。 なかなか『究極の一曲day』はじまらない。 ここまでは「究極の一曲」に対しての私の心もよう。
さて、おまたせしました。アトリエよぎ『究極の一曲day』はじまり!
まずは、じゃんけんで出順を決める。私は「トップバッター希望」と心の中で強く願っていたら、そのとおりじゃんけん全勝!でトップバッターに。念力強め。
その前に「前座」と称してつかさが挨拶&1曲披露。 曲は 「もう恋なのか」にしきのあきら
せっかくトップバッターになったのに、そんな強めの選曲&凄めの歌と演奏を先にやられたら出づらいじゃん!
とボヤきつつも、覚悟を決めてやりました「ビューティフル・サンデー」 歌い出したらどういうわけか西城秀樹が降りてきて、秀樹節で ♪はぁ、はぁ、はぁ、ビュ~リィフォ~サンデ~♪と歌っている私がいました。 家で練習している時は田中星児風だったのに。
まあまあ、それなりに盛り上がったのではないでしょうか?
一仕事終え、その後はすっかり一観客として楽しませていただきました。
みんなうまい!かっこいい! 「究極の一曲」を披露するわけだからしっかりと心が伝わってくる。素敵。 全員それぞれに良かったな~
ギタレレとカホンの「異邦人」アレンジも歌もすごくかっこよかったし、会場全員をコーラス隊に従えてのトリ「恋の季節」も超盛り上がった。
じっくりしっとり聴かせる系の数々も、情感こもっていて聴き惚れました。 アトリエよぎのママ薫もギタレレ弾き語りで「星影の小径」を披露。これまた聴き惚れる。
実に良い企画、楽しいイベント。
ふだん、どるしゃあだと客席にも緊張感を強いるような演奏多めなので、たまにはこういう和やかなノリもいいですね~ しかも和やかだけど本気度はしっかりあって、全員が他の人の本気を受け止めて楽しんでいるという世界。 オープンマイクの「自分の押し付け合い(人の歌はどうでもいい)」的なものとは一線を画す素敵なイベントでした。(お店によっては良い空気感のオープンマイクもあると思いますが、偏見強めでごめんなさい)
この企画、シリーズ化する方向で考えているようなので、また参加する気満々で既に選曲と練習に励んでいます。