『2020年に観た映画』-総括その4-

『2020年に観た映画』-総括その4-

「潜水艦多めになっております」

今年観た映画リストを、ざっと眺めてみると、潜水艦を舞台とした映画が多くなっています。

8月に観た『K-19』


これがなかなか面白くて、その後、潜水艦物をチョイスするきっかけとなりました。
まあ、元々、極限状態を描く映画が好きで、潜水艦もまたそういう舞台ですから。
これは、米ソ冷戦時代を描いた作品で、実際に起きた、ソ連の原子力潜水艦K-19の事故を元にした映画です。
艦長がハリソン・フォードだし、みんな英語を喋っているし、で、ソ連の原潜と思い込むのがちょっと大変(笑)では、ありますが、実際に「世界なんか、一瞬で終わる」ような事態がいつ起きてもおかしくない、そんな事が(まさに)水面下で・・・と考えるだけで、今更ながらゾッとします。

次に観たのが『U-571』

これもまた面白かった。
第2次世界大戦中、ドイツのUボートからエニグマ(暗号解読器)を奪取するために、アメリカ軍の潜水艦が、故障中のUボートに近づき、結果的にUボートを乗っ取るのですが、そこに至るまでも、その後Uボートに乗ってからも、危険の連続。
ドキドキします。

さて、この流れで、『Uボート』を数十年ぶりに見返しました。

見返したと言っても、今回観たものはディレクターズ・カット版で、映画館で観た物よりもかなり長くなっています。なんと3時間29分。
まあ、いい映画なのは分かっていますが、ちょっとしんどかった。
3時間以上、あの密閉空間で、いつ死んでもおかしくない状況で、息を潜めるように映画を観ていたわけで(密閉されてないし死なないし息を潜める必要もないけど)、いやはや、疲れました。
映画公開時の尺で良かったんじゃないかな・・・と。

しかし『Uボート』を超久しぶりに観た事によって、長い事知りたかった謎がひとつ解けたのです。
それは、あの印象的なテーマ曲!!
これ、80年代前半に観た、夢の遊眠社の舞台で流れた(演目は「野獣降臨だったか「小指の思い出」だったか・・・いや、全くの記憶違いという可能性もありますが)のです、その時に「この曲!知ってるけどなんだったっけ!?」となりました。思い出せぬままに数十年。
その後も、テレビなどで、ちょっと謎めいたシーンのBGMに使われる事も多く、その度に「この曲なんだっけ?」となっていました。
それが思いがけず解決しました。

さらに先日観たのが
『ハンターキラー 潜航せよ』

この映画に登場するのは、最近のアメリカとロシアの潜水艦。
地上の特殊部隊と、海中の潜水艦を舞台とした大活劇が展開されます。
とても楽しめる映画ですが、いかにもアメリカという映画でもあります。極限を知る男同士の胸熱シーンもあり。
それにしても、潜水艦の中の、常に命がけの緊迫感の凄まじさよ。


他にも今年観た中では『海底軍艦』も潜水艦ではありますが、これはまあ、別物って事で。

Dorutan


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