11月20日、どるしゃあGoodstock Tokyoワンマン公演から、新たに1曲、動画をYouTubeにアップいたしました。
当日は、新曲を2曲初披露したのですが、そのうちの1曲「戦禍の街」です。
リハで多少作りこんでからの、初披露。
歌詞の説明を自分であれこれ言うのあまり好きじゃないんだけど、説明すると喜んでいただけることが多いので、少し説明します。
喜んでもらえるのは、説明しないと分からないような歌詞ばかり書いているからですね、きっと。
「戦禍の街」というタイトルですが、どこか特定の街について歌っているわけではありません。
今は観光客が来るような街だけど、かつては、そこで大勢の戦死者が出た、世界中のどこにでもある、そんな街。
そこで、旅人が何を感じたか、ただそれだけの歌です。
実際にどこを旅している時でも、こういう気持ちになる事があります。
ここで過去に何があったのか。
今は、楽しく過ごしているけれど、過去には悲惨な出来事があった場所かも知れない。
そして、この先、いつまたそういう事が起きるかも知れない。
言葉には表していないけれど「だから今を大事にしたい。」という思いも込めています。
歌詞は以下のとおり。
TikTokなんて、10年後、20年後には「何のこっちゃ?」になりそうな言葉ですが、あえて使ってみました。
2022年に作った歌として、(自分の)歴史に残る事でしょう。
「戦禍の街」 分かり始めた この街をつつむ哀しみ 曲がり角には うずくまる影が 光の射さない 路地を歩けば 誰かの気配だけがある それは 時の狭間に 落ちていった 魂 遠い国から来た少女が (かつて)血に染まった壁の前で 楽しそうに笑い 楽しそうに踊る 楽しそうな動画を TikTokにアップした 時の流れが 悲しみ 憎しみも 怒りも 消してゆく だけども過去は 今も そこにある 螺旋状になって 今と過去が重なる 美しい景色と 血塗られた歴史が ひとつになる時がある
【どるたん】作詞、作曲、歌とギター担当