少し前の話になりますが、11月27日をもって飯田橋の映画館ギンレイホールが閉館となりました。
それほど足蹴く通ったわけではないけれど、とても思い出が多い映画館。
子供の頃から、飯田橋周辺のエリアには何かと縁があり、後楽園やお茶の水、小日向や本郷、なぜかそういうところを1人でブラブラしている子供でした。その辺の話はいつかまた別の機会に何か書くかも知れませんが、ギンレイホール。
その頃から何度かギンレイホールで映画を観ています。
いやちょっと盛りました、たぶん小学生時代には1回か2回観ています。
その後、中学生、高校生ぐらいになると、積極的にギンレイホールに足を運ぶようになります。
というのは、ロック系の音楽映画をよくかけてくれたから。
「ウッドストック」は、初めて観たのは高田馬場パール座だったけど、ギンレイホールでは「バングラデシュのコンサート」との2本立てを観たような記憶があります。
「ラストワルツ」は、ロードショー公開時に日比谷みゆき座で観て、その後、ギンレイホールでおかわりした記憶。
「レッド・ツェッペリン 狂熱のライブ」は、一発目どこで観たか忘れちゃったけど、同じくここでおかわり。
手元にパンフはないけど「ロックショウ」や「トミー」もここで観ているはず。
音楽映画以外にも「時計じかけのオレンジ」や「太陽を盗んだ男」など、気になる映画がかかると、ここに足を運びました。
10代後半には御茶ノ水の学校に、20代前半には飯田橋のソフトウェア会社に少しの間通っていた時期があり、その頃にも何度かぶらりと立ち寄っていました。
その後しばらくご無沙汰の時期を経て、2010年代の一時期は年パス会員になっていた事もあります。
この頃、ギンレイホールで観た映画の中で一番のお気に入りが、「幸せはシャンソニア劇場から」
当時、あまりパンフを買っていなかったのだけど、これは2度目に観にいった時に購入。
この頃、観た映画がいっぱいある中、パンフを買ったのはこれだけかも。
他にも良い映画はあったけど、これは、なんだか個人的な琴線に触れる大好きな映画。
「ニュー・シネマ・パラダイス」の映画館もそうだけど、この「シャンソニア劇場」も何というか、「場」としてグッとくるものがあるのです。
飯田橋ギンレイホールも私にとって、グッとくるものがある「場」でした。
さようならギンレイホール。どうもありがとう。