マーチが好き過ぎる

マーチが好き過ぎる

9月2日
上野の東京文化会館大ホールで開催された、陸上自衛隊東部方面音楽隊 第80回定期演奏会に行ってきました。


少し前に観た映画『異動辞令は音楽隊!』(警察音楽隊の話)の感想にも書いたのですが、私、警察や自衛隊の音楽隊が大好きです。
というか、吹奏楽、特にマーチが大好きで、大阪桐蔭や京都橘高校吹奏楽部の動画もふだんからよく見ています。

実は、今年のお正月に「マーチが好き過ぎる」というテーマでブログを書きかけていました。
きっかけは、NHK FMの番組『クラシックの迷宮』で「日本の“マーチ”で新年を祝う」というテーマの特集を聴いた事。

その前にも、2020年に「ホルンの音が好き過ぎる」というブログ記事を書いた時に、続編的に「マーチが好き過ぎる」ブログを書こうとしていました。

2度とも、書きたい事が多すぎて挫折したのですが……下書きは残っています。

今年のお正月に書きかけた下書きを少し引用すると、

1月7日放送のNHK FM『クラシックの迷宮』
「日本の“マーチ”で新年を祝う」というテーマでした。

「三百六十五歩のマーチ(カラオケ)」で始まり、水前寺清子の歌う「三百六十五歩のマーチ」で、終わるという、おおよそ「クラシック」の名を冠した番組らしくない(けど素晴らしい)選曲。
2曲目にかかったのが、宮川泰作曲「ゲバゲバ90分!」テーマ
本当に胸躍る素晴らしい選曲。
さらには「リボンのマーチ(「リポンの騎士」エンディングテーマ)」がかかり、「ビックX」の主題歌がかかる。

子供時代に胸躍らせた曲の数々。

と、ここまで書いた後に、子供時代に胸躍らせた曲がアレコレと浮かんできて収拾がつかなくなりました。

例えば、科特隊のテーマも、ウルトラ警備隊のテーマも、大好き過ぎるマーチ曲。
『シン・ゴジラ』で流れた時には、高まりすぎて落涙を禁じえなかった「怪獣大戦争マーチ」。
「サンダーバード・マーチ」に「ガメラ・マーチ」、『仮面の忍者 赤影』の「忍者マーチ」、『マグマ大使』のオープニング曲。
アニメや特撮物のテーマや挿入曲だけでも、枚挙に暇がないのに、スポーツテーマなど、胸躍り心高まる曲のなんと多いことか。

(この陸海空自衛隊の「怪獣大戦争マーチ」最高!)

同世代の方々はきっと、上にあげたような曲を聴けば、心高まること間違いないと思うのですが、「マーチが好き」と公言する人に出会った事はありません。
「ロックが好き」とか「フォークが好き」とか「ジャズが好き」とか「クラシックが好き」とか、そういう人は、たくさんいるけど「マーチが好き」という人は、今までに1人も出会っていないのです。
そんな中ですが、公言します「私、マーチが大好き」、むしろ「マーチが好き過ぎる」のです。
フォークやロックに出会う以前に、しっかりと心の奥に刻まれた音楽の形態、それは、マーチ。
自作曲を宅録する時にも、気づけばドラムの音はマーチ風。

私たちの年代には「マーチが好き」と意識していなくても、上記したような曲たちを聴くと自然と心高まる、そういう人は多いはず。
もしかしたら、もう少し前の世代や後の世代、平成生まれやZ世代などにはない、私たち世代(と言っても1960年前後10年ぐらいの広めの世代)だけの特色かも知れないな、と思います。
子供の頃、自然に耳にした素晴らしいマーチ曲の数々。

私は、細野晴臣(1947年生まれ)のラジオ番組をよく聴くのですが、細野さんは、フレッド・アステアなど1940年代50年代のスクリーン・ミュージックやその時代のポップミュージックが大好きでよく流します。
それらの曲を聴く時、その時代を体験していない私が聴いても、ノスタルジックな気分になり、うっとりします。はっきり言って好きです。
でも、やはり子供時代に聴いた音楽のような、心の高まりまでは感じない。細野さんにとって特別大好きな音楽は、自分にとって特別大好きというほどではないのです。
子供時代に聴き、心に染み込んだ音楽というのは、いくつになっても、いや、むしろ年を重ねれば重ねるほどに、特別な物になっていくような気がしています。私にとってのそれはマーチ。

そんな、マーチ好きの私がかねてから興味を持っていた、自衛隊音楽隊(今回は陸上自衛隊東部方面音楽隊)の定期演奏会に行ってきたというお話。
前置きが長すぎて、ただただ「マーチが好き過ぎる」話で終わってしまいました。

演奏会の事は、改めて書くかも書かないかも。

Dorutan

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


*

CAPTCHA