昨年、発売された音源の中で、最もよく聴いたものって何だろう。
と考えてみたのですが、正直あまり「これ!」というのがなくて、というのも、あまりしっかりと新しい音楽、新しい音源に接してこなかった。
そんな中で、ひとつあげるとするならば、これかも
On Byrd’s Wings – William Byrd & his Circle
Dorothee Mields, Magdalene Harer, Ryosuke Sakamoto, Boreas Quartett Bremen, Hathor Consort
これは、ウィリアム・バード(とその周辺の方)が作った音楽の作品集。
ウィリアム・バードは、16世紀イギリスの作曲家なので、全然新しい音楽じゃない、というより、ものすごく古い音楽なのですが、一応、昨年発売されたCDという事で。
このCDに出会ったのは、以前、AmazonでDorothee MieldsさんのCDを買ったことがあったので、Amazonからおすすめされた、という理由。
Dorothee Mieldsは、ソプラノ歌手で、毎朝聴いているNHK FM「古楽の楽しみ」で彼女が歌っている作品が取り上げられたこともあり、興味をもっていました。
ただ、このCDに参加している他の方々については、ほとんど知識がありません。
知っていたのはリュート奏者の坂本龍右さんだけ。
ですが、とりあえずAmazonさんに薦められるままに聴いてみたところ、見事に嵌って、2023年発売の中では一番の愛聴盤になった次第です。
作曲者についても、演奏者についても、語るべき知識は持っていないので、特に何も書くことはないのだけど「これが私の2023年ナンバー1!もっともよく聴いたCD」って事で。
他に、例えばロック系とかで、どんな音楽を聴いていたのだろうか、と考えを巡らしてみたところ、新譜CDなどは、ほぼほぼ買っていないのですが、ネット配信などを利用して、ちょっと能動的に、自ら積極的に、聴いていた曲は、この2曲。
King Gnu 「SPECIALZ」と、羊文学「more than words」
この2曲、TVアニメ『呪術廻戦』「渋谷事変」のOP曲とED曲。
『呪術廻戦』はずっと観て来たのだけど、特に、この「渋谷事変」のOPとEDは心に残りました。
こういうポップでもなく、さほどキャッチーでもない、若干不気味なムードを持った曲が(アニメの主題歌という)市民権を得られる時代になったのだな、と感慨深いものがあり、特に「SPECIALZ」の方は何度となく聴いていました。
パッと思い出せるのって、これぐらいかな・・・2023年の私に響いた音楽。