T.REX『Dandy In The Underworld』
私を形成しているもの
今の自分を形成する一部になっていると言えるほど印象に残る様々なものを「私を形成しているもの」としてとりあげていきます。他のSNSなどに投稿したものを加筆修正して再掲載しているものもあります。
※この下に書かれた年号は作品の発表年ではなく私がその作品に初めて触れた(と思われる)年。またはそのイベント、出来事を経験した年。
※ただの思い出話です。
1977
T.REX『Dandy In The Underworld』(地下世界のダンディ)(1977年発売)
はじめてオンタイムで買ったT.REXのアルバムがこれ。(確か日本盤発売日に購入)
その時、私、高校2年生。
それまで、「Get It On」などのヒット曲は聴いた事があったけど、LPには手が出ませんでした。(他に聴きたいのがたくさんあったから)
だけど、このアルバムは、ミュージックライフに載った広告を見た瞬間に何かビビっときて、発売日に学校を抜け出して買いに行ったのを憶えている。
そのまま、家に帰りレコードに針を降ろす。
音が出た瞬間にゾクっときて嵌った。
部屋に広がる音に身を任せる。幽玄の世界をたゆたうような歌声に魅せられ惹き込まれていく。
それからしばらくの間、このレコードばかりを聴いていた。
そんな具合に、ずっぽりと「地下世界のダンディ」にはまっていた時期に、高校の修学旅行があった。
修学旅行初日の朝、東京駅のキオスクで買ったスポーツ新聞。
そこに見つけた、マーク・ボランの死亡記事。愕然。
初めてオンタイムで購入したT.REXのアルバムが、T.REX最後のアルバムになってしまった。
忘れらないレコード。
(この後、Tyrannosaurus Rex~T.REX沼へとズブズブと引き込まれていく私でした)
※コロナ禍巣籠り中に他SNSに投稿した物を編集、転載したものです
※画像はネット上から拝借