7月3日(日)大岡山GoodstockTokyoでの、どるたん+しゃあみんライヴ、ありがとうございました。
2時間程の長い時間でしたが、演奏の中で幾つもの気付いたこと、思い出したことなどがあり、本当に貴重な一時を過ごさせていただきました。
ありがとう。
歌について思ったのですが、「滅びの街」や今回もカバーした「ハレルヤ」もある日突然失われてしまった日常について歌っています。
ただ、どるたんの歌詞はどんなに踏みにじられた世界の中に居ても、必ずまた歌が甦る事を決して疑わない強さがあります。
今回特に「ハレルヤ」では、2008年の6月にポール・マッカートニーが、ウクライナの独立広場で歌ったジョン・レノンの「平和を我等に」を歌っていますが、ベトナム戦争終結に沢山の人達の心を動かしたこの歌こそが、今の僕達の願いそのままの姿でした。
この歌詞を見て日本人の皆さんが思うことは、多分みんな一緒だと思います。
僕達が知っているのは連日テレビで流れた、破壊されたアパートや劇場、広場での亡くなられた人達への嘆き。
それくらいな物なのです。
でも、僕達は沢山の願いを込めた歌が決して途切れぬように、嘆きの声に消えて終わらぬように。
忘れないで。
僕は信じてる。
また、いつか必ず歌が甦りますように。
「ハレルヤ」 10 階建てのアパートの 6 階の右から 3 番目に 君は家族と住んでいたよね 学校に向かう途中で 見上げると君はベランダの 花に水をあげていた ハレルヤ ハレルヤ ハレルヤ ハレルヤ ハレルヤ 夕暮れ時の子供達 お母さんが呼ぶ声を無視すように いつまでもサッカーボールを追いかけていたよね いつかはスペインやイングランドの 大きなクラブでプレイするって みんなで夢を語り合った ハレルヤ 2008 年の 6 月には 独立広場で君と一緒に ポール・マッカートニーのライヴを観たよね あの日、ポールが歌ってくれた ジョン・レノンの「平和を我らに」を みんなで一緒に歌った ハレルヤ とても古いけれど いつもきれいなこの劇場が ぼくたちは大好きだったんだよね 崩れ落ちてしまった劇場に あの日鳴り響いた歌よ いつかまた響き渡れ ハレルヤ 10 階建てのアパートの たくさんの部屋のひとつひとつに それぞれの暮らしがあったはずだよね 今、崩れ落ちた瓦礫の中にある 写真たてやぬいぐるみやスケッチブックが 語りかけてくる声が聞こえるか ハレルヤ ハレルヤ ハレルヤ ハレルヤ ハレルヤ