アコースティック音楽嗜好 ‐69‐
大好きなヒット曲(4)
私を形成しているもの
私を形成しているもの
今の自分を形成する一部になっていると言えるほど印象に残る様々なものを「私を形成しているもの」としてとりあげていきます。他のSNSなどに投稿したものを加筆修正して再掲載しているものもあります。
※この下に書かれた年号は作品の発表年ではなく私がその作品に初めて触れた(と思われる)年。またはそのイベント、出来事を経験した年。
※ただの思い出話です。
1968
シルヴィ・ヴァルタンの「アイドルを探せ」(1963)
ものすごく久しぶりに「アコースティック音楽嗜好」を更新いたします。
と同時に、この曲は「私を形成するもの」音楽部門としても取り上げたいと思います。
今年、2024年にはじめて聴いたレコードがこのシングル盤、シルヴィ・ヴァルタンの「アイドルを探せ」で、その事はTwitter(X)などに投稿したのですが、もう少し語りたい事があったので、「アコースティック音楽嗜好」-大好きなヒット曲-の一稿としてブログを書いてみます。
この曲が世に出たのは、1963年。映画『アイドルを探せ』の中でシルヴィ・ヴァルタンが歌った曲として(らしい)。
(らしい)と書いたのは、1963年といえば、私が2歳の時の事で、映画『アイドルを探せ』も、今日に至るまで観ていないから。
この曲を知ったきっかけは、詳しくは覚えていないのだけど、小学校低学年の頃に、何かのテレビ番組で誰かが日本語で歌っていたのを聴いた憶えが・・・という感じ。
「何か」とか「誰か」とか全く心もとない記憶ですが。
(とりあえず上記初体験の年は大体という事で1968としておきました)
ただこのメロディと、間奏のストリングスが強烈に印象に残っていて、のちに何かのきっかけ(たぶんラジオ番組)で、シルヴィ・ヴァルタンの曲だと知り、さらに何年も経ってから、10代後半の頃にシルヴィ・ヴァルタンのベスト盤レコードを中古で買い、やっとしっかりと聴く事が出来たという流れ。
(さらに何年も経ってから中古シングル盤を買いました)
とにかく幼い頃から心の中に流れ続けていたのです、間奏のストリングスが。
そういった経緯もあり、耳にするとたまらない郷愁のようなものがわきあがってきて琴線を刺激する曲。特別な思い入れがある曲。
ただ、この曲を「アコースティック音楽嗜好」で取り上げるのは、若干違うような気もしています。
もちろんストリングス他、この曲で使われている多くの楽器はアコースティック楽器なので大きな意味では問題ないのだけど、私なりの「アコースティック音楽嗜好」の定義は、どちらかといえばアコースティック・ギター系の音楽。
この時代のポップスを取り上げるとなると、ちょっと話が違ってくるような気がします。
そこで!
というわけではないのだけど、それはそれとして。
実は1990年代にシルヴィ・ヴァルタンが自身の曲(やその他ヒット曲)をアコースティックでカヴァーしたアルバムに、この「アイドルを探せ」が入っています。
このヴァージョンが、実に私なりの「アコースティック音楽嗜好」にピッタリ。
こういう音こそが私の「アコースティック音楽嗜好」。
イントロのアルペジオから歌に入る流れ、歌のバックに自然に入ってくるようなストリングス、たまりません。
ぜひ、こちらも聴いてほしい。
「では聴いてください、シルヴィ・ヴァルタン「アイドルを探せ」90年代アコースティックヴァージョン!」
60年代に大ヒットしたヴァージョンは今も変わらずに特別な曲でありつづけているし、思い入れの大きさは圧倒的なのだけど、この90年代アコースティックヴァージョンも実に素晴らしい!私のツボを的確に突いてくる曲だと感じています。
どるたん+しゃあみん 1stアルバム『異郷の詩』好評販売中
Goodstock Tokyoレーベル通販サイト
CD『異郷の詩』特設サイト