PANTAさんと演歌の話

PANTAさんと演歌の話

今は亡きPANTAさんと私がよく行動を共にしていたのは、2016年頃からコロナ前の2019年頃までの間。
短い期間ですが、その時期、かなり頻繁に会っていました。
その頃のある日の話。

突然PANTAさんから「どるたん、演歌書ける?」と聞かれました。
「書ける?」というのはたぶん、曲の事、場合によっては作詞作曲かも。

ほんの少し考えてから「書いた事ないけど、自分の曲がちょっと演歌っぽいと言われる事もあるので、書けそうな気がする。」と、そんな感じで答えました。
PANTAさんは「だよな。」とちょっと嬉しそう。

というのは、PANTAさんは長山洋子さん他、演歌系の方とも親交があり、レコード会社からもたまに、「演歌を書いて欲しい」との注文があるそうで。
「今度、演歌の注文があったら、どるたんに話振るようにするから。」と言ってくれました。

それは願ってもない話!
私、自分自身で歌う曲を書くよりも、誰かのため、何かのため、とテーマがはっきりしている時の方が、スラスラと曲が書けるのです。
(ちなみに自分で歌う曲は突然ポンっと出来るのを待つしかない)

数十年前に書いたゲーム音楽も、けっこうスラっと出来たものが今でも評判よかったり、映画音楽の時の「架空の校歌を明日までに作詞作曲」という超無茶振りにもスラっと対応して3番までの歌詞つき校歌を書いたり。

その後、けっこう演歌の話がくるのを楽しみにしていて、NHK FMの「歌謡スクランブル」で演歌系がかかる時には、ちょっと真剣に聴いてみたり。若干研究してみたり。

しかし、その後、具体的な話はないまま、PANTAさんは昨年の夏に逝ってしまいました。


私は子供の頃から歌謡曲が大好きで、その中でも若干演歌テイストのある曲がかなり好きでした。
千昌夫「星影のワルツ」、黛ジュン「夕月」、渚ゆう子「京都慕情」あたりは特に大好き。

もし、これを読んでいる演歌系プロデューサーの方がいましたら、ぜひPANTAさん推薦のソングライターどるたんに演歌の注文をお願いします。
って、誰も読んでないと思うけど。

写真はイメージです
私が大好きな曲「あじさい橋」(城之内早苗)のシングル盤ジャケット

Dorutan


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