今日で3月も終わり。3月後半もあまり映画を観ていなくて6本だけ。
17日に青梅アトリエよぎでのイベントがあり、その前後完全に音楽モードになっていた事もあるけれど、韓国映画『アンダードッグ』を観てから、暴力的なものに辟易としてしまい、少し映画を観る気持ちが萎えていました。
☆印は、映画に対する評価ではなく、あくまでも個人的な好き度ランク。
☆5つ=大好き、☆4つ=好き、☆3つ=ふつう、☆2つ=ちょっと苦手、☆1つ=苦手
という感じ。
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今日で3月も終わり。3月後半もあまり映画を観ていなくて6本だけ。
17日に青梅アトリエよぎでのイベントがあり、その前後完全に音楽モードになっていた事もあるけれど、韓国映画『アンダードッグ』を観てから、暴力的なものに辟易としてしまい、少し映画を観る気持ちが萎えていました。
☆印は、映画に対する評価ではなく、あくまでも個人的な好き度ランク。
☆5つ=大好き、☆4つ=好き、☆3つ=ふつう、☆2つ=ちょっと苦手、☆1つ=苦手
という感じ。
あと1週間を切っていますので、改めての告知です。
次の土曜日、4月6日
どるたん+しゃあみんGoodstock Tokyoワンマン公演
DORUTAN+SHARMIN : RECITAL SERIES Vol.30
(どるたん+しゃあみん ワンマン公演)
どるたん+しゃあみんワンマン公演&有料配信ライブ
12:30開場 13:00開演(配信スタート)
前売り・予約 3,000円/当日 3,500円(税込み・ドリンク別)
配信視聴チケット 3,000円
有料配信詳細・チケット購入URL
https://www.staglee.com/events/8469/
〒145-0062
東京都 大田区北千束3−20−8
スターバレーII B1F
03-6451-7396
ここのところ、Goodstock Tokyoでのワンマン公演は、日曜日が多かったので、久しぶりの土曜日、昼公演。
間違えないように注意!
1月以来のどるしゃあワンマン、というかしゃあみんと会うこと自体が1月以来。
その間はそれぞれの活動やら、それぞれの思いやら、心に蓄積しているものがあると思います。
それをしっかりと表現に結び付ける事が出来れば、いつものどるしゃあの音楽が生まれるというシステム(?)なので、今回も何かが生まれる事と思っています。
楽しみにしていて下さい。
どうぞよろしくお願いいたします。
今期(2024年1月-3月)観ていたアニメは6本。
前期は9本観ていたので、3本減って、これぐらいが調度いいような気がする。
それでもちょっと多いかな・・・って感じ。
前期から、つづいて2クール目に突入したものが2つ。
『葬送のフリーレン』
このクールは「一級魔法使い試験編」という事で、旅は一休み。
フリーレンとフェルンが一級魔法使い試験に臨む。
試験に参加する魔法使いが大勢出てきて、みなさんそれぞれにキャラが立っているので、面白く見応えがありました。
とりあえず『葬送のフリーレン』ここまでで一旦お休み、第2期を待て、という感じですね。
楽しみに待ちます。
『薬屋のひとりごと』
後宮での様々な事件や謎を、薬屋の娘、猫猫が薬(毒)の知識と推理力で解いてゆくというお話で、とても面白い。これもフリーレン同様、ここまでで一休み。ですが、散りばめられた謎や伏線が色々あって、第2期スタートまでちゃんと憶えていられるのか・・・まあ、適当に観返すようかも。第2期開始が楽しみです。
そして、昨年7月~9月期に放送していた作品『SYNDUALITY Noir』の第2期が始まりました。
他のアニメ作品はほぼ全部Amazon Prime Videoで観ている(『葬送のフリーレン』だけは待ちきれなくてたまに放送を録画していた)のだけど、この『SYNDUALITY Noir』は、AmazonにはなくてDisney+で。
『SYNDUALITY Noir』
この作品は、作画が独特で美しい。2Dで描かれる人物が魅力的。(たぶん)3Dがベースになっているロボット的なメカや建造物との親和性にはじめのうちは若干違和感みたいなものも感じたけど、慣れてくると逆に感心するばかり。とりあえず今期で完結、楽しませていただきました。
そして今期から始まった作品を3作。
『佐々木とピーちゃん』
なんとなくこの力の抜けたタイトルに惹かれて見始めた。はじめのうちは、セールスマン佐々木がピーちゃんの力を借り、異世界との交易、商社的働きをするところに焦点が当たっていて今一つその世界観に入り込めなかったのだけど、二人静さんや魔法少女たちの登場あたりから面白みが増してきた。
が、とりあえずここまでで一休み、第2期の放送は決定しているようなので、楽しみに待つといたしましょう。
『戦国妖狐』
戦国時代が舞台で、妖怪的なもの(「かたわら」という)が跋扈する。『どろろ』的世界。大好物。
この作品は3クールぶっ続けで放送する事が決まっているそうで、「戦国妖狐 世直し姉弟編」が、3月までで終わり、なのかな?なんにしろ引き続き楽しませていただきます。
『明治撃剣-1874-』
明治新政府転覆を図る一味と、それに対峙する者たちの話。登場人物のほとんどが実在の人物で、どこまでが史実なのか、見極めながら観なければならない。元会津藩士と元庄内藩士が敵対するのは切ないし、ドイツ人の会津藩士平松武兵衛(ヘンリー・スネル)が、悪人として描かれているのもちょっと悲しいのだけど、話は面白くて「さもありなん」という気持ちにもなる。ワンクールで完結。
「2023 渋谷考」というブログ投稿をした時に思ったのですが、このブログには、音楽活動の事や、映画、音楽の事が主に書かれていて、どこかに出かけた話がほとんど書かれていない。
そこで、たまには過去に遡って写真フォルダを漁り、どこかに出かけた話も書いてみようかな、と思い立ちました。という事で
お出かけの記録
2021年、コロナ禍中ではあるが勢いが若干衰えていた一時期。
ある密命を受けて伊勢へと向かう事になった。
ということで。
一昨日のブログ「伊勢神宮 外宮」、昨日のブログ「伊勢神宮 内宮」のつづきです。
たっぷり2時間ほどかけて内宮をお参り、エリア内を散策、佳き時間を過ごした後は、内宮のすぐ横にある、おかげ横丁を散策。
午前11時、この時点では、まだ人出はこんな感じで、のんびりと散策を楽しむ事が出来ました。
昼食は、人生初の伊勢うどん。
なかなか不思議な味わいだけど、食感も味もくせになりそうな魅力があります。
とはいえ、関東在住の私にとっては、次にいつ食べられるか分からないので、くせになる事はない。
店に入ったのは、11時15分頃、この時点では、まだ店も空いていて、さっと入って、ゆっくり食事出来たのだけど、会計時には既に行列が出来ていました。
しっかりここで赤福を買いました!
この旅はビンボー旅行だったので、食事は、主に道の駅やコンビニでの軽食。
これはコロナ感染を避ける意味でもあるのだけど。
そんなこんなで、その土地のおいしい物を食べるという旅の醍醐味はほぼ諦めていましたが、「伊勢うどん」と「赤福」だけは味わう事が出来ました。
それだけで充分幸せ。
伊勢海老とか松坂牛とか食べなくてもそれなりに幸せ。
おかげ横丁は、床屋さんも、銀行も、郵便局も趣があって素敵。
気になる建物すべて写真に撮りたくなります。
そんなわけで気になる建物を写真に撮りつつ、ゆっくりと散策を楽しみましたが、私がおかげ横丁を後にする頃には徐々に人出も多くなり、帰り道は若干歩きづらいほどになってきたので、おかげ横丁を逸れて、裏道から駐車場へ。
駐車場も、私が車を入れた時には、空きスペースだらけだったのに、車を出す時には、駐車場に入るための長い車列が出来ていました。
お参りも、食事も、散策も、人混みにあう事無くゆっくり楽しめたのは、早起き、早い行動のおかげ。
三文以上の徳でした。
「お出かけの記録」
「2023 渋谷考」というブログ投稿をした時に思ったのですが、このブログには、音楽活動の事や、映画、音楽の事が主に書かれていて、どこかに出かけた話がほとんど書かれていない。
そこで、たまには過去に遡って写真フォルダを漁り、どこかに出かけた話も書いてみようかな、と思い立ちました。という事で
お出かけの記録
2021年、コロナ禍中ではあるが勢いが若干衰えていた一時期。
ある密命を受けて伊勢へと向かう事になった。
ということで。
昨日のブログ「伊勢神宮 外宮」のつづきです。
朝一で外宮へお参りした後、内宮へ移動。
午前9時頃、内宮前の駐車場に車を入れ、はじめての伊勢神宮 内宮へ。
相変わらず10月とは思えない陽射しの強さ。
参道も植木も美しく整っていてとにかくきれい。
この時間はまだ人も少なくて良い感じ。
なんだかんだ言ってもコロナ禍中ですから、なるべく人の多い場所には行きたくないので。
というか、それ以前に人混みが苦手。
五⼗鈴川の御⼿洗場。
ここで清めてからお参りします。
神馬、草新号に会えました。
ここで、神馬にあった事が、この旅後半への布石になるとは、この時には知る由もありません。
苔むした岩の表情。この写真を撮った直後、石垣の上から白っぽい大きな蛇がすーっと降りてきたので、あわててカメラ(スマホ)を構えようとすると、すぐに草むらの中に入って去っていきました。
なんとなく迎えてもらったようで気持ちが高まった瞬間。
本当にどこを見ても美しく、空気がきれい。
ゆっくりと時間をかけて内宮のエリアもほぼ全部周れたと思います。
気持ちの良い時間を過ごす事が出来ました。
ありがとうございます。
「お出かけの記録」
「2023 渋谷考」というブログ投稿をした時に思ったのですが、このブログには、音楽活動の事や、映画、音楽の事が主に書かれていて、どこかに出かけた話がほとんど書かれていない。
そこで、たまには過去に遡って写真フォルダを漁り、どこかに出かけた話も書いてみようかな、と思い立ちました。という事で
お出かけの記録
2021年、コロナ禍中ではあるが勢いが若干衰えていた一時期。
ある密命を受けて伊勢へと向かう事になった。
伊勢といえば、伊勢神宮。
これまで一度も行った事がない、かねてから行きたかった所。
もちろんお参りしてきました。
まずは外宮へ。
早朝(7時半頃)に着いたので、人も少なく、ゆっくりとした良い時間を過ごす事が出来ました。
しかし・・・
この写真奥に写っている一団には、辟易。
御朱印をいただくために授与所へ向かうと、この一団が授与所前で大きな声でなにやら騒いでいる。
お守りやお札類何をいただけばよいのか、もめているような感じだったので、横を通って先に御朱印をいただこうとしたら、中の1人が「先に行かせるか!」とばかりに私の前に割って入り、「御朱印!」と言って1万円札を授与所の窓口に投げつけるように渡す。そして「領収書!」と。
300円の御朱印に、1万円を渡す(投げつける)のも酷いが、領収書!?御朱印の領収書ってなんだよ。
しかも300円の領収書。何に使いたいわけ?
さらに、この男、どうやら御朱印帳を持っていない。
「御朱印帳は?」と聞かれて「ないけど!」「買えばいいのかよ!?」と酷いやりとり。
せっかくの朝の佳き空気、神々しい雰囲気が台無し。
こいつらの話の内容で色々分かってしまったのは、こいつらG馬県O市から来た、キャバクラ従業員の一団だという事。見た目的には、歳の頃なら20代~30代前半。安っぽい生地の変なスーツに変な靴。
すっかり気分を害されはしましたが、不思議なほどに怒りの感情は湧いてこず、せっかくの伊勢神宮、平穏な気持ちで、そんな一団とはなるべく一緒にならぬよう、ゆっくりとお参りしながら、外宮をほぼ周りつくしました。
朝の陽射しの煌めきが美しく、神々しさを感じます。
この旅の間、10月とは思えない暖かさ、陽射しの強さでした。
苔と落ち葉、そして流れる水、この色合い、陰影の美しさ、いつまででも見ていられます。
伊勢神宮 外宮の神聖な空気を体に浴び、胸いっぱいに吸い込み、この後、内宮へと向かうのでした。
「お出かけの記録」
昨夜、ラジオ川越、おなじみの番組『ナックルヘッドのハッピーMONDAYエンタメアワー』にloachがゲスト出演。
弾き語りで2曲披露しているのだけど、聴き入ってしまいました。
※番組はYouTubeで聴取出来ます
1曲目の「White & Blue」は「白と青のクレヨンで俺たちを描こう」という一節で始まる歌。
丁寧に爪弾かれるギターの音色と、歌詞の世界がすーっと心に入ってくる。
最近、言葉がしっかりと入ってくる音楽ってなかなか巡り合えない気がしていて、本当に貴重。
loachとあいみょんぐらいじゃない?
今のは、若干冗談ですが、まじめに考えてみると、今、親交のあるミュージシャン、信頼できるアーティストの人たちに共通している点かも。
言葉を大事にしている、言葉がすっと心に届く。
もう1曲披露した「LAIKA」
ライカといえば、あれとあれが思い浮かぶのだけど、あれはLeica、ではもうひとつのあれに関わりあるのかな?
loachの解説?を聞いて、やっぱりというか、納得というか。
曲調の浮遊感や、繰り返しの虚無感。
直接的な言葉では語っていないのに、すごく伝わってきていたので、それを踏まえて、もう1度聴き直したらラストでちょっと涙出た。
気になる方は、番組を聞いてみてください。
さて、そんなloachと、来月久しぶりに一緒にLIVEやります。
(そのことにからめて番組内でも「どるたんとの出会いエピソード」などを、語ってくれていました)
久しぶりの川越、久しぶりの大黒屋食堂。
これとても良いLIVEになりそうな予感がしております。
ぜひ、ご来場ください!
と最後は告知になってしまいましたが、どうぞよろしくお願いいたします。
あ、そういえば番組内で、どるしゃあの「Emiliani」も流してくれていましたね。
ナックルヘッドのお2人、どうもありがとう!
埼玉県川越市仲町5-2
049-227-3290
OPEN 17:00/START 18:00
チャージ 3000円+オーダー
【出演】
loach、どるたん
※PAなしの生音でのLIVEです
「2023 渋谷考」というブログ投稿をした時に思ったのですが、このブログには、音楽活動の事や、映画、音楽の事が主に書かれていて、どこかに出かけた話がほとんど書かれていない。
そこで、たまには過去に遡って写真フォルダを漁り、どこかに出かけた話も書いてみようかな、と思い立ちました。という事で
お出かけの記録
昨年の夏、なんとなくドライブに出て、なんとなく立ち寄った雀川砂防ダム公園。
八高線沿いの県道、飯能寄居線を飯能から寄居方面に向かい、小川町の少し前で左に曲がり、山の中へと入っていくとあるのがこの公園。
ここに来るのは、二度目。
近くの温泉に入った後、なんとなく車を走らせ、なんとなく見つけたこの場所で、夕涼みをしたのは何年前だったか。
そしてなんとなく気に入っていたこの場所へ、数年ぶりになんとなく行ってみた。
そんな感じ。
野外ステージがあって、こういう場所で演奏したら気持ち良さそうだけど、まあ、色々と難しいかな。
これが雀川砂防ダム。
こじんまりとしているけど、がっしりと無骨な見ためで、好きなタイプ。
周辺が遊歩道になっていて、少し登るとダム名の入った石碑。
山越しに見る昼間の月が趣があって美しい。
スマホの写真だと、よくわからないけど、色々な場所から見上げては、しばらく見とれていました。
子供たちが安全に水遊びが出来るように作られたであろう水路。
帰りにもう一度振り返り、野外ステージの遠景を撮影。
山を少し降りて、県道に合流する手前にある神社に立ち寄ってみました。
名前は日影神社。
なかなかに素敵な佇まい。
ダムや野外ステージも建造物として大好きだけど、こういう神社の佇まいはまた格別。
「お出かけの記録」
今朝、SNSを開くと一番初めに目にしたのが、マウリツィオ・ポリーニの訃報。
知人のYさんの投稿で知る。
Yさんは、ポリーニの初来日から最後の来日公演まで観ているという方。
この方の投稿で知る事が出来たのは、それこそ不幸中の幸い。
中途半端な人が書いた中途半端な追悼コメントなんかで知りたくないので。
その後、タイムラインに流れてきたのがドイツ・グラモフォン(日本版)の投稿。
次に、やはりドイツ・グラモフォン(日本版)の投稿で、ドイツ・グラモフォン社長クレメンス・トラウトマンのコメント。真摯で素敵なコメントでした。
ここまで読んで「ああ、本当に死んだんだなぁ・・・」と、軽い喪失感。
と同時に不思議なやるせなさというか、つらさというか、なんとも言えない気持ちが込み上げてくる。
この感情は今年2度目なのです。
どんな感情か、言葉では伝えづらい変な感情。
なので、現象を伝えると、このブログでポリーニの事を書いたばかりなんです。
1か月近く前の事なので書いたばかりというと、若干語弊があるけど、感覚的にはつい先日書いたような感覚。
それは、2月29日に投稿した、「マウリツィオ・ポリーニ/1996年 ミラノ スカラ座」という文章。
これは「私を形成しているもの」音楽部門、として書いたもの。
そして、今年2度目というのは、先月、小澤征爾氏の訃報に接した時のこと。
やはり、小澤征爾氏のことを、ブログで取り上げたばかりだったのです。
それは、1月25日に投稿した、「小澤征爾『ボクの音楽武者修行』」という文章。
これは「私を形成しているもの」本部門、として書いたもの。
クラシック音楽の事を取り上げる事はあまり多くないこのブログで、2か月つづけてこうゆうことがあるなんて、なんだかやるせない気持ちです。
ブログに取り上げるという事は、その文章を書いている間、その人の事を考え、音楽を聴きながら書いていて、その後も色々音源や映像を、聴き返し観返しているので、その後、訃報に接した時に、ちょっと驚きが大きくなる。
簡単に言うと「あなたの事をつい最近思っていたのです。あなたの音楽をつい最近真剣に聴き込んでいたのです。」という状況。そんな時に接する訃報なので、ちょっと自分でもよくわからないモヤっとしたというかなんというか、とにかく変な感情が込み上げています。今年2度目の。
そして変な感情のままポリーニのCDを聴いていました。
これは、ブログに投稿した1996年 ミラノ スカラ座公演を観て、すぐにBresciaのCDショップで購入した物。ブログに書いたように、苦手だったベートーヴェンの曲を好きになるきっかけになった公演だったので、しっかりその日演奏された曲が入ったCDを探して買いました。思い出深い1枚。
中でも「ワルトシュタイン」は、ポリーニ以外の演奏でも思い出があり、自分にとって特別な思い入れのある曲。(自作曲「Brescia」の歌詞にも登場します)
第2楽章の音の広がりを全身で感じているうちに、ちょっと泣きそうになりました。
さらにこのCDの最後は「Les Adieux」(日本題:告別)なので、さすがに込み上げてくるものがありました。
ポリーニについて語るべき何かがあるわけではありませんが、私なりに思い出のある人、思い出のある音楽なので、今、感んじているままの心を書き記しておきました。
大好きなピアニストでした。
私とは比べものにならない、深い大きな悲しみに包まれている方もいるかも知れません、もし私の文章が不快だったらごめんなさい。
今の自分を形成する一部になっていると言えるほど印象に残る様々なものを「私を形成しているもの」としてとりあげていきます。他のSNSなどに投稿したものを加筆修正して再掲載しているものもあります。
※この下に書かれた年号は作品の発表年ではなく私がその作品に初めて触れた(と思われる)年。またはそのイベント、出来事を経験した年。
※ただの思い出話です。
『リトル・フォレスト』夏・秋 2014年 日本
『リトル・フォレスト』冬・春 2015 日本
まったくなんの前知識もなく、ネット配信で観た映画。
特に何を期待して観たというわけではないのだけど、自分にとって大切な映画のひとつになりました。
自然豊かな場所が舞台という事、橋本愛が出ている事、それだけをタイトルと画像から感じ取り、説明文などは全く読まずに適当に夏・秋編をはじめに観たのだけど、これ、実は順番があった。
この映画『夏』『秋』『冬』『春』の順番。
4部作でそれぞれが1時間程度の映画になっている。
公開時には、夏・秋編、冬・春編、として2本一組で上映されたとの事。
たまたま、順番通りに観る事が出来て良かった・・・と、春編のラストを観た時に思うのだけど、それまではさほど話の展開など気にならなかった。
というのは、この映画、自然豊かな北国の小さな集落で一人暮らす女性、いち子(橋本愛)の日々を、(特に食べ物に焦点をあてて)淡々と描いているような作りになっているから。
田畑を耕し、野山で山菜や果実を採り、自給自足に近い生活をしているいち子。
作物を育て、収穫し、料理し、食べる。
料理方法を本人のモノローグで解説する。
ちょっと田舎暮らし料理紹介のドキュメンタリー映画みたいな作りで、なんとなくそれだけを描いているような感じもしてくるのだが、いち子の母が突然失踪した事、いち子は一度都会に出たのだが都会の生活に疲れて田舎に戻った事などが、徐々に明かされていく。
そんな感じ。
まあなんというか、とにかく、美しく愛おしい映画でした。
それぞれの季節ですっかり表情を変える野山、田畑の風景がとにかく美しく愛おしい。
農作物や果実、それを使って作られる料理の数々がとにかく美しく愛おしい。
そこで暮らす人々の姿がとにかく美しく愛おしい。
そしていち子が美しく愛おしい。
いち子が友人キッコ(松岡茉優)と過ごす時間も好き。
この映画には、美しく愛おしいもの、好きが溢れています。
悲しさや切なさも描かれていますが、それを抱えて生きる姿がまた愛おしく思えてきます。
この映画を観ると、何か心が少しだけきれいになるような気がします。
日々の生活で体と心にまとわりついた汚れを落としてくれるような、そんな感覚。
※この文章は、2020年に他SNSに投稿したものを加筆修正して掲載しています