Category Archive : 音楽

1980年2月、The Police初来日公演

私を形成しているもの

今の自分を形成する一部になっていると言えるほど印象に残る様々なものを「私を形成しているもの」としてとりあげていきます。他のSNSなどに投稿したものを加筆修正して再掲載しているものもあります。
※この下に書かれた年号は作品の発表年ではなく私がその作品に初めて触れた(と思われる)年。またはそのイベント、出来事を経験した年。
※ただの思い出話です。


1980

Policeの1stアルバムは、出たばかりの頃、たまたま安い輸入盤を発見して購入。
その音の勢い、演奏、歌声、キャッチーなメロディー、サウンドの新しさにすっかり夢中になり、聴きまくった。あっという間に全曲、鼻歌(歌詞はでたらめ)で歌えるほどに。

THE POLICE - Out Landos d'Amour
THE POLICE – Out Landos d’Amour

2ndも出てすぐにやはり輸入盤で購入。
1st同様に、すぐに全曲憶えてしまった。
勢いは1stの方がまさり、若干落ち着いた感じもするけど、シングルカットして大ヒットした「孤独のメッセージ」をはじめ、憶えやすい曲が多く、それでいて新しい感覚を持っている、素晴らしいアルバムだと思った。

THE POLICE - Reggatta de Blanc
THE POLICE – Reggatta de Blanc

そんな時に決まった、Policeの初来日公演。
しかし、チケットは取っていなかった。
当時(今もか)、「好きなアーティストが来れば必ず観に行く!」というほどのモチベーションも財力も無かったから。

なんせ、コステロの初来日やブロンディの初来日にも行ってない程ですので。
(それどころかポールの初来日も、ストーンズの初来日にも行っていない!なのに、ディランの初来日武道館には3回、ジョージの東京ドームには2回行っているという偏りっぷり)

そして、東京公演(中野サンプラザホール)当日。
その頃、通っていた某専門学校での事。
昼休みに学食にて、ザワザワと騒ぎ出す一団「今日、Policeの当日券出るらしい!」と。
そして「みんなで行こう!」と盛り上がっていた。
私は、さほど仲が良かったわけでもないのだが、なぜか声をかけてもらい、いつのまにか一緒に行く事になっていた。

今考えると不思議なのだが、珍しくチケット代ぐらいは持っていたのだな。
で、ぞろぞろと(8人ぐらいかな)、中野サンプラザへ。

当日券をゲットし、中に入ると私達の場所は2階席の階段状になった通路。
そこで立見。

当時、1978年レインボーの札幌公演で死者が出て以来「立つな」「自分の席から移動するな」など、規制が厳しくなっていたはずなのだが。
消防法的にもアウトでしょ。
でも、なぜか、その日はOKだったのだ。
それでいいのだ。

通路は満員電車状態。
2月なので、厚着です。
私は米軍払い下げのトレンチコートを着ていました。

1曲目の「Next To You」が始まると同時に(今で言う)モッシュ状態。

2階の階段状通路で。
危険極まりない。

前述のように、この時出ていた2枚のアルバム(さらにシングルだけの曲も)すっかり憶えていた私なので、決めのフレーズ部分はPoliceの演奏と一緒に大声で歌いまくりました。

♪Message in a Bottle~♪

♪Some May Say, I’m wishing my days away~♪

♪I can’t, I can’t, I can’t stand losing♪

♪So Lonely~So Lonely~♪

こんな感じでアンコールラストの「Born in the 50’s」までPoliceと共に突っ走りました。

♪ We were born~ Born in the fifties~♪
(私の周り、たぶんみんなBorn in the 60’sと歌っていたと思う)

いや~、最高に楽しかった!盛り上がった!!

けど、大問題が発生。
全身汗まみれです。
真冬です。

とりあえずトイレでコートの下に着ていた物(上半身)を全部脱ぎ、コートの下は上半身裸の状態で帰りました。

中野サンプラザから埼玉の我が家までドア・トゥ・ドアで1時間余り、しかも地元駅から家まではバイク(スクーター)。

結果、風邪をひき、しばらく寝込むという、そんな冬の日の狂乱の記憶。



※画像はネット上から拝借
※過去のブログ、SNS投稿からの抜粋編集です

David Bowie『Diamond Dogs』

私を形成しているもの

今の自分を形成する一部になっていると言えるほど印象に残る様々なものを「私を形成しているもの」としてとりあげていきます。他のSNSなどに投稿したものを加筆修正して再掲載しているものもあります。
※この下に書かれた年号は作品の発表年ではなく私がその作品に初めて触れた(と思われる)年。またはそのイベント、出来事を経験した年。
※ただの思い出話です。


1976

David Bowie – Diamond Dogs [1974]

David Bowie - Diamond Dogs
David Bowie – Diamond Dogs

私の音楽リスナー史に、とても大きな足跡を残しているのが、このアルバム。

David Bowie 『Diamond Dogs』

これ以後、David Bowieの音楽は、常に心の中にあり続けました。
今もあり続けます。
(未だにDavid Bowieが死んだ事を良く理解出来ていません)

このアルバムが出たのが1974年、購入したのは1976年。
私にとっての「初めてのDavid Bowie」が、このアルバム。

それだけに一番思い入れの深いアルバムです。

なんせ、高校生の頃、授業中にこのアルバムの曲が頭の中に流れてくると、いてもたってもいられなくなり、無断早退。家に帰りこのレコードを聴き狂っていた時期があるほど。

冒頭の深い霧の中から響くような犬の遠吠えを聞くだけで、これから始まるめくるめく世界に胸がときめきます。

「Sweet Thing」の高く伸びる切ない歌声を聴くとゾクゾクします。

「Rebel Rebel」のギターリフに心が躍ります。

「We are the dead」の暗いイントロからの歌声にまたゾクっときます。

「1984」のイントロギターを聴くとまたまた高まります。

特に「We are the dead」の右のスピーカーから聴こえてくる高音パートの歌声がたまらなく好きで、聴こえてくる度にゾクっとするのですが、その中でも中盤部分の’Now I’m hoping some one will care’のcare~♪には、鳥肌がたつほどゾクゾクします。

そしてこの部分が頭の中に流れ始めると、もう学校になんかいたくなくなるわけです。

そんな高校1年生でした。



※画像はネット上から拝借
※過去のブログ、SNS投稿からの抜粋編集です

映画『小さな恋のメロディ』

私を形成しているもの

今の自分を形成する一部になっていると言えるほど印象に残る様々なものを「私を形成しているもの」としてとりあげていきます。他のSNSなどに投稿したものを加筆修正して再掲載しているものもあります。
※この下に書かれた年号は作品の発表年ではなく私がその作品に初めて触れた(と思われる)年。またはそのイベント、出来事を経験した年。
※ただの思い出話です。


1976

自分を形成する「映画」となると、この映画に触れないわけにはいきません。
『小さな恋のメロディ』
1971年イギリス映画

1971年公開の映画ですが、映画館では観ていないので初めて観たのは(たぶん)1976年のTV初放映時。その時私は15歳。

女の子にも興味を持ち、小さな恋の1つ2つぐらいは経験し、洋楽の知識も多少ついてきた頃だったので、まあまあ良いタイミングでの初見でした。

映画館での公開時は10歳。(映画の中の2人は11歳で恋の逃避行!)
この映画(特にマーク・レスター)は、日本で大人気だったので、10歳の小学生でも映画の事は知っていました。

なので、待ちわびての初見。

この映画の何が好きかって、実は、緑の瑞々しさ。

思わず自分でも「そこ!?」って突っ込みを入れたくなりますが、終始「きれいだなぁ・・・」と画面に見とれていました。

これイギリス映画全般に言える事だと思うのだけど、緑と茶色がすごくきれい。
憂いのある瑞々しさに惹きつけられてしまいます。
アメリカ映画ともイタリア映画とも、もちろん日本の映画とも全然違う自然の色の深みがあるような気がするのです。

この映画を見てから永年ずーっと言い続けているイギリス映画の色の深さと瑞々しさ、色の質感。(特に緑と茶色)

で、映画の内容は、もちろん好きです。
恋愛感受性低めの私でも胸がキュンとします。

そして映画と音楽の幸せな関係性が素敵。
音楽を聴くと映画のシーンが心に浮かびます。

サントラ盤も高校生の時に買いました。(名盤!)

(画像はネットからのひろいもの)

Frank Zappa『Apostrophe(‘)』

私を形成しているもの

今の自分を形成する一部になっていると言えるほど印象に残る様々なものを「私を形成しているもの」としてとりあげていきます。他のSNSなどに投稿したものを加筆修正して再掲載しているものもあります。
※この下に書かれた年号は作品の発表年ではなく私がその作品に初めて触れた(と思われる)年。またはそのイベント、出来事を経験した年。
※ただの思い出話です。


1976

Frank Zappa – Apostrophe(‘) [1974]
初めて聴いたZappaのアルバムがこれだった事は、Zappaの入口としては実に幸運だったと思う。
忘れもしない高校1年生の時。
難解とか変態とか言われがちなZappaだけど、ストレートにかっこいいと思ったし、実に楽しかった。

Frank Zappa – Apostrophe(')
Frank Zappa – Apostrophe(‘)

まだ、あまり広いジャンルの音楽を聴いていなかった頃、すんなりと聴く事が出来たのは、このアルバムがZappaの中では、ポップ音楽的要素が強いアルバムだというのもあるけれど(あくまでもZappa作品の中での話、一般的な意味では全然ポップではない)、前衛的な音楽、実験的な音楽という意味では既にビートルズの洗礼を受けていたし、音楽ではないけど筒井康隆の小説をたくさん読んでいたし、何より面白い物は形に囚われずに取り入れる脳みそと精神性を持っていたからだと思う。

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The Rolling Stones『BLACK AND BLUE』

私を形成しているもの

今の自分を形成する一部になっていると言えるほど印象に残る様々なものを「私を形成しているもの」としてとりあげていきます。他のSNSなどに投稿したものを加筆修正して再掲載しているものもあります。
※この下に書かれた年号は作品の発表年ではなく私がその作品に初めて触れた(と思われる)年。またはそのイベント、出来事を経験した年。
※ただの思い出話です。


1976

The Rolling Stones – BLACK AND BLUE [1976]
これが私のベスト・オブ・ストーンズ・アルバム。

The Rolling Stones – BLACK AND BLUE

というのも、初めてオンタイムで買ったストーンズのアルバムがこれなのです。
たしか、高校1年生の時で、それまでは、ストーンズは初期のベストしか持っていませんでした。

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