映画の挿入歌(David Bowie編)

映画の挿入歌(David Bowie編)

私はDavid Bowieが大好きなのですが、映画の中で突然David Bowieの音楽が流れてきて、軽く驚くことがままあります。
David Bowieの大ファンであれば「この映画にはBowieのあの曲が使われている」なんて事は、全て把握しているのかも知れませんが、私には、そういった探究心はあまりなくて、さらに映画を観る前に、あまり余計な情報は仕入れたくないタイプなので、映画の中で突然Bowieの曲に出会う度に、秘かに小さな喜びを感じているのです。

前日のブログ 『映画の挿入歌のお話(MCU編)』に、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で流れたBowieの曲について書きましたが、David Bowieの曲が映画から流れてくる事は、けっこう多くあります。
David Bowieといえば「Sound+Vision」の人だけに、映画との親和性がとても高い。

宇宙を舞台にしたSF映画では「Space Oddity」「Starman」などなど、犯罪やサスペンスに似合う曲もあれば、「Heroes」のように切り口によって色々な映画に似合う曲もある。

「David Boiwe 映画挿入歌」で検索してみれば、こんなページがヒットするほど

で、実は、私がまっさきに取り上げようと思った映画が、この12選にも30作品にも入っていないのです。

それは『ワンダーストラック』という映画。
この映画に関する予備知識、全くない状態で、DVDのジャケット画像だけを見て「なんとなく観たい」と判断した映画です。

この映画を選んだのは大正解で、舞台は博物館、美術館、時を超えて巡り合う少年と少女、映像の美しさ、モノクロとカラーをとてもうまく使った映像表現、などなど、個人的な大好きポイントで溢れています。
そして、この映画の重要な場面で流れるDavid Bowieの曲。
高まらないわけがありません。高まったことは高まったのです。

ただ、この映画をはじめて観た時のメモにこんな事が書いてあります。
人に見せるために書いたものではないので、若干辛らつです。ごめんなさい。

基本的に面白かったし、モノクロの映像とカラーの映像で時代を分けている手法も良かったし、映像もきれいで素敵だったのだけど、この題材だったら、もう少し面白く出来なかったかな・・・とも思ってしまう。
特に後半、説明的な種明かしが、がっかりポイント。ドラマの中で少しずつ真実がわかっていくようなうまい見せ方が出来れば、もっともっと良い映画になっていたような気がする。音楽も無駄遣い。あの曲を使うのなら、もっとインパクトを残せたはず。

初見の時は、正直、若干残念な気持ちもあったのです。
というより、基本的に好きだからこそ、もっと上を望んでしまったのでしょう。
ただ、やっぱり題材や映像が素敵なので、後に配信で見直して、好き度はアップしました。

感想のメモを書いた後に、ひとつわかった事があります。
この映画の監督は、トッド・ヘインズ。
聞いた事ある名前だな、と思ったら『ベルベット・ゴールドマイン』の監督でした。
『ベルベット・ゴールドマイン』 を観た時にも感じた事。
「この題材だったら、もう少し面白く出来なかったかな」と。

でも この映画には(『ベルベット・ゴールドマイン』よりも)好感を持っています。


他にもいくつか映画を取り上げようと思っていたのだけど、長くなりそうなので、この項、一旦終わり。
David Bowieの曲が使われた映画は、上でリンクした「12選」や「30作品」を参照してください。(手抜き)


【映画の挿入歌関連】

Dorutan


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