映画の挿入歌(MCU編)

映画の挿入歌(MCU編)

昨年11月に公開された映画『エターナルズ』、公開初日に映画館で鑑賞しましたが、早くもDisney+での配信が始まったので、改めてじっくりと(2回)見直しました。
で、感想を書こうと思ったのだけど、私のようなタイプの人間(?)は、まず冒頭の音楽で、ものすごく高まるのです、この映画。

映画の中で、大好きな曲が、とても素敵な場面で流れると、高まりますよね?

そんなわけで『エターナルズ』の感想は、またの機会にして、映画の挿入歌の事を少し書いてみたいと思います。

ただ、何が流れるのか知らずに観た方が、その曲に出会った時の高まり具合も一入かと思うので、この先を読むかどうかは、個人の判断におまかせいたします。
ちなみに『エターナルズ』冒頭に流れる曲名や、『アベンジャーズ/エンドゲーム』冒頭に流れる曲名、なども書きますので、ご注意を。


という事で『エターナルズ』冒頭で流れる曲は、Pink Floyd「Time」。
印象的な曲の頭の一音が流れた瞬間から、ゾクっとしました。その音楽に合わせて、映画の場面は、紀元前5000年から現代のロンドンへ。
この冒頭の数分間だけでも、映画を観る価値があると思えるほど。


『アベンジャーズ/エンドゲーム』の冒頭では、Traffic「Dear Mr. Fantasy」が流れます。
ゆったりとしたギターのアルペジオで始まるイントロが流れてきた時には、唐突過ぎて一瞬何の曲か思い出せませんでした。
歌が始まり「Dear Mr. Fantasy」だと気づいた瞬間に涙が出ました。
歌は、冒頭の一区切りしか流れずにフェードアウトしていくのですが、それだけで充分。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の衝撃のラストを受けての、この歌、この歌詞。

Dear Mister Fantasy, play us a tune
Something to make us all happy

私のように英語力がそれほどない人間でも、このフレーズは、ストレートに心に刺さりました。


対照的に、心が弾んで、思わず(心の中で)快哉を叫んでしまったのが『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のラストシーン~エンドロールその1で流れた曲、Go-Go’sの「Vacation」
ハイスクールの修学旅行先(ヴェネツィア他)での事件を描いた映画なので、安易といえば安易な選曲ですが、映画のテンポ感やエンドロールその1のポップな雰囲気に最高にマッチしていて、小躍りしたくなるほどの高揚感を味わいました。


もうひとつ、最高に高揚したのが『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の中で流れた、David Bowie「Moonage Daydream」
この映画の主人公は、母親が作った70年代ヒット曲集カセットテープを宇宙船の中で鳴らしているような男なので、最初から最後まで、何か曲がかかるたびに胸弾みます。

その中でも、この曲が流れた時は、さすがに「おおっ!」と小さく声が出ました。
宇宙を舞台にした映画では定番ともいえる70年代David Bowieの宇宙物ですが、この映画で流れたのは、なんとなく意表を突かれた感があり、喜びも大きかったのです。



ここまで取り上げたのは、全てMCU(マーベル・シネマティック・ユニヴァース)の映画。
MCUの映画では、印象的な挿入歌が使われている物がとても多いのですが、その中でも、特に個人的な趣味嗜好のど真ん中にヒットして心を揺さぶられたのが上記4曲。
こういう出会いがあると、これまでの人生で、ロック(に限らず色々な音楽)を聴いてきて本当に良かった、と思わずにいられません。


この後、映画の中で偶然出会ったDavid Bowieの楽曲をいくつか取り上げるつもりだったのですが、上記4曲でけっこう長い文章になってしまったので、また別の機会に書く事にいたします。


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Dorutan


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