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「ラジオ深夜便」表記のゆれが気になる件

突然ですが私、ラジオ番組、特にNHK FMのラジオ番組が好きで、学生時代には、カセットテープ、のちにHi-8デッキを利用したPCM録音などで、エアチェックしまくっていました。

そして、最近では、番組表を指定すると、簡単に予約録音出来る便利なPC用ソフトを活用してエアチェックを続けています。

毎日、いくつもの番組を録音しているので、聴くのが追いついていないのですが、それでも、毎朝「古楽の楽しみ」だけはしっかり聴いています。

それはいいのですが、録音した番組の整理。
昔は、カセットテープのインデックスを手書きしたり、FM雑誌の番組表(曲目入り)を切り抜いて貼ったり、そういう作業をしていましたが、今はPC上で簡単に出来ます。

予約録音しておけば、ファイル名=番組名(番組によっては特集タイトルまで)のファイルが出来上がっているという按配。

これ、まだ未整理の状態なのですが、今回は「ラジオ深夜便」に絞って書いていきます。

「ラジオ深夜便」は、予約録音したままの状態だと、番組名+コーナータイトル(2時台が「ロマンチックコンサート」、3時台が「にっぽんの歌こころの歌」)だけのファイルが出来ています。
これだけだと、何が録音されているのか分からないので、せめて特集名までつけた状態にしたい。
というわけで、番組WEBサイトから、その日の特集名をコピペしてファイル名に付け加えるようにしています。

この番組WEBサイト内での表記のゆれが非常に気になっているのです。

例えば、特集名として「作家で綴る流行歌」というのがあります。
これが、日によっては「作家でつづる流行歌」と平仮名表記されています。

また例えばこれは、ファイル名を整理している途中の状態なのですが

「矢沢永吉作品集」が3つある中で、ひとつだけ「矢沢 永吉 作品集」となっています。
半角スペースが2箇所に入っている。
これに限らず、WEBサイトに登録する人の癖なのだろうけど、やたらと半角スペースを入れる人がいます。
そして「名盤回顧」を見ると、「名盤回顧」の後ろに何もないもの「:」があるもの「 」(半角スペース)があるもの、アルバムタイトルのかぎかっこの形状が違うもの、アルバムタイトルの後ろに「から」と書かれているものいないもの。

他にも、区切りに使用している記号が人によって違うみたいで「・」だったり「:」だったり全角スペースだったり半角スペースだったり何もなかったり。

例えばこんな具合

ラジオ深夜便▽にっぽんの歌こころの歌_昭和歌謡・スター・セレクション: 吉永小百合作品集
ラジオ深夜便▽にっぽんの歌こころの歌_昭和歌謡 スター セレクション: 吉永小百合作品集

ただ、こういう面での表記のゆれは、若干仕方ないとも思えるのです。
スペースがあるとかないとか、記号が違うとか。
あと、外国人名の表記「デビッド」か「デヴィッド」か、みたいなものも、まあ仕方ないこちらで統一しますよ。
と思えるのですが、そちらでつけた特集名ぐらいは統一しませんか?

前述の
「作家で綴る流行歌」
「作家でつづる流行歌」
の他にも

「クラシックへの誘い」
「クラシックへのいざない」

「ヴィンテージ・ロック」
「ビンテージ・ロック」

など、けっこうあります。
担当者の方、よろしくお願いします。

なんて書いてみたけど、まあ、別にどうでもいいっちゃ、どうでもいい。
こちらでやるので。
ただ、気になる、という独り言的な話でした。


それはそうとして。

しかし。

何やっているのかな、私。

若き日にエアチェックしまくったテープ類は既に手元になく、それどころか、所有枚数、それぞれ1万枚を超えていたレコードとCDも、ほとんど手放して、今は各数百枚程度しか所有していない。
それも「こんなにレコードやCDがあっても、この先の人生一度も聴かない物の方が多いだろう!」と悟っての断捨離的行為だったはずなのに、今度は、この先の人生一度も聴かないかも知れない音源データを溜め込んで、日々整理に勤しんでいる。
いくら場所を取らないデータだといってもねぇ・・・

ただ、今もそうなんだけど、私、PCの前にいる時間が圧倒的に長く、その間、録音したラジオ番組を流しているのが、なかなかに心地よく、日々、割りとしっかり聴いているのです。

いや、しかし、その間も新たな番組がどんどん録音されているわけで、やっぱり何度も聴きかえすようなデータはないのかも知れない。

でも、まあ、そうやっている「今」が楽しいのだから、それでいいか。

Oh By Jingo!

先日のGoodstock Tokyo公演へ向かう車中での事。
この日は、土曜日の昼公演と言う事で、家を出たのは朝8時。
という事は、NHK FMでピーター・バラカンの「ウィークエンドサンシャイン」放送中。
その後、9時からはゴンチチの「世界の快適音楽セレクション」という流れ。

ふだんは家で聴いている番組を車で聴くのは、なかなか良い感じ。

さて、バラカンさんの方は、途中からでしたが、David Crosby関連の音源をいくつか聴く事が出来ました。
ちょっとセンチメンタルな気持ちになりつつも、土曜日の朝、これからライヴ演奏に向かう車中で聴くのには、とても良い。

その後は「世界の快適音楽セレクション」。
実は、今までのは、前置き。
このブログを書こうと思ったのは「世界の快適音楽セレクション」で聴いた音楽が素晴らし過ぎたから。
音楽も素晴らし過ぎたけど、知的大興奮(?)みたいな感じで脳内に変な汁が出まくり、途中からは笑いながら運転しつつ聴いていました。

「世界の快適音楽セレクション」は、ほぼ毎回聴いていて、とても面白い音楽に巡り合える事が多いのだけど、今回は、その中でも特に当たり回!!というか個人的なツボに直撃回でした。

テーマは「ジの音楽」。
曲名や、演奏者の名前に「ジ」がつくもの、という何とも大雑把なテーマ。

そのなかで、衝撃的にツボったのが、灰田勝彦「真赤な封筒」。
どこにも「ジ」がつかないんだけど、たぶん、元の曲のタイトルに「ジ」がつくから選曲されたような気がします。曲(とそれにまつわる情報)が衝撃的過ぎて、その辺の説明ちゃんと聞いてなかった。

出だしの不穏な感じのドンドコドンドコという、ちょっとアフリカ系(個人のイメージです)太鼓音で、早くもちょっと変な世界に惹き込まれてしまいます。好きかも。
そしてどこかアラビックな香り(個人のイメージです)のするイントロでクラっとします。好き。
さらに歌が始まると、男声追っかけコーラス隊の「ん~ん~こりゃさのさ」と変にムーディーなコーラス。この辺で脳内に変な汁が出ます。大好き。
実は、この辺で、David Bowieの「After All」を想起していたのです。全然違うんだけど。
それが、この後で、知的大興奮につながっていく布石。そして不思議。

この曲、出だしこそ、こういう不思議な雰囲気なんだけど、割とスグにふつうに明るくなっていきます。その辺から「あれ、なんとなく聴いた事あるような気がする」と気づくのだけど、それは後述するとして。

とにかく、出だしから歌い出し最初のヴァースあたりまでが、個人的には大好き。David Bowie的ですらある(個人のイメージです)。

なんて事を思いながら、曲が終了。
そして、曲の説明を聴いているうちに、(個人的に)超驚きの展開が。
この曲は、洋楽の日本語カヴァーで、原曲のタイトルは「Oh By Jingo!」だという話。

ここで、「えっ!!」だか「はっ!?」だか、とにかく大きな声が出ました。

Oh By Jingoって!?
マジか!?

さっき頭の中に浮かんだDavid Bowie「After All」のなんだか不穏な男声コーラスが歌う呪文のような言葉なのです。Oh~B~y Jingo~♪

もしかして、この曲名が出典なのですか!?
それを知らずにたまたま、私は「After All」を思い浮かべていたのでしょうか!?

ちゃんとした学究的なDavid Bowieファンというかマニアならそんな事周知の事実だったのかも知れませんが、私はそういうタイプのファンではないので、ただただ「呪文的な言葉」だと思っていました。

でもそれゆえに、たまたま巡り合った偶然の情報に、声が出るほど興奮できるのです。
こういう瞬間、これまでにも何度となくあったけど、大好きです。

いやはや、それにしても、本当に驚き興奮しました。

さて帰宅後に「Oh By Jingo!」の事、「真っ赤な封筒」の事など調べて、YouTubeで色々聴いてみたけど「聴いた事ある」と思ったのは、たぶんドリフ版、なんとなく憶えています。なるほど。

しかし「Oh By Jingo!」にしても、「真っ赤な封筒」にしても、灰田勝彦版の出だしのような不穏なムード、David Bowie「After All」を想起させるような雰囲気は一切ないのです。

灰田勝彦版でなければ、音楽的な興奮も、知識面での興奮も味わえなかったというわけです。
巡り合えて良かった。


森山加代子「じんじろげ」の事も書きたかったのだけど、長くなったので、「Oh By Jingo!」に絞る事にしました。

感じる所は人それぞれ

各人、気持ち良いと感じる所は、色々あると思うのですが、それって、やっぱり人それぞれですよね。
という、至極当たり前の事を、最近改めて感じたので、ブログに書き留めておきます。

これまでも何度かこのブログで取り上げてきたNHK FMの番組「夜のプレイリスト」
少し前に、ケイ・グラントさんがパーソナリティーで、高中正義『SEYCHELLES』を取り上げました。

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『COBALT HOUR』

昨夕の、NHK FM「夜のプレイリスト」(再放送)は、清水ミチコがパーソナリティー。
紹介するアルバムは、荒井由実『コバルト・アワー』でした。

実は、この番組を聴くの、とても楽しみにしていました。
というのも、私、このアルバム、発売時にオンタイムで購入しているのです。
はじめて買ったユーミンのレコードです。
中学3年の時でした。

買った理由は、テレビやラジオで何度か聴いた「ルージュの伝言」が、妙に好きだった事。
ミュージックライフ誌など、当時買っていた音楽系の雑誌に大きく広告がうたれて、心動かされた事。
ジャケットに惹かれた事。
などなど。

当時、ビートルズや洋楽のアルバムをコツコツと買い集めはじめた時期だったので、若干の迷いはあったけど、たまには冒険してみようと、思い切って購入したのです。

しかし、当時の私には、正直あまり嵌らなかった。
なんとなく心に響かない。
まあ、恋愛経験ゼロの中学生、それじゃなくても恋愛感受性低めな私なので、ユーミンのおしゃれなラヴソングが嵌らなくても、仕方ないかも知れません。
私にとって遠いアルバムという印象。

結局、このアルバムは、ほどなく手放してしまいました。

とはいえ、その後、後追いで聴いた『ひこうき雲』や『ミスリム』は、すごく好きになったし、松任谷由実になってからのアルバムは、ほとんど全て買い続けていて、ものすごく好きなアルバムも何枚かあるのです。
特に『時のないホテル』は、もし私が「夜のプレイリスト」のパーソナリティーになったならば、間違いなく取り上げる1枚。

ユーミンの歌で、私の心に響きがちな部分は、恋愛模様的なあれこれではなくて、時の流れの儚さや無情、なのだなと、感じています。

そんな私が、今、『コバルト・アワー』を聴いたら、どう感じるのか。
手放してから、40数年!?
それ以来、たぶん通して聴いた事はないはず。
他のアルバムは、何度も通して聴いているのに、なぜか、初めて買ったこのアルバムは、ちゃんと聴いていない。

一目惚れした初恋の女の子、つきあってみたら、なんかうまくいかずにすぐに別れてしまった。たぶんそれは私がガキだったから。
あの初恋の女の子に、今、(あの時のままの女の子に)再会したら、どう感じるのでしょうか?みたいな気持ち。

で、聴きました!
清水ミチコの紹介で。

印象は、あの頃と同じでした。
好きな曲もあるのだけど、なんだか、ピンとこない曲が多いのです。
で、全体的に、あまり嵌れない。

まあ、歌詞は、当時(中学3年の時)より、なんとなく、実感として分かる部分も増えましたけど。
他のアルバムにも、あまりピンとこない曲は色々とあるのに、なぜ『コバルト・アワー』だけが、私にとって遠いのか、よく分からないのです。

出会うのが早過ぎたのでしょうか?


しかし、清水ミチコのユーミンものまねは、すごかった。
本当に、ユーミンがゲストで来てしゃべってるのかと思ってしまうほど。
『コバルト・アワー』は今も変わらず遠かったけど、この番組で聴くことが出来て良かった!

元気ですよと答えよう

「夜のプレイリスト」というNHK FMの番組がある。
どんな番組かと言うと

~私の人生と共に在った5枚のアルバム~
人生の節目に聞いていた思い出のアルバム、人生に決定的な影響を与えたアルバム、
毎夜1枚ずつのアルバムを紹介し、人生とのさまざまな関係を、一人のパーソナリティーが毎週5日間通してお届けします。
(「夜のプレイリスト」WEBサイトより)
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Tema D’amore

昨夜のNHK FM『ベストオブクラシック』は、村治佳織&奏一~岡山県津山市公開収録~の再放送。
(~2020年12月11日 津山文化センター 大ホールで収録~)

(写真はNHK FM WEBサイトより)

これ、初回放送時に途中から聴いたら、ものすごく耳馴染みのあるメロディーが流れてきて、すぐに心を持っていかれたのだけど、「あれ?これ大好きな曲なんだけど、何の曲だっけ?」って一瞬分からなかった。
すぐに「『ニュー・シネマ・パラダイス』の曲!」と気づいて、「録音しておけば良かった。」と激しく悔やんでいたのです。
今回の再放送は、バッチリ、エア・チェックしました。永久保存決定です。

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比類なきホルン奏者 デニス・ブレイン

今朝は、少し遅めの朝食を摂りながら、NHK FMで放送された
『名演奏ライブラリー 比類なきホルン奏者 デニス・ブレイン』
を聴きました。

以前、このブログで『ホルンの音が好き過ぎる』話を書きましたが、正直な所、ホルン奏者の事はあまり知らなくて、そんな中、数少ない名前を知っているホルン奏者、デニス・ブレインの特集ということで楽しみにしていました。

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BEATLES No.5

『夜のプレイリスト』というNHK FMの番組がある。
どんな番組かというと

~私の人生と共に在った5枚のアルバム~
人生の節目に聞いていた思い出のアルバム、人生に決定的な影響を与えたアルバム、
毎夜1枚ずつのアルバムを紹介し、人生とのさまざまな関係を、一人のパーソナリティーが毎週5日間通してお届けします。
(NHK FM『夜のプレイリスト』WEBサイトより)

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タンホイザー

FM放送を録音しておいたバイロイト音楽祭2019での『タンホイザー』
今朝、起きてから全編通して聴いた。(3時間半!)

途中で、パン焼いたりコーヒー淹れたりしたけど、ほとんどの時間音楽に集中する事が出来た。
ワーグナーの音楽、あんまり知らないんだけどドラマチックでとても面白い。
こんなに集中してしっかり聴いたのは初めてかも。

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