今期(2024年7月-9月)は、映画やTVドラマ同様に「観ていたアニメ」も、少な目。
前期(4月-6月)、前々期(1月-3月)共に6本ずつ観ていたのだけど、今期は2本だけでした。
『逃げ上手の若君』
観ていた本数は少なかったけど、この作品に出会えたことは大きな喜び。
鎌倉時代の終わり、北条一族のほとんどが討ち死、自害したなか、逃げ延びた北条時行が主人公。
ある程度史実に沿って描かれているのだが、この時代の事はあまりしっかりと知らなかったので、
話自体がとても興味深く面白い。
この辺の歴史もちゃんと捉え直したい気持ちになった。
とはいえ、10代~20代の頃なら、ちょっと興味が湧けばすぐに、この時代の(北条氏滅亡前後を書いた)歴史小説や、史実を考察した新書など、3~4冊サクっと読んだものだけど、そういう事が出来なくなって久しい。まあネットでちょっと調べたりはしたけど、なかなか腰を据えて本を読めない自分自身がもどかしい。
まあそれはともかく、この作品、若君を守る郎党たちのキャラクターがとても魅力的でそれぞれに一芸に秀でていて、素敵。こういうの大好き。
「逃げる」という事は、武士にとって最大の恥のような行為だけど、戦術的、戦略的に逃げる、そして力をつけて機を見て立つ。「逃げるが勝ち」とはよく言ったものだ。
(まあ史実として時行は最終的には勝てなかったわけだけど、局面、局面において勝ちを手にしてきたとも言える)
シーズン1では、諏訪に逃げてそこで身分を隠し、仲間を増やし、力を蓄えてゆく様子が描かれていたのだけど、シーズン2以後も制作される事を強く望んでいます。
『戦国妖狐 -千魔混沌編-』
1月期にやっていた『戦国妖狐 -世直し兄弟編-』のつづきなのだけど、どうも今シーズンは今一つ物語の世界に入り込む事が出来ず、ちょっと途中で脱落しかけた。まあ、一応このクールは全部観たけど。なんとなく絵もあまり好きになれないので、この後最後まで見続ける自信がない。『世直し兄弟編』は面白かったんだけどな。