Category Archive : MUSIC

Angelo Badalamenti の音楽

私を形成しているもの

今の自分を形成する一部になっていると言えるほど印象に残る様々なものを「私を形成しているもの」としてとりあげていきます。他のSNSなどに投稿したものを加筆修正して再掲載しているものもあります。
※この下に書かれた年号は作品の発表年ではなく私がその作品に初めて触れた(と思われる)年。またはそのイベント、出来事を経験した年。
※ただの思い出話です。

その他の私を形成しているものたち
私を形成しているもの 年譜(INDEX)


1991

時は1991年。
WOWOWで放送された連続ドラマ『ツイン・ピークス』
その中で流れる音楽が妙に心に残り、その後、発売されたサウンド・トラックCDを購入。

このCDを買ってからAngelo Badalamentiという作曲家の名前をしっかりと心に刻んだ。

この世と、どこか違う世界との境界線上を浮遊するような、心の奥深い所にある不安を搔き立てるような、それでいながら妙な心地良さを与えてくれる音楽。

『ツイン・ピークス』というドラマ自体がもつ世界観にしっかりと寄り添い、深く印象付ける役割を果たしている。

このサントラCDは、今でも何かというと聴きたくなる愛聴盤。

この後に発売された、映画『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』のサントラCDも、発売後すぐに入手してかなり聴き込んだのだけど、その後、何度となく聴いているのはTV版サントラの方。
映画の方もたまに聴くけど、どうしてもTV版を聴く回数の方が増えていく傾向。
それだけ印象深く心に刻まれた音楽なのだ。

しかし、Angelo Badalamentiの音楽は、その後、私のアンテナに引っかかる事がなく、この2枚のCDだけが、私の知るAngelo Badalamentiの音楽だった。

時は流れ、2018年、サブスクの時代。
ふと思い立ち、SpotifyでAngelo Badalamentiと検索してみたところ……
という話を以前ブログに書きました。(『迷宮のヴェニス』

これまで知らなかったAngelo Badalamentiの音楽たち。
どれを聴いても、私の感受性にマッチするものばかり。
これからも長く楽しませてもらえそうです。

Blondie『Apollo Theatre, Glasgow Live(Dec. 31 1979)』

私を形成しているもの

今の自分を形成する一部になっていると言えるほど印象に残る様々なものを「私を形成しているもの」としてとりあげていきます。他のSNSなどに投稿したものを加筆修正して再掲載しているものもあります。
※この下に書かれた年号は作品の発表年ではなく私がその作品に初めて触れた(と思われる)年。またはそのイベント、出来事を経験した年。
※ただの思い出話です。

その他の私を形成しているものたち
私を形成しているもの 年譜(INDEX)


1981

Debbie Harry

ブロンディ(Blondie)は、デビュー・アルバムから最近の物(最新アルバムは2017『Pollinator』)まで全キャリアを通して聴き続けている大好きなバンドなのだけど、これは大好き度をMAXレベルまで引き上げてくれたLIVE映像の話。

「擦り切れる程、何度も観た」というビデオテープがいくつかあります。
その中でも、断トツに観まくったのが、BlondieのLIVE映像。

時は、1980年暮れ。

第1回 MSGタッグリーグ戦を録画するために購入したVHSビデオデッキ。
当時本体価格30数万円、ビデオテープ1本5,000円程度、そんな時代。

家に届くやいなや、John Lennonが殺されてしまい、それにともなう特番のあれこれなどを録画するハメになるのだが・・・

そんな時期(1980年暮れか1981年はじめの方か?)に、突如テレビ東京で放送された、BlondieのLIVE映像(1979/12/31 Apollo Theatre, Glasgow)。
これが好きで好きでたまらなかった。

毎日のように観ては巻き戻し、また観るという繰り返し。
それは、ある意味、John Lennonの死によって深く傷ついた心を一時癒してくれる、そんな時間だったのかも知れない。

選曲は、3rdアルバム『恋の平行線』4thアルバム『恋のハートビート』から。
初期の曲も聴きたかったけど、この2枚のアルバムは、どちらも「ベストアルバムか!?」というほど良曲ぞろいなので、文句はありません。

何がそんなに私を魅了したのかと言えば、それは、(音楽や演奏はもちろん好きでしたが)デボラ・ハリーの魅力に尽きるでしょう。

一挙手一投足全てを見逃したくない、そんな気持ちで見ていました。

「Dreaming」で自分の頭を、ポンと軽く叩くような仕草が好きです。

※たぶん「夢見る事は自由よ」というアクション

「Shayla」を歌う時の憂いある表情が好きです。

「Union City Blue」で虚空を見上げ歌う凜とした姿が好きです。

「Pretty Baby」でステージのふちに座り客席に語りかけるように歌う姿が好きです。

なんと言っても一番好きなのは「Picture This」で、少し首をかしげるようにして宙を指差す姿。

デボラ・ハリーの姿を見ていると一瞬一瞬に胸がときめきました。

そうやってテープが擦り切れるほど何度も繰り返し見ました、という、今回はちょっと変態ヲタク的な話でごめんなさい。

この映像、現在は『Blondie at the BBC』(Amazon在庫切れでした、中古を探してください)という、超超超お得なCDとDVD2枚組で全編観る事が出来ます。
(他の映像やこのLIVE映像に収録されていないLIVE音源も)

たぶん、これを入手してDVDを観ても「どるたんがなぜこれほどまでにときめいていたのか?」は、分からないと思います。

きっとあの時、1980年暮れから1981年の私の心にJust Fitしただけの話。

この少し後にNHKで、BlondieとThe StranglersのPVを交互に流すという番組(たぶんヤング・ミュージック・ショー枠)も放送されて、それも録画して繰り返し見ました。主にBlondieを。

この頃の姿とは随分変わってしまった現在のデビーですが、私は今も変わらずに大好き。


ブリュノ・クレの映画音楽

私を形成しているもの

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2021

ブリュノ・クレ(Bruno Coulais)が作る映画音楽について強く意識したのは、2021年に配信で観た映画『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』に強く心をうたれ、その音楽にも深い感動を覚えたことがきっかけ。

『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』映画オリジナル予告編

それまでブリュノ・クレという名前を特に意識していなかったのだけど調べてみると、『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』以外にも、多くの映画音楽を手がけているフランスの作曲家だという事を知りました。

その中には、大好きな映画『コーラス』(2004年フランス映画)もあり、そういえばあの中で流れる曲達にとても感動した事を思い出し、どうしてその時しっかりと認識していなかったのかと、自分の注意力不足に軽くがっかり。
まあ、これはよくある事で、音楽のみならず、俳優の顔や、監督の名前など、二度三度と何かを感じる事があって、やっとしっかり認識する、というスタイル(スタイル?)。


映画『コーラス』予告編

上記2作品は、これまで観て来た映画の中でもかなり心に残っている映画で、それには映画自体の素晴らしさだけではなく、音楽の力の大きさも改めて強く感じます。

心の奥深いところにある、何かを呼び覚ますような音楽。
メロディーや音色、歌声や演奏に深い感銘を受けました。

『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』は、アイルランドのアニメ製作会社カートゥーン・サルーンの作品。
このカートゥーン・サルーンのトム・ムーア監督作品は、すべてブリュノ・クレが音楽を担当していて、どれも大好きな作品。

『ブレンダンとケルズの秘密』予告編

映画『ウルフウォーカー』予告編

これらの作品は、配信で複数回観ているのだけど、フィジカルでも欲しくなってしまう作品たち。
もう終活に入っているので、配信で観られるものはなるべく手元に置かないようにしているのだけど、配信頼りだといつ観られなくなるか分からないし、とか自分への言い訳です。

ブリュノ・クレという音楽家をしっかり意識してから、他にも多くのブリュノ・クレ作品を、SpotifyやYouTubeで聴いて(観て)きました。

どの作品も丁寧に作られた、心の奥に届く美しい音楽ばかりです。
その中で、上記の作品たちと同じくらい深く感銘を受けた音楽を、もうひとつ取り上げて、この項終わりといたします。

それは、映画『コララインとボタンの魔女』の音楽
下で紹介する動画は、エンドクレジット曲の生演奏ですが、劇中で使われる音楽全てが素晴らしいものです。





Van Morrison『Enlightenment』

私を形成しているもの

今の自分を形成する一部になっていると言えるほど印象に残る様々なものを「私を形成しているもの」としてとりあげていきます。他のSNSなどに投稿したものを加筆修正して再掲載しているものもあります。
※この下に書かれた年号は作品の発表年ではなく私がその作品に初めて触れた(と思われる)年。またはそのイベント、出来事を経験した年。
※ただの思い出話です。

その他の私を形成しているものたち
私を形成しているもの 年譜(INDEX)


1990

Van Morrison「Enlightenment」

Van Morrison『Enlightenment』(1990年発売)

はじめて(ほぼ)オンタイムで買ったVan Morrisonのアルバムがこれ。
その時私、もうじき30歳。

Van Morrisonの事はもちろん知っていました。
映画『Last Waltz』で観てたし、『Last Waltz』の3枚組レコードも持ってたし。

でも、本格的に聴き始めたのはここから。(遅っ!)

『Enligtenment』を輸入(UK)盤で購入。
すっかりやられました。

圧倒的な歌の力、声の深み、説得力。
そして演奏、音がとにかく心地良かった。
このアルバムは今でも、年に数回は必ず聴くアルバム。

そしてずぶずぶとVan Morrison沼にはまって行くのですが、この時期、一気に沼の奥深くまで引き摺り込まれるような、とても面白い出来事がありました。

某サイトで(15年も前に)日記として公開済みなのですが、ここに丸っと再掲して、この項終わりといたします。


『レコードの神様(第2話:Van Morrison)』

オレには、レコードの神様がついている。

そう思う事がこの人生の中で何度もあった。
30代の頃オレは、Van Morrisonの虜だった。

時代はCDに切り替わり、レコードは急速に姿を消していた。
当時、輸入盤で手に入れた「ENLIGHTENMENT」「No Guru, No Method, No Teacher」をむさぼるように聴いていたオレは、当然の事ながら、他のアルバムも聴きたくてしょうがない状態になっていた。

その頃、Van Morrisonの日本盤レコードは全滅廃盤。
初期の物はまだCD化もされていなかった。

オレは、輸入盤、中古盤店に行くと、必ずVan Morrisonを探した。
しかし、どこも品切れ、たまに見かけても高めの値段設定で、購入には踏み切れない。

悶々とした気持ちを抱え、Van Morrisonを求めて御茶ノ水あたりをさまよっていたオレは、中古盤店に入ると、いつものように「V」のコーナーを漁った。

ない。

一枚もない。

空しかった。

空ろな気持ちで足元を見ると、300円均一段ボールがいくつか転がっている。
仕方がない・・・
卑屈な気持ちで、体を丸め、床のダンボールを漁る。

「ん!」

「んんん!」

「何!?」

『AVALON SUNSET』ハケーン!」(なんて当時は言いません、今も言わないけど)

「うほ!マジ!?300円!」

ニヤケた。

心の底から喜びが込み上げた。

さらに漁ると

「んん!」

『WAVELENGTH』ハケーン!」

「300円!」

「2枚で600円!ってマジ?」

さらに

「ん!ん!ん!」

『BEAUTIFUL VISION』!」

「300円!」

「3枚で900円!」

はっきり言って、ちょっとしたエクスタシー状態でした。
よだれをたらしてたかも知れません。

しかも、さらにさらに、まだまだVan Morrisonのレコードは出てきたのです。

恍惚・・・

結局、その日、オレは7枚のVan Morrisonのレコードを抱え、満面の笑みを浮かべて帰途に着いたのである。

7枚で2100円!!

その頃、1枚でも、もっと高い値段がついてる店がほとんどでした。

今なら世界中の人にやさしくなれる。
もちろん地球にも。

そんな事も考えたかもしれません。

家に帰って『AVALON SUNSET』を、ターンテーブルに乗せる。

「ああ・・・・」
「至福の時」

買ったレコードは全て輸入盤。

しかし、ジャケットの中を見ると、なんと!
CDのライナーノーツが丁寧にコピーされて入っているではありませんか!!

ライナーノーツのコピーは、当時、日本盤CDが発売されていた物(上記の3枚)には、全て入っていました。

「ああ・・・・(マジ涙目)」

このレコードは、間違いなく、今日オレに巡り合う運命だったのだと思った。

「神様・・・」

「レコードの神様・・・」

オレは天井(天上)を見上げ、そっと手を合わせた。

ような気がする。


20241013 東京 青梅市御岳 第二回 御岳音楽祭

2023 渋谷考」というブログ投稿をした時に思ったのですが、このブログには、音楽活動の事や、映画、音楽の事が主に書かれていて、どこかに出かけた話がほとんど書かれていない。
そこで、たまには過去に遡って写真フォルダを漁り、どこかに出かけた話も書いてみようかな、と思い立ちました。という事で

お出かけの記録


2024年10月13日 東京 青梅市御岳 第二回 御岳音楽祭

秋晴れの日曜日。
気持ちの良い天気に誘われ、御岳音楽祭へ足を運びました。

四人いるが久しぶりに4人そろって出演するという事もあり、また、アトリエよぎの「究極の一曲day」で知り合った、テルちゃんがベース弾いてるバンドも出ると聞いていたので。

ヨッシーバンド(キャロルコピーバンド)

早めに出たつもりだったのに、奥多摩方面へと遊びに出かける車でしっかりと道が混んでいて、目標時間に若干遅れて到着。
一応、テルちゃんのバンド、ラスト3曲だけ聴く事が出来ました。
キャロルコピーバンドって書いてあったけど、ロックンロールのスタンダード曲もやっていて、ステージ前はギャルたちのダンスで盛り上がっていました。

その後は、バンド、弾き語り、などほんわりと楽しみつつ過ごす。

プログラムによると
緑山 JOINTS
(オリジナル)
Maico(ギター弾き語りオリジナル)
新福浩一郎(ギター弾き語りオリジナル)

1番手の菅原洋平さんだけ見逃しました、ごめんなさい。

Maico(沖縄出身御岳在住のシンガーソングライター)

煩悩頭のKAZやUZUのエリコさんやジャックさん他福生の面々にも久しぶりに会えたりなんだり。
「究極の一曲day」仲間たちや、四人いるのメンバーそれぞれと色々と話したり、楽しい時間でした。
そして何より天気がいいし、空気がいいし、本当に色々と気持ちいい。

四人いる登場。
実に気持ちの良い、圧巻の演奏でした!

ラストの曲は正調「御岳杣唄」
老若男女大勢の方々が輪になって踊るという素敵なエンディング。

その後は、日々かりめろという男女2人組、パーパスフレンズ(ジャズ~歌謡曲)という流れ。
ラストはパーパスフレンズの演奏で会場大合唱の「上を向いて歩こう」で大団円。

楽しゅうございました。

それにしても、この会場を設営したり、段取り立ててあちこちに連絡したり、その他多くの準備~運営をされた主催者、関係者の方々の労力は半端じゃないと思います。頭が下がります。おかげで楽しく過ごす事が出来ました。
どうもありがとうございました。


しかし、私は今、昨日のブログ「20151011 栃木 芳賀郡茂木町 ツインリンクもてぎ」のラストに書いた反省と全く同じ反省をしています。

反省、私はステージの写真以外何も撮っていませんでした。
会場の様子とか、周辺の景色とか、ちゃんと撮れよ!と。
物販とかフードとか色々あったでしょ!と。
山も川も空もメチャきれいだったでしょ!と。

それと、これは毎度の事なのだけど、人の写真を全然撮っていないのです。
苦手なんだよね・・・せっかく久しぶりにあった人とかいっぱいいたのに、残念な事をしました。
しかし、これはこの先も改善されないような気がします。


「お出かけの記録」年月日順INDEX

アコースティック音楽嗜好 ‐93‐

アコースティックギターがかっこいいロック その15

「アコースティックギターがかっこいいロック」今回は、The Jamの1980年に発売された5枚目のスタジオアルバム『Sound Affects』から「That’s Entertainment」を取り上げます。

The Jam – That’s Entertainment

The Jamは、ギター、ベース、ドラムの超シンプルな3ピースバンド。
アルバムに収録されている楽曲もほとんど3人だけで演奏しています。
最後のアルバム『The Gift』には、管楽器やキーボードなどが入っているけど、それ以外のアルバムはほとんど3人だけで演奏しているはず。ちゃんと調べたわけじゃないから間違っているかも知れないけど『The Gift』以外は、全部3人だけかも。

使われているギターは、ほとんどエレクトリックギターなのでアコースティック音楽嗜好的には縁遠い存在かも知れませんが、この「That’s Entertainment」のギターは、ほぼアコースティックギターだけ。The Jamの中では珍しいタイプの曲。
アコースティックギターのカッティングに、ベース、そしてヴォーカル&コーラス。
ドラムは入っていないけど、ところどころで合いの手のように絶妙な何かを叩く音が少しだけ入っています。
これを「アコースティックギターがかっこいいロック」と言って良いかどうか、若干迷う所ではありますが、このシンプルで力強い演奏には、ものすごくロックを感じます。
ロックにはつきものとも言えるエレクトリックギターもドラムもほぼほぼ入っていないけど、私にとってこの曲は紛れもなくロック!
「アコースティックギターがかっこいいロック」なのです!
異論は認めるし、異論があってもいいけど、あくまでもそれはあなたの感じ方。
私の感じ方や考え方と違っても全然OK。
お互いそれぞれの感じ方で楽しみましょう!




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アコースティック音楽嗜好 ‐92‐

珠玉の小品、隠れた名曲 43

Sean Lennon – One Night

今日、10月9日は、ジョン・レノンの誕生日。
という事は、ショーンの誕生日でもある、という事で、ショーン・レノンの曲をひとつ、「珠玉の小品」としてとりあげます。

1998年に発売されたアルバム『Into The Sun』からの1曲「One Night」


2分程度と短く、あまり起伏もなく淡々と歌われる、非常にシンプルなアコースティックギター弾き語り曲。
1番はほぼギターだけの伴奏で、1番終わり辺りから控えめなパーカッションとこれまた控えめなストリングス系キーボードが入ってきて、1番と同じ歌詞をもう1度繰り返して終わりという構成。
曲も短くシンプルなら歌詞もまた短くシンプル。

なんてことない曲かも知れないけど、こういう曲にたまらなくそそられるのです、私。
ギターも声も歌い方もアレンジもとても好き。
ほのぼのとした優しい雰囲気も好き。


このアルバムは、発売当時、すごくよく聴いていたので、しっかりと心に残っています。
この曲から、うっすらと効果音でつながるように「Spaceship」という曲が始まるのですが、この流れが、アルバムの中で一番印象深く心に刻まれている所。

とりあえず今日は「One Night」という小品だけを取り上げましたが、興味のある方はぜひアルバムを聴いてみて下さい。
「Spaceship」という曲も、アコースティックギター主体ですが、ロック系の演奏に展開するドラマチックな曲。

最近はエレクトリックなインスト系音楽を多く発表しているショーン。
このアルバムでも既にそういう音楽の片鱗も見受けられ、様々な側面を見せてくれるアルバムですが、統一感はあり、アルバム全体を通して何か良い気と優しさを感じる好印象盤。愛聴盤。






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アコースティック音楽嗜好 ‐91‐

アコースティックギターがかっこいいロック その14

今回、取り上げるのはQUEEN

QUEENには、アコースティックギターが効果的に使われている小粋な曲がけっこうたくさんあります。
例えば『QUEEN II』収録の「Someday Oneday」、『Sheer Heart Attack』収録の「Misfire」、『オペラ座の夜』収録の「’39」等々
この辺の曲はどれも大好き、大好物なのですが「アコースティックギターがかっこいいロック」か、と言われると、どれも全然ロックっぽくない曲達。

では、何か「アコースティックギターがかっこいいロック」曲があったかと、少し考えてみて思い当たったのが1stアルバム『戦慄の王女』収録の「Liar」

QUEEN – Liar

「この曲のヴォーカルバックに流れるアコースティックギターはとても印象的だったよな」と思い出したので、レコードを聴いてみました。
すると1分以上に渡る長いハードロック調のイントロ。
なかなかアコースティックギターは出てこない。
イントロが終わるとスッと自然にアコースティックギターのアルペジオが聴こえてきます。
それにのせて1番の歌い出し、ここ!「印象的だったよな」と思った所。
しかし、またスグに曲調はハードになり、色々と凝った展開もありで、とてもかっこいいロック曲なのですが、アコースティックギターは全然入っていませんでした。アコースティックギターが流れるのは時間にして15秒程度!

いや、もっとアコースティックギター使われているかと思ったけど、15秒とは!?
これを「アコースティックギターがかっこいいロック」認定していいものかと、若干迷ったけど、全体的にハードな展開の中、その15秒がしっかり印象に残っているのだから、見事なアコースティックギターの使い方ではありませんか。
という事で「アコースティックギターがかっこいいロック」認定!

ついでに、1stアルバムを久しぶりに通して聴いてみたのだけど、なんなら「Liar」の次の曲「The Night Comes Down」には、全編に渡ってアコースティックギターがフィーチャーされていて、大好きな曲。
ですが、これまた、ちょっとロック的ではありません。

私は、こういうクセのある、普通のロックバンドが作らないような曲達が大好きでQUEENというバンドを好きになったのだけど、今回はあくまでも「アコースティックギターがかっこいいロック」という事で「Liar」を取り上げました。冒頭にも同じような事書いてあるけど、大事な事なので再度言いました。


ところで、最近の再発CDでは、このアルバムのジャケット妙に紫がかっているのだけど、1stアルバムリアルタイムの私の認識では、レコードジャケットは、もっと赤味がかったピンクに近い色でした。
(下の画像が私のイメージに近い色味)




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20241005 埼玉 入間市 武蔵野音楽大学 バッハザール

2023 渋谷考」というブログ投稿をした時に思ったのですが、このブログには、音楽活動の事や、映画、音楽の事が主に書かれていて、どこかに出かけた話がほとんど書かれていない。
そこで、たまには過去に遡って写真フォルダを漁り、どこかに出かけた話も書いてみようかな、と思い立ちました。という事で

お出かけの記録


2024年10月5日 埼玉 入間市 武蔵野音楽大学 バッハザール

昨日(10月5日)、ほぼ地元の入間市仏子にある武蔵野音楽大学バッハザールで武蔵野音楽大学管弦楽団の演奏会を鑑賞。
これは入間市民コンサートして開催されたもの。

あいにくの雨の中、客席はしっかりと9割ぐらいうまっていたように思います。

バッハザールへは、何度か来ているのだけど、コロナ後は初めてなので、4~5年ぶりぐらいか。

とても音の良い素晴らしいホールで数々の映画撮影などにも使われているそうな。

館内には数々の彫像が置かれています。
いや、館内だけではなく、キャンパスのあちこちにも。

また大型の楽器がいくつか展示されていました。
かつては入間キャンパス内に楽器博物館的なものがあって無料公開されていたのですが、今は江古田キャンパスにほぼ全部移動したのかも。
(江古田キャンパス楽器博物館リニューアルオープンまでの間、江古田キャンパス楽器博物館の全資料が移動され、その一部が公開されていたそうです)

以前、仏子で展示されていた時に撮った写真があるはずなので、そのうち「お出かけの記録」に投稿するかも。

さて肝心のコンサート、とても楽しませていただきました。

若干体調が悪くて行く前は、昼食後の眠気に襲われていたりなんだりで「これは、絶対爆睡しちゃうやつ!」と思っていたのだけど、ウトウトする事もなく最後までしっかりと音楽に浸る事が出来ました。


気になったところもいくつかあるのだけど、総じて良い演奏、心に届く音楽でした。

気になった所をあえてひとつ言えば、私、「ホルンの音が好き過ぎる」ので、ついついホルンに注目してしまうのですが、はじめのドボルジャーク『チェロ協奏曲』第1楽章でのホルンの短いソロがなんだかとても弱弱しく聴こえ、その後、ずっとそのホルン女子がうつむきがちで、かつドヨンとした気が漂っていたように見えて、若干心配になったりしたものの、徐々にペースがつかめたようでドヨンとした気も晴れていき、その後はとても気持ち良く聴く事が出来ました。

これはあくまでも私が「ホルンの音が好き過ぎる」ので、つい粗探しみたいな事を書いてしまっただけで、全体的に感動して聴いていました。
『チェロ協奏曲』でのソリスト、呉錦華氏の伸びやかな音色や、繊細な部分とダイナミックな部分の表現の豊かさに惹きこまれたり。

2番目のプログラム、ハチャトゥリアンのバレエ音楽『ガイーヌ』は、「剣の舞」以外の曲は分からないと思っていたのだけど、けっこう耳馴染みがある曲やフレーズが出てきて、すごく楽しめました。
数々の打楽器やピアノ、ハープ、管の増員など編成も大きくなり、迫力ある演奏で痛快。

そして、ラストもドボルジャークで『交響曲 第8番』
これはしっかり知っている曲。
ドボルジャークの曲って、すごく耳馴染みが良いというか、美しく郷愁を誘うような哀感あるメロディー。楽器の重ね方がまた、そのメロディーを際立たせるように巧みに織り上げた構築美を感じるのだけど、そんな音楽をしっかりと届けてもらえたな、と、最後はかなり感動。

そうそう、一番後ろの列、中央で奮闘するティンパニ女子を見ていたら、りんくまちゃんを思い出してしまった。あの時のりんくまちゃんはすごく良かったな~
ごめんなさい、関係ないっすね。

※りんくまちゃんとは久間田琳加さんの事、TVドラマ『さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜』でティンパニ女子を熱演

とにかく良い物を見せて(聴かせて)いただきました。
どうもありがとう。



「お出かけの記録」年月日順INDEX

King Crimson 『クリムゾン・キングの宮殿』

私を形成しているもの

今の自分を形成する一部になっていると言えるほど印象に残る様々なものを「私を形成しているもの」としてとりあげていきます。他のSNSなどに投稿したものを加筆修正して再掲載しているものもあります。
※この下に書かれた年号は作品の発表年ではなく私がその作品に初めて触れた(と思われる)年。またはそのイベント、出来事を経験した年。
※ただの思い出話です。

その他の私を形成しているものたち
私を形成しているもの 年譜(INDEX)


1976

King Crimson 『クリムゾン・キングの宮殿』(1969年発売)

これから語るのは、キング・クリムゾンがどうのこうのという話ではなく、このアルバムを初めて聴いた、私の心の中の話。


これを初めて聴いた時の衝撃は、もしかしたら、生涯で一番かも知れません。
(たぶん)高校1年の時、友人A君の家で聴きました。

灯りを落とした部屋で(もしかしたら蝋燭が灯っていたかも知れません)、けっこうな大音量で聴かされました。

そういう事をする人なのです。

暗い部屋に、ピー、ゴーっと小さなノイズ音が流れ、一体何が始まるのかと思った次の瞬間、鳴り響いたあの「21世紀の精神異常者」のイントロ!

「うわっ!」思わず声が出ました。

ちょっと震えたかも知れません。

「なんかすげぇ!!」と。

しばらくして歌が始まると、また「うわっ!」と声が出ました。

「すげぇ迫力!!なんか暴力的!なんだこれ!?」

ドキドキしながら聴いているとさらにたたみかけるようなインタープレイ。

「うわっ!」とまた声が出たと思います。

いやいや、ちょっと待って、何これ、ヤバっ!みたいな感じで、圧倒的な迫力にひれ伏しました。

たぶん心の中で「ごめんなさい」かなんか言っていたような気がします。

ドギマギとしているうちに「21世紀の精神異常者」は終わった、と思うやいなや、何!?、一転してこの優しく美しい音楽。

と「風に語りて」の美しい音色とメロディーに魅せられてしまうのです。

その後の展開も、まあ、すごいんですけど、とにかく衝撃というしかない。

あれほどの衝撃は、(音楽を聴くという行為の中では)ちょっと経験した事ありませんでした。

「うわっ」とか「ほお~・・・」とか「ふはっ」とか、メチャ声出たと思う。

また、そういう反応をするだろうと分かっていて聴かせているわけで、やられた感半端ない。

ビートルズに深く嵌り込んだのも中学2年の時に、A君と同じクラスになって色々聴かされたから。
(元々音楽は大好きで、ビートルズも気になっていたから、いずれは本格的に聴いていたとは思うけど、ひとりで聴いていたらもう少し緩やかに嵌っていたと思う)

その後、別の高校に進み、それぞれに多少違う傾向の音楽を聴いていたりもしたのですが、ここでまた、一発ガツンとやられちまったなぁ・・・と。


そんな出会いをしたKing Crimson
その後も、聴き続けてきました。
一番好きなアルバムは?と聞かれると、他のアルバムの名前をあげてしまう可能性もありますが、この時の衝撃は、未だに忘れがたく心に残っているのです。

色々な音楽を知った状態で聴いたら、例えば今これを初めて聴いたとしたら、これほどの衝撃は受けなかった事と思います。
折々に良い音楽に出会い、衝撃を受け、刺激を受け、音楽リスナーとして、本当に良い人生を歩んできた、歩んでいると感じています。感謝。