2023年3月前半に観た映画

2023年3月前半に観た映画

2023年、3月が約半分終わりました。2月後半~3月前半にかけて、自分のライヴ活動などもあり、表現モード、アウトプットモードに入っていて、ちょっと映画を観るという気分になれませんでした。が、まあ、なんとなく、また毎日のように映画を観るモードに戻りました。
あと、この期間で、マーベルのドラマシリーズ『エージェント・オブ・シールド』をついに完走しました。これについては、また、気が向いたら書きたいと思います。

☆印は、映画に対する評価ではなく、あくまでも個人的な好き度ランク。
☆5つ=大好き、☆4つ=好き、☆3つ=ふつう、☆2つ=ちょっと苦手、☆1つ=苦手
という感じ。


2023年3月前半に観た映画
2023年3月前半に観た映画

6日『スターダスト』(Amazon)☆☆☆

『スターダスト』
『スターダスト』

流行のアーティスト伝記映画、David Bowie版。これは評価したい部分と、どうしてもダメな部分と、自分の中で分かれてしまう作品。「ボヘミアン・ラプソディ」のフレディにしても「ロケットマン」のエルトンにしても、映画を観ているうちになんとなく本人に見えてくる瞬間があるのだけど、この作品は、まったくそういう瞬間がなかった。でも、評価したい部分もあって、というのも前記のような作品たちと違ってこの映画ではDavid Bowieの楽曲を一切使えないらしく・・・長くなりそうだから、そのうち気が向いたら。


8日『Mr.ノーバディ』(Amazon)☆☆☆☆☆

『Mr.ノーバディ』
『Mr.ノーバディ』

暴力的で、目を背けたくなるシーンもあるけど、痛快でもある。ふつうの生活に憧れ、ふつうの生活を送るのだが、心の中はふつうになりきれない。よく分かる。というか色々分かり過ぎて心を寄せてしまう。90分程度でサクっと終わるテンポの良さ。音楽(歌もの)の選曲と使いどころが絶妙!


9日『ライリー・ノース-復讐の女神-』(Amazon)☆☆☆☆

『ライリー・ノース-復讐の女神-』
『ライリー・ノース-復讐の女神-』

麻薬組織に家族を殺された主婦が、1人で復讐する話。復讐物って面白いし、それなりにスカっとするけど、殺し殺される事には若干複雑な気持ちにもなる。しかし、相手が、警察や裁判所まで金で動かしている麻薬組織の人間となると、殺されて当然だとも思うし、それを主婦が1人で・・・という部分でも楽しめました。痛快。


10日『再会の夏』(Amazon)☆☆☆☆

『再会の夏』
『再会の夏』

フランスの山村。妻を残して第1次大戦に従軍した村の男と犬。前線で見た戦争の実態。男は退役後に起こしたある事件で収監される。その事件を調べる軍判事の少佐。悲惨な前線とのどかで美しいフランスの山村の対比。暮らしも人間性も奪ってゆく戦争。そんなドラマの中で少佐の人間性と犬の純真は大きな救い。良いドラマでした。


11日『炎の少女チャーリー』(Amazon)☆☆☆☆

『炎の少女チャーリー』
『炎の少女チャーリー』

スティーヴン・キング原作『ファイアスターター』の2度目の映画化。2022年リメイク版を鑑賞。ホラーに分類されているけど、超能力少女とそれを利用しようとする秘密組織の戦いを描いたSF的作品。まあ基本的に面白かったけど、色々とひっかかる事もある。特に原作とも1作目とも違うラストがちょっと意味不明。チャーリーの庇護者としてそれでいいのか?この後、どうなってしまうわけ?


12日『いしゃ先生』(Amazon)☆☆☆

『いしゃ先生』
『いしゃ先生』

昭和10年。山形県山間部の無医村。村長の娘が、新しく出来る診療所の女医として帰ってくる。村民の無知と無理解の中、奮闘し、やがてその村になくてはならない存在となっていく。実在の女医さんの話。山村の風景、木造建築の校舎や診療所などは美しく目をひくが、映画としてはただふつうにいい話。


13日『一級機密』(Amazon)☆☆☆☆

『一級機密』
『一級機密』

韓国映画。軍の購買に配属された男。そこにはびこる不正、賄賂、時にはパイロットの命を奪う事故につながるレベルの部品購入に関する不正。黙っている事が出来ずに告発するが・・・という話。実話を元にしている。自分も、おかしいと思う事には黙っていられない、納得できない事には従わないという面がある人間なので、自分ならどうするかと考えてしまう。日本もこういう事ばかりなんだろうな。


14日『レディ・マクベス』(Amazon)☆☆☆☆☆

『レディ・マクベス』
『レディ・マクベス』

フローレンス・ピュー主演。役者の名前をなかなか憶えない私ですが、この人はとても印象に残る人。話の感想としては「愛欲(肉欲?)に狂った女は怖ろしい」に尽きるのだけど、この映画、とにかく画面が精緻で美しい。特に邸内のシーンでは、ひとつひとつのシーンがまるでフェルメールの絵のような美しさ。そして画面を通して、光の射し方、指先の動き、猫の動き、などによる時間の表現、感情の表現が豊かで素晴らしい。音の表現も含めて(特にラストシーンに至る音!)、表現に対する感動がものすごく大きかった。


14日『グッバイ・クルエル・ワールド』(Amazon)☆☆☆☆

『グッバイ・クルエル・ワールド』
『グッバイ・クルエル・ワールド』

西島秀俊、斎藤工他、ひと癖もふた癖もあるような俳優が揃った、やくざ、強盗、殺人、等々とにかく暴力的な映画。まあ、タイトルの通りそういう残酷な(金の支配する)世界とはおさらばしたい・・・のだけど。とかく世の中ままならないものですね。


15日『氷菓』(Disney+)☆☆☆☆

『氷菓』
『氷菓』

山﨑賢人がコナン君のような推理力で謎を解き明かしていく、青春ミステリー劇。ミステリーと言っても、殺人事件的なものではなく、後味も悪くない。「氷菓」に込められた意味は、謎解き以前になんとなく分かってしまったけど、謎解き的にも面白かった。


Dorutan


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


*

CAPTCHA