月: 2024年2月

20230914 東京 奥多摩 澤乃井園

2023 渋谷考」というブログ投稿をした時に思ったのですが、このブログには、音楽活動の事や、映画、音楽の事が主に書かれていて、どこかに出かけた話がほとんど書かれていない。
そこで、たまには過去に遡って写真フォルダを漁り、どこかに出かけた話も書いてみようかな、と思い立ちました。という事で

お出かけの記録


2023年9月14日 東京都青梅市 澤乃井園

ここは大好きな場所で、何度も行っているのですが、昨年も行きました。
まだまだ真夏のような暑さの残る9月。
ちょっと作業部屋に籠りきりで根を詰めた制作作業をしていたので、昼食&気分転換の意味で。

おなかが空いていたので、着いてすぐに軽食の売店に直行。
うどんとお豆腐を。
うどんには、かまぼこ、湯葉、鶏肉のごぼう巻などがトッピングされ、とても丁寧に作られている事を感じる。
もちろん味も絶品。

言い遅れましたが、ここは、日本酒「澤乃井」の蔵元小澤酒造がやっている「多摩川の清流を見下ろすオープンガーデン」(太字部分は澤乃井園WEBサイトからコピペ)

という事で、もちろんおいしいお酒が飲める!酒蔵の見学も出来る!そんなところ。
しかし、車で来ている私は、もちろんお酒はがまん。
酒蔵見学も(何度かしているので)今回はパス。

あまり時間的余裕もなく、食後は、澤乃井園の周辺を少しだけ散歩する事に。


澤乃井園から橋を渡ると寒山寺というお寺。
なかなか趣があって佳き。

ちょっと怖い天井画。

時間がある時は、遊歩道方面にも足を伸ばすのだけど、今日はお寺だけ。
また橋を渡り、澤乃井園方面へと戻る。

まあ、日々色々な事があります
But right now I’ll just sit here so contentedly
And watch the river flow
そんな気持ちで、しばしの時を。

とても良いリフレッシュ。
この後は、またPCの前へと戻るこの日の私でした。



「お出かけの記録」

オックス 「真夏のフラメンコ」(「ロザリオは永遠に」B面)

私を形成しているもの

今の自分を形成する一部になっていると言えるほど印象に残る様々なものを「私を形成しているもの」としてとりあげていきます。他のSNSなどに投稿したものを加筆修正して再掲載しているものもあります。
※この下に書かれた年号は作品の発表年ではなく私がその作品に初めて触れた(と思われる)年。またはそのイベント、出来事を経験した年。
※ただの思い出話です。


1969

オックス 「真夏のフラメンコ」(1969年発売「ロザリオは永遠に」B面)

TVマンガの主題歌ソノシートを聴きまくっていた幼年期から、次の段階に進んだのが1968年、小学校2年生の時。
(もしかしたら1969年のお正月)
初めて歌謡曲のシングル盤を買いました。
それも2枚!!

忘れもしない、飯能銀座通り商店街の一番奥の方、広小路交差点の近くにあったレコード屋さん。
買ったのは
黛ジュン「夕月/愛の奇蹟」
タイガース「青い鳥/ジンジン・バンバン」
黛ジュンは、とにかく「天使の誘惑」が大好きだったのだけど、その時、一番新しかったのが「夕月」だったので、うっかり買っちゃった感じ。
ちょっと演歌よりの曲だったけど、でも、これはこれで大好き。 
タイガースも、その時一番新しいのを買ったのですが、これも大好き。
どちらも聴き込んでいくうちに好き度が増していくような曲でした。
そこから歌謡曲~グループサウンズのレコードにも手を出し始めた小学2年生。

続けざまに買ったのが
オックス「スワンの涙/オックス・クライ」
これ以後、オックスのシングル盤は、出れば買う!
という小学生になりました。
と言っても、その後買ったのは2枚だけ。

「僕は燃えてる/夜明けのオックス」
「ロザリオは永遠に/真夏のフラメンコ」
ここまででした。

オックスは、当時、東京12チャンネルで、(たぶん木曜日の夜7時から)バラエティー歌謡ショー的な番組をやっていて、とてもとても楽しみに観ているような小学生でした。

でも、「ロザリオは永遠に/真夏のフラメンコ」の頃から、テレビに出る事も少なくなっていきます。

このシングルは、B面の「真夏のフラメンコ」が特に好きで、今でも、気分が良い時には、ついつい
♪オー・ビバビバ・オーレ・オレ♪と歌ってしまうレベル。
イントロからものすごく高まります。ストリングスのアレンジに絡むフラメンコ風のカスタネットがすごくかっこいい。
そして、ここぞという時に前面に出てくるフラメンコギターの響き。音色。
間奏の管楽器がまたすごくかっこ良くて、何度でも聴きたくなる曲。とにかく全体のアレンジが素晴らしいし、ハスキーな歌がまた絶妙にマッチしていて最高。
小学生の時は、特にそんな事は考えずに聴いていましたが、とにかく大好きで、何度も何度もレコード盤に針を落としていました。
子供の頃からこういうエキゾチックな音、アコースティックギターの音色が好きだったんだな、と今になって思います。

しかし、テレビであまり観られなくなると、徐々に小学生の興味は、また、別の方向へと向かっていくのでした。


(ここからの文章は初出)

それから数10年後、2016年頃の話。
PANTAさんとGSの話になりました。こんな会話。
「どるたんはその頃GSとか聴いてたの?」
「オックスが好きで、シングル盤は何枚か持ってました。」と答えたら
「おっ!!オックスか!」
と妙に嬉しそう。面白がって、色々と裏話を教えてくれました。
PANTAさんもオックスも当時ホリプロだったんですね。(知らなかった)

それから少しして、オックスのギター岡田志郎さんが主催する「大人の音楽祭」にPANTAさんが出演した際。
岡田さんに「友達でシンガーソングライターのどるたん。オックスの大ファンだったんだってさ。」と紹介してくれました。
すごく嬉しかったのですが、当時は、小学2~3年生。
オックスの歌は大好きだったけど、正直メンバー全員の名前までは知らなかったのです。
それが申し訳なくて「シングル盤、何枚か買ってました~」ぐらいの話しか出来ませんでした。

「大人の音楽祭2016」でのPANTAさん、右端が(オックスの)岡田志郎さん。
もう8年も前になるのか・・・


WEBサイト修正事案(WordPress)

今日のブログは、WordPressなどWEB制作の話が主なので、興味の無い人は意味不明かと思います。
ごめんなさい。
また他の分野の時に遊びに来て下さい。

でも、分かる人が読むと結構面白い話だと思います。


では、

最近、知人からWEBサイトの表示に関して相談され、修正を手伝いました。
WordPress(以下WPと表記)を使っているサイトなので、まあ表示の修正だけなら簡単に出来ると思ったのですが・・・
若干の嫌な予感はしつつも、とりあえず見てみました。

嫌な予感的中。

TOPページが3列に区切られ、縦長に情報がぎっしり、という作りで、その情報を直したい。
では、その情報は、どこに書かれているのか?

「投稿」にも「固定ページ」にも全くない。
どこにもない。

へ?

探したらですね、ウィジェットの中にぎっしりと書き込まれていました。
HTMLのタグだらけで。

だから簡単に文章だけ直すという事も出来ない。
で、<p>とか<div>をいっぱい使っているし、なんなら<table>も使っている。(<>は実際には半角文字)
そして、閉じていないタグが、けっこういっぱいある。
そのサイト、TOPページを読み込む時にいつまでも読み込み中の(くるくる回ってる表示が回りつづける)状態だったのは、そういう事か。

う~む
WPの利点がどこにも感じられない。(笑)

20世紀の終わり頃から提唱されはじめたWEB2.0
それ以前に、HTMLを駆使して無理矢理形を整える技術を身につけた初期のWEBデザイナーさんが、その頃の技術をWPの中に組み込んで体裁を整えたという感じで、表側の見た目はきれいなサイトです。

そして問題なのは、ここで使っている「WPテーマ」自体がそのやり方(ウィジェットの中にHTMLを書く)を推奨しているっぽい事。
ちょっと調べたら、そのテーマ、当時有料で提供されていたテーマで、今はサービス終了。かなり古いテーマなのです。

さらにWP自体もVer.5.1.8
使っているPHPも「更新が必要です」とWPダッシュボードに表示されている。
(更新が必要な)Ver.5の人に「更新が必要です」と言われている(笑)

もちろんプラグインも全然更新されていない。

さて、どうする?どこから手をつける?って話ですよね。
どこか更新すると、絶対どこかにしわ寄せがくる、なんなら機能しなくなる可能性もある。
特に怖いのはテーマ。せっかく見た目は整っているサイトがどうなる事か。

現在のWP最新Ver.は 6.4.3(どるしゃあWEBサイトより)

決断!

このままのヴァージョンで表示だけ直す。

これ全部更新してWPの利点を生かし、常に最新の技術にアップデートしつづけるサイト、エンドユーザーは情報を入力するだけのサイトにするには、一度サイトを閉じてしっかりとしたリニューアルをする必要があり、そのためには日数も賃金もかかりますよ。って話なので「その時」がくるまでは、現状でどうにか運用するしかないですね。という決断です。

という事で、コツコツ直しました。
その情報の中には、Amazonへのアフィリエイトリンクがいっぱいあるのですが、Amazon側で仕様を変えたようで、画像が全部消えています。
それをAmazonで画像を拾い、大きさを調整し、WPにアップロードし、画像URLをHTMLに書き込む。
そんな作業の繰り返し。WPなのに。

そして前述のように閉じていないHTMLタグがけっこうあるので、いちいちHTMLを整形し確認。長~いHTMLなので、一気に修正してミスがあったら、ミスを探すのが大変。
という事で、一件一件、直しては、表示の確認、Amazonへのリンク確認などを繰り返す。地道な作業。
遥か昔のWEB制作を思い出します。

で、この修正が完了すると、読み込み時のクルクルがすぐに止まるように(なんなら回らなく)なりました。

めでたし、めでたし。

ところが!

もう1つ、修正したい所があります。
TOPページ下の方に、小さいバナーリンクが3×3で9個並んでいます。
それを削除したいとの事。

まあ、WPですから、(ふつうは)簡単に削除できるでしょう。
と、思ってはいたのですが、このバナーリンクを表記している場所がどこにもない。

「投稿」にも「固定ページ」にも全くない。
まあ、そこにはないと思っていましたが、テーマの「カスタマイズ」で、表示するか、しないか、選択できるのでは?と思ったけれども、そこにもない。
では、(このテーマ得意の)ウィジェット「TOPページ下部」って所に<table>で書いてあるのでしょ!と。
しかし、そこにもない。

へ?

ここにないって事は、やっぱり「投稿」か「固定ページ」に9個分のバナーリンクを<table>で書いてあって、それを表示しているのかしら?
と、また「投稿」「固定ページ」を探すもやっぱりない。

WP管理画面から該当しそうなところ隈なく探すもどこにもない。

こうなったら、最終手段。
このテーマのTOPページ表示用プログラムを直接見るしかない!って事で、見てみましたindex.php

phpのプログラムは、本格的に取り組んだ事はないけど、COBOL、Fortranの時代から、BASIC、C言語、Java等々、そして最終的にもっとも本格的に駆使してきたアセンブラ(主に68000系)まで、多言語を使いこなす私にかかれば、イチコロ(死語)です。
というか、まあプログラムって作りはほぼ同じ。(アセンブラ除く)

すると、ありました!

9回ループする所が。
ここで表示させている事は間違いない。
って事で、試しにループ回数を変えてみると、表示個数も変わる。
では!という事で、0にすると・・・10個表示した!(笑)

ちなみに、表示される情報は、一体どこに?って事も分かりました。
「投稿」の新しいものから順に9個。日付とタイトルを抜き出しています。

まあ、これは若干見当ついていたのですが、しかし、小さいバナーはどこに!?
と、それは「投稿」の中の「アイキャッチ画像」にあったのです。なんとも・・・

で、とにかく、このループ部分をバッサリと削除!はしないでコメントアウト。
一応、念のため。いつでも戻せるように、と。

(例として、どるしゃあサイトのindex.phpの一部分)

しかしこれ、このテーマを使うと強制的に表示されるのは、いかがなものでしょうか?
せめて選択できるようにして欲しかった。

まあ、なにはともあれ、解決!

ここまでで、直したい所は、一通り終わり。
今度こそ、本当に

めでたし、めでたし。


いや、しかし、今回の修正、分量的には大した量じゃなかったけど、修正箇所や内容を見極めて直すのは、けっこう大変だったと思う。

自画自賛するわけじゃないけど。

と言いながら結局自画自賛になっちゃうんだけど。

私、Windows95が出た頃には既に個人WEBサイトを開設していました。
と同時にその頃は、SE、プログラマーとして(主に)イタリアに派遣されて、現地の機械メーカーで仕事をしていました。

その後、企業WEBサイトなどの立ち上げに何件も関わっているので、前時代的HTMLで無理矢理見た目を整えるやり方には精通しています。

技術者でもあり、デザイナーでもあった。

その後、WEB2.0が提唱され、見た目の部分はCSS、情報はHTMLと切り分ける考え方にも、いち早く対応して、情報、技術を吸収したサイト作りをしてきました。


この頃、期間限定でWEB制作の講師をしていたのだけど、他のクラスは当時のテキストに従って、前時代的WEB制作技術(テーブル・レイアウトとかね)を教えていました。しかし、私のクラスだけは、勝手にテキストを用意してHTMLとCSSを切り分けるという考え方を教えていました。そういう情報が掲載されている雑誌も大量に持ち込んで希望者には貸し出したり。でも、テーブル・レイアウトも教えなければならず、なかなかに不本意な時代。まあ過渡期だったので仕方ない。

現在は、主にWPを使ったサイト作りをしているので、ほぼ裏側のプログラム部分からは離れていますが、それでも情報は常にアップデートしています。
WPをメインに使う前にはMovable typeなども色々試してきました。
(自宅のPCを一台LINUXサーバーにしてテストしている)

なので、色々分かるんです。
前時代的なWEB制作手法も、WEB2.0以後、今日までの技術も、WPを使ったサイト作りも、そしてプログラムも。

だから今回の事案のように、新しい技術に、無理矢理古い技術を組み込んじゃった的な裏事情もよく分かる。

もし、今回の修正を請け負ったのが、前時代のWEBデザイナーだったら、WPのあれこれが分からず、修正箇所を探すのも大変。
逆に、WEB2.0以後の「WP使い」的なWEBデザイナーだったら、HTMLのグシャグシャなソースを見ただけで「なんじゃこりゃ!?」ってなるはず。内容的に分かったとしても触りたくない案件。
しかも今回、プログラム部分も直接いじっているので、WEBデザイン的スキルだけでは、直せなかったはず。

だから頼む人によっては、部分的にお手上げ案件だった可能性もあります。
見た目の修正自体は簡単そうなのに。

まあ、なんにしても、久しぶりに面白い案件ではありました。
謎を探るの大好きなので。


我が家の歴代PC群、全員現役を退き今は手元にありません。
これ以前(インターネットの時代より前)には、PC88、PC98、X68000なども使っていました。

現在の本業は音楽の人です。
と言いつつ最近もデザイン仕事をひとつ終えたばかり。

映画『大脱走』

私を形成しているもの

今の自分を形成する一部になっていると言えるほど印象に残る様々なものを「私を形成しているもの」としてとりあげていきます。他のSNSなどに投稿したものを加筆修正して再掲載しているものもあります。
※この下に書かれた年号は作品の発表年ではなく私がその作品に初めて触れた(と思われる)年。またはそのイベント、出来事を経験した年。
※ただの思い出話です。


1971

『大脱走』(1963年アメリカ映画)

簡単に言っちゃうと、第2次世界大戦中、ドイツ軍に捕らえられた連合軍の捕虜達が脱走する実話の映画化。(簡単すぎ?)

小学生の頃、TV放映時にドキドキわくわくしながら観たこの映画。
たぶん初見は1971年、私は10歳の頃

その後、TVで放映されるたびに観て、映画館(確か東急名画座)にも観に行きました。

スティーブ・マックイーン
ジェームズ・コバーン
チャールズ・ブロンソン
ジェームズ・ガーナー
リチャード・アッテンボロー
デヴィッド・マッカラム

超有名俳優揃い踏みの映画なのですが、小学生の私に一番馴染みがあったのは、デヴィッド・マッカラム。
TVドラマの『0011 ナポレオン・ソロ』(イリヤ役で出演)が大好きだったので。

(写真は自前の「大脱走」パンフレットから)

そんなわけで、一番好きなシーンは、駅でイリヤじゃなくてエリック(デヴィッド・マッカラム)が、仲間を逃がすために犠牲になるシーン。

もちろんスティーブ・マックイーンのバイクシーンもかっこよくて大好き。

そして、この一癖も二癖もある(トンネル掘り、偽造、仕立て屋、情報屋といった)スペシャリスト達が好きで好きでたまりません。

昔から烏合の衆的な群れは(反吐が出るほど)嫌いなのですが、(ひとりひとりは一匹狼的な)個性豊かなスペシャリスト達が力を合わせて何かを成し遂げる話は大好き。

「七人の侍」しかり「男一匹ガキ大将」しかり「明訓高校(ドカベン)」しかり「(グリム童話の)6人の男の話」しかり。

この映画は、そんな話達の中でも抜群に好き。
死ぬまでに、最低でも、もう1回は観たい!

Bob Dylan『Desire』

私を形成しているもの

今の自分を形成する一部になっていると言えるほど印象に残る様々なものを「私を形成しているもの」としてとりあげていきます。他のSNSなどに投稿したものを加筆修正して再掲載しているものもあります。
※この下に書かれた年号は作品の発表年ではなく私がその作品に初めて触れた(と思われる)年。またはそのイベント、出来事を経験した年。
※ただの思い出話です。


1976

Bob Dylan – Desire 「欲望」(1976年発売)

初めてオンタイムで買ったBob Dylanのアルバム。
確か発売日に購入したはず。

ある日、深夜のTV番組(たぶん11PM)を見ていたら、冤罪で投獄された黒人ボクサー、ルービン・カーターのエピソードと共に、Bob Dylanがそれに抗議する意味で作ったという曲、「Hurricane」がオンエアーされた。
早口で吐き出される言葉の迫力、歌に負けじと熱を帯びていく演奏にぶっ飛んだ。

それから発売を待ちかね、手にしたのが、この「Desire」
それ以来、とにかく聴きまくった。

特に「Hurricane」は、歌詞と訳詞を比べるように読みながら、何度も何度も聴いた。

このアルバムで、特に目立つ活躍をしているのが、スカーレット・リヴェラ。
「Hurricane」においても、曲の勢い、迫力を増しているのは間違いなく彼女が弾くヴァイオリン。
他の曲でも、実に印象的な演奏を残している。
大好き。
このアルバムは、全曲大好き。
1曲目の「Hurricane」からラストの「Sara」まで、曲の並びも素晴らしい。

Bob Dylanのアルバムで一番好きなアルバムは?と聴かれたら・・・若干はその時の気分に左右されると思うのだけど、このアルバムをあげる可能性が高い。

アルバムを夢中で聴いていた頃の自分自身が音と共に蘇る。
これは、そんなアルバムのひとつ。

※コロナ禍巣籠り中に他SNSに投稿した物を加筆修正して転載したものです
※ジャケット画像はネット上から拝借

映画『マトリックス』

私を形成しているもの

今の自分を形成する一部になっていると言えるほど印象に残る様々なものを「私を形成しているもの」としてとりあげていきます。他のSNSなどに投稿したものを加筆修正して再掲載しているものもあります。
※この下に書かれた年号は作品の発表年ではなく私がその作品に初めて触れた(と思われる)年。またはそのイベント、出来事を経験した年。
※ただの思い出話です。


2010

『マトリックス』(1999年アメリカ映画)

『マトリックス』

この映画の公開時には特に興味も無く、観ていなかったのだけど、ある日、私の元に預言者のような男が現れた。そして、熱烈にこの映画を観るように奨めてくるのだ。

「どるたんは絶対に目覚めた人」「ネオのような人間」「ザイオンの住人」「でもザイオンも・・・」「いや、どるたんはそれも分かっているはず」とか、色々訳の分からない事を熱弁する。

私のところには、たまにこういう人が現れるんだよなぁ・・・なんで?

まあ、そこまで言うなら、という事で観てみました。

2010年頃、DVDで。

結果、面白かった!

そして深いね、これ。

哲学的と言うか、宗教的と言うか、そして預言者(?)の言う通り。

私も、(私が今生きている)この世界に対してずっと違和感があったし、常に抜け出したいと思っています。なので、この映画が描きたい事は何となくだけど分かりました。

この映画『マトリックス』『マトリックス リローデッド』『マトリックス レボリューションズ』と(今のところ)3部作なんだけど、全部観てみました。

で、分からない所もけっこうあって、難しい。

まあ、そこが面白いんだけど。

その後、3作とも何度か観て、確実に理解は深まっているけれど、未だに分かったような分からないような状態。

しかし『マトリックス』3部作、1、2、3と進むに連れて戦闘場面が多くなって疲れる。もっとふつうに「話」がみたいのだな。

『ロード・オブ・ザ・リング』も、そういうパターンだったなぁ・・・その点MCUは、戦闘場面が多くなっても疲れないし面白いのはすごいなぁ・・・と、今、余計な事を考えました。

とはいえ、この『マトリックス』が描き出す世界は、私の心の一部分にしっかりと刻まれました。
4作目は映画館で観たい。

(追記)
そして4作目『マトリックス レザレクションズ』は、しっかり映画館で観ました。
その時の感想はこちらマトリックス レザレクションズ

Red Hot Chili Peppers『By The Way』

私を形成しているもの

今の自分を形成する一部になっていると言えるほど印象に残る様々なものを「私を形成しているもの」としてとりあげていきます。他のSNSなどに投稿したものを加筆修正して再掲載しているものもあります。
※この下に書かれた年号は作品の発表年ではなく私がその作品に初めて触れた(と思われる)年。またはそのイベント、出来事を経験した年。
※ただの思い出話です。


2002

Red Hot Chili Peppers『By The Way』(2002年発売)

Red Hot Chili Peppers(以下レッチリと表記)の事を意識して聴き始めたのは、1999年~2000年あたり。
アルバム『Californication』からのシングルカット曲「Otherside」や「Scar Tissue」、そして表題曲の「Californication」をラジオで何度か聴いているうちに気になる存在になっていた。
もちろんそれ以前のレッチリも何曲かは知っていたのだけれど、特に心惹かれるようなきっかけもなく、真剣には聴いてこなかった。

それから少しした2002年の夏に『By The Way』というアルバムが発売になる。
特別なきっかけがあったわけではないのだけれど「これは、買わねば!」と何故か強く思い、(この頃ではすっかり珍しく)発売日に購入。

帰宅後、自宅のステレオで鳴らした瞬間に、何か気持ちの良い風がブワッと部屋に舞ったような感覚。

1曲目の「By The Way」が終わらないうちに、すっかり魅了されていた。
続く2曲目の「Universally Speaking」では、心高鳴る、多幸感を味わっていた。
さらに続く「This Is the Place」「Dosed」と、とにかく一聴しただけで心に残る名曲ぞろい。特に「Dosed」の哀感、切なさ、美しさは、格別。
ほかの曲も全曲、心に残るアルバム。初めて聴いた曲ばかりなのに、CDに合わせて適当に鼻歌を歌ったりもしていた。
それ以来、聴くのはこのアルバムばかり。
家でも、車でも、仕事場でも。

私にとって、この年の夏は、完全に『By The Way』一色の夏。

そして、あっというまに、全曲憶えてしまった。
CDの時代になってから出た新譜で、これほどちゃんと(全曲憶えるほど)聴いた物は、数えるほどしかなく、その中でも、ナンバーワンの嵌り方だった。

これは、ある意味『Hotel Carifornia』のように、時代の空気を代表するアルバムなのではないだろうか!?
と個人的には強く思っている。

それ以来、レッチリのそれまでのアルバム、またこの後出るアルバムも聴きまくり、ライヴ映像を見たり、実際にライヴ会場に足を運んだりもしてきた。

その結果、分かった事がある。
それは、全ての経歴の中で、この『By The Way』が別格的に好きという事。

理由も何となく分かるのだが、それはギター&コーラスのジョン・フルシアンテが大活躍しているという事。
ジョンのいないレッチリも、レッチリ以外のジョン(ソロ・アルバム)も色々と聴いたけど、「ジョンがいるレッチリ(特にBy The Way)」がたまらなく好きなのだ。

このアルバムでは、アンソニーとのハモりが、数多く聴かれるのだけど、その2人の呼吸がこれほどぴったりあっているのは、このアルバムだけと言ってもいい。

2人の声を聴いているとたまらく切ない気持ちになってくる。
他のアルバムでも、ハモりはあるし、良い曲もたくさんあるけれど、このアルバムの時期の2人、いや4人全員の息の合い方は、奇跡と言ってもよいレベルかと思う。

これまで聴いてきた音楽の中でも、特別な一枚にあげられるアルバム。

※コロナ禍巣籠り中に他SNSに投稿した物を加筆修正して転載したものです
※ジャケット画像はネット上から拝借

映画『幸せはシャンソニア劇場から』

私を形成しているもの

今の自分を形成する一部になっていると言えるほど印象に残る様々なものを「私を形成しているもの」としてとりあげていきます。他のSNSなどに投稿したものを加筆修正して再掲載しているものもあります。
※この下に書かれた年号は作品の発表年ではなく私がその作品に初めて触れた(と思われる)年。またはそのイベント、出来事を経験した年。
※ただの思い出話です。


2010

『幸せはシャンソニア劇場から』(2008年 フランス・チェコ・ドイツ合作)

『幸せはシャンソニア劇場から』

初見は、2010年1月飯田橋ギンレイホールにて。

簡単に言っちゃうと、不況で閉館となった劇場をかつての裏方達が中心となって再建する話。(簡単すぎ?)

見終わった後の気持ちは、なんとなく『ニュー・シネマ・パラダイス』を観た後と似たような気持ち。
この映画には、もう少し色々と悲劇的な面もあるので、似た映画というわけではなく。

それでも、似たような気持ちになった正体が何かあるとすれば、それは、「場所に対する愛情」という物かも知れない。
片や映画館、片や劇場。
そういう場所を愛し、心から必要としている人たちがいる。
そこにものすごく心を寄せてしまうのです。私。
心の中の大切な部分をギュとつかまれるような感覚。
切なく愛おしい、何か特別な感情。

この映画は、その後も配信などで何度か観ているのだけど、初見が映画館だったというのは、自分の中でこの映画の印象度をさらに高めているポイントかも知れない。

そして、この映画を観た飯田橋ギンレイホールも今は無い。
(過去ブログ「さようならギンレイホール」参照)


下の写真は、上記ブログ投稿「さようならギンレイホール」に掲載したものの再掲。
当時使っていたギンレイ・シネ・パスポート(年パス)と、ギンレイホールで買ったパンフレット

20230902 東京 上野周辺散策

2023 渋谷考」というブログ投稿をした時に思ったのですが、このブログには、音楽活動の事や、映画、音楽の事が主に書かれていて、どこかに出かけた話がほとんど書かれていない。
そこで、たまには過去に遡って写真フォルダを漁り、どこかに出かけた話も書いてみようかな、と思い立ちました。という事で

お出かけの記録


2023年9月2日 東京都 上野周辺散策

この日のメインは、東京文化会館大ホールで開催された、陸上自衛隊東部方面音楽隊 第80回定期演奏会の鑑賞。

車で出かけたので、早めに出て、早めの現地着。
近場の駐車場になかなか空きがなく「だったら、まだ時間もあるし、根津か谷中の方に止めてのんびり歩こう」と決め、しばらく車で駐車場探し。

まあまあ、良き場所に車を止められたので、散策しつつ会場へ。
近くには徳川慶喜公の墓所などもあるのだけど、ちょっとお参りするほどの時間はなく、今日のところは墓参は諦め、人気のない路地を選び少しの遠回りはしても寄り道はなしで目的地へと向かう。

往路は、道中、あまり写真を撮らなかったのだけど、素敵な門扉を見つけて思わず写真を一枚。

東照宮の参道から上野公園~東京文化会館を目指す

この日も良い天気で、9月とはいえとても暑い一日でした。

現地到着後、開場まで若干時間があったので、東京文化会館の向い、国立西洋美術館の前庭でしばしの休憩。
なんかちょっと雰囲気変わってた気がする。

国立西洋美術館前庭から、今日の目的地、東京文化会館を望む。

頃合いをみて東京文化会館大ホールへと入場。
陸上自衛隊東部方面音楽隊 第80回定期演奏会を楽しみました。
演奏会の事は、過去ブログ「マーチが好き過ぎる」に少しだけ書いてあります。

終演後は、上野公園を散策。
この辺は、江戸好きの人間にとっては色々と思いを巡らせたくなるようなポイントが数多くあります。

上野東照宮、寛永寺、彰義隊士の墓、彰義隊戦死者碑などなど、というかこの上野という場所自体が重い歴史のある場所なので。(詳しくは各自調べてください)


「目指す未来は四百年前にありました」

寛永寺清水堂前から、つきの松を通して不忍池弁天堂を望む。
見事に見通せました。

西郷隆盛像の向こうに小さく東京スカイツリー。
実はスカイツリーあまり好きじゃないのです。なにやら悪い電波で東京の人を操っているような気がして。最上階にはナゾーの部屋がありそうな・・・妄想ですけどね。

薩摩藩士の西郷さんの銅像が上野の森のシンボル、守り神みたいになっているのは、なかなかの皮肉。ですが、この方も結局、明治政府と戦っているので、靖国神社(元々は新政府軍側戦死者を祀る招魂社)に祀られていないという、なんとも。
もちろん彰義隊も新選組も会津藩士も祀られていない。
そういう靖国神社のアレコレを知るずっと前、子供の頃から、靖国神社は漠然と苦手な場所でした。

まあ、そんな余談はさておき、上野公園をあとにしての帰り道。


上野精養軒の裏に、キッチンカー「パンダカフェ」が止まっていました。
これは、写真に撮るでしょ。

そして、少し歩くと谷中。
この辺は、ものすごくたくさんのお寺があります。
コンビニの数よりも郵便局の数よりもお寺が多い(たぶん)。
生きている人の数よりお墓の数の方が多いのではないか?という程のお寺密集地域。
お寺の前を通るたびに写真を撮っていたので、すごくたくさんお寺の写真があるのですが、その中から少しだけ。

良い具合に陽も落ちて来たので車に戻り、帰路へ。
音楽を楽しみ、風景を楽しみ、思索を巡らせる、とても楽しく充実した一日でした。


「お出かけの記録」

20230729 埼玉さざえ堂

2023 渋谷考」というブログ投稿をした時に思ったのですが、このブログには、音楽活動の事や、映画、音楽の事が主に書かれていて、どこかに出かけた話がほとんど書かれていない。
そこで、たまには過去に遡って写真フォルダを漁り、どこかに出かけた話も書いてみようかな、と思い立ちました。という事で

お出かけの記録


2023年7月29日 埼玉県 本庄市児玉町 成身院百体観音堂(さざえ堂)

さざえ堂といえば、会津さざえ堂が超有名ですが、埼玉にもさざえ堂があるという話は、何十年も前から知ってはいました。
大体の場所も分かってはいました。

こちらは、会津さざえ堂(会津若松観光ナビより

「いつか行きたいなぁ」と漠然とした気持ちを心の片隅に抱えたまま数十年生きてきたわけですが、昨年の夏、なんのきっかけか(何かTVで紹介されたのかも)、突然思い立ち、訪ねてみる事に。

ものすごく暑い、良く晴れた日に、ものすごく暑い事で有名な埼玉県熊谷市にほど近い本庄市児玉町へと、車を走らせます。
出る前に地図を見て、大体の検討をつけ、あとは勘と案内看板だけを頼りに。
(カーナヴィやグーグル先生とは、あまり相性がよくないので)

群馬方面へ行く時や、小川町やときがわ町方面へのドライブで通いなれまくった道。
車の流れもよく、すいすいと1時間程度の快適ドライブで到着。

これが、埼玉のさざえ堂。
本庄市児玉町にある成身院百体観音堂だ。

近くの本庄市観光農業センターに車を止め、そこで拝観料300円を払い、小高い丘を登ると見えてきます、さざえ堂が。

会津さざえ堂は、外観からして見るからにさざえ堂!螺旋構造がよくわかるちょっと奇妙な作りですが、こちらは、外観的にはふつうの二層構造のように見えるお堂。
しかし内部は、螺旋構造になっていて、ぐるぐると上り、ぐるぐると下る、三階建ての建物。

周辺の自然と外観だけで、既にかなりの満足感と有難みを感じていますが、中も素晴らしかった。
はっきり言って、少しだけ舐めていたかも知れません。ごめんなさい。

螺旋構造の堂内には、このように形も大きさも様々な百体の(主に)観音像が納められています。(阿修羅は千手観音を守る八部衆の一人)
信仰心のあまりない私ですが、幼い頃から仏像や寺社建築の造形は大好き。寺社縁起も好き。
一体一体、造形を愛で、これを作った人、奉納した人への敬意を込めて手を合わせる。

天井画も素晴らしかった。

百体の観音像にしっかりと手を合わせ、かなりの時間をかけて螺旋構造のさざえ堂を巡ったわけですが、前述したとおり、この日は猛暑。
外に出た時にはTシャツが汗でびっしょり。

それでも、さざえ堂の中は、さほど熱くはなく、外も(陽射しは強く気温は高かったものの)時折り涼しい風が吹き、気持ちの良い汗。気持ちの良いさざえ堂探訪となりました。




「お出かけの記録」