2023年8月後半に観た映画

2023年8月後半に観た映画

今日で2023年8月が終了。相変わらず暑い毎日。涼しい部屋で、そこそこ大きな画面と音で映画を観る事が出来ている日々に感謝です。


☆印は、映画に対する評価ではなく、あくまでも個人的な好き度ランク。
☆5つ=大好き、☆4つ=好き、☆3つ=ふつう、☆2つ=ちょっと苦手、☆1つ=苦手
という感じ。


2023年8月後半に観た映画
2023年8月後半に観た映画

18日『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(Amazon)☆☆☆☆☆

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』

Amazon Primeでの見放題配信が終了するということで3度目(か4度目)の鑑賞。これまでに感じたように過去の作品やMCUの世界観に対するリスペクトと愛に溢れた素敵な作品。そしてやはりトム・ホランドのスパイダーマンが一番好き。


20日『X-MEN 2』(Disney+)☆☆☆☆

『X-MEN 2』
『X-MEN 2』

久しぶりに2度目の鑑賞。正直言って、はじめはX-MENシリーズにはあまり期待感を持っていなかったのだけど、MCUの世界観に近いものを感じるようになった。見直してみてさらにその思いが深くなっている。マイノリティーとの共存、突出したものへの思い等、考える事、感じる事の多い、良い作品。


23日『死霊館のシスター』(Amazon)☆☆☆☆

『死霊館のシスター』
『死霊館のシスター』

死霊館シリーズではあるけれど、いつもの2人は、最初と最後の解説的に出てくるだけで、舞台は1950年代、ルーマニアの修道院。そこはかつて悪魔召喚を行おうとしていた公爵の屋敷だった。その屋敷(=修道院)の調査のため派遣されたヴァチカンの神父とシスターが怪異現象に立ち向かうお話。話的にも面白かったし、ダークな映像表現、ロケーションなど大好物でした。


24日『アナベル 死霊人形の誕生』(Amazon)☆☆☆☆

『アナベル 死霊人形の誕生』
『アナベル 死霊人形の誕生』

アナベルのシリーズで、これは観ていないような気がして見始めた所、すぐに初見ではない事に気づくも、最後まで見てしまった。印象的なシーンが多く、井戸のシーン、階段のシーンなど映像的に覚えているけれど、話の流れはところどころ失念していたので、見直して良かった。アナベル~死霊館のシリーズで見ていないのは、最新作『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』だけかな?


25日『過速スキャンダル』(Amazon)☆☆☆

『過速スキャンダル』
『過速スキャンダル』

韓国映画。ラジオの人気DJのところに、実の娘だと名乗る女性とその子供が訪ねてくる、というドタバタコメディー映画。主演のパク・ボヨン(娘役)の歌がとても良かった。映画もふつうに面白かったけど、特に心に残ったかといえば、それほどでもないかな…


26日『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』(Amazon)☆☆☆☆

『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』
『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』

タイトルと時代背景から太宰治『グッド・バイ』に関係ある作品かと思ったら、その通り、登場人物名や話の筋などは、しっかりと『グッド・バイ』が土台になっている。そこに盛り付けられたあれこれが実に見事。太宰の作品は未完だったけれど、良い形で締めくくられている。軽妙な言葉のやりとりなどユーモアの感覚がとても好きだな、と感じていたのだけど、エンドロールで脚本がケラリーノ・サンドロヴィッチだと知る。なるほど。面白かった。


27日『戦場のメロディ』(Amazon)☆☆☆☆☆

『戦場のメロディ』
『戦場のメロディ』

韓国映画。朝鮮戦争時に実際にあった話が土台となっている。音楽学校出身の少尉が、戦争孤児たちを集めた合唱隊を作る話。日本が平和を享受している間に朝鮮半島でベトナムで・・・そして今もウクライナ他世界の各地で戦争が続き、人間同士が殺し合いを続けている事に思いを巡らせてしまう。そこで犠牲になる命、心、才能。戦争が続く限り悲劇は繰り返されるというのに、地球上から戦争を無くす事は出来ないのだろうか。それは、私にとって子供の頃からの命題のひとつ。良い映画でした。


28日『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』(Amazon)☆☆☆☆☆

『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』
『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』

公開前からすごく観たかったのだけど、地元周辺の映画館にはかからず、見逃していました。まあ、いかにもテリー・ギリアム。皮肉たっぷりのブラックなセリフたち。それだけでも、好き嫌いが分かれそうな危ういバランスの上に成り立っている、そんな映画。自らをドン・キホーテだと思い込んでいる狂気の老人、それに巻き込まれるCMディレクター。しかし、老人を狂気にいたらしめるきっかけとなったのは、そのCMディレクターが学生時代に撮った映画。後半、CMディレクターも狂気に飲み込まれていくあたりの表現などたまらなく好き。


29日『太陽の子』(Amazon)☆☆☆☆

『太陽の子』
『太陽の子』

第2次大戦末期、原爆開発に心血を注いでいた京都大学の物理学者、学生たち。開発競争に敗れ、戦争にも負ける。原爆を開発する者、それを支える人、家族、軍と大学、そして彼らが作ろうとしていた原爆というものが何だったのか、それぞれの立場、それぞれの思いを丁寧に描いている良い映画。そして、この映画の公開前に逝ってしまった三浦春馬を思う。


30日『ラストサマーウォーズ』(Amazon)☆☆☆☆

『ラストサマーウォーズ』
『ラストサマーウォーズ』

私の地元が舞台になっている映画なので、撮影中から興味を持っていました。小学6年生の子供たちが夏休みに自主映画を作る話。さまざまな困難を乗り越え、団結し、映画を完成させるために奮闘する。とても爽やかで素直に感動出来る映画。でも、欲を言えば、エンドロール時にでも、子供たちが完成させたであろう映画を(ラッシュで良いので)流して欲しかった。


31日『ノスタルジア』(Amazon)☆☆☆☆

『ノスタルジア』
『ノスタルジア』

タルコフスキー監督作品。『ノスタルジア』という映画の存在は知っていたけど、内容などは全く知らぬままに初見。冒頭「イタリア語で話せ」という(たぶん)ロシア語のセリフの後、ほとんどすべてイタリア語で話が進んでいく。イタリアが舞台の映画だという事をその時点で知る。とにかく特筆したいのは、映像の美しさ。どのシーンを切り取っても1枚の絵画として飾りたくなるような映像美。話の展開は遅いのだが、セリフをひとつひとつしっかり意識していないと一体何が描かれているのか全く分からなくなってしまう。セリフのやりとりだけで「恋人ではない」「夫婦でもない」「女性は通訳」と、人間関係や背景を把握していかなければならない。疲れるといえば疲れるのだが、前述のように、とにかく美しい映像に引き込まれて、最後まで見続ける事が出来ました。



Dorutan

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