2024年1月前半に観た映画

2024年1月前半に観た映画

2024年、あけてから15日。今年、第1弾の「観た映画」です。ふだんなるべく短く感想を書くことを心掛けているのだけど、幼少期に嵌った「アトム」、少年期から青年期にかけて嵌った「猪木」の映画に関しては、言葉が多くなってしまった。そして全然語り切れていない。


☆印は、映画に対する評価ではなく、あくまでも個人的な好き度ランク。
☆5つ=大好き、☆4つ=好き、☆3つ=ふつう、☆2つ=ちょっと苦手、☆1つ=苦手
という感じ。


2024年1月前半に観た映画
2024年1月前半に観た映画

3日『宇宙人のあいつ』(Amazon)☆☆☆

『宇宙人のあいつ』
『宇宙人のあいつ』

中村倫也、伊藤沙莉など割りと好きな役者さんが出ているので、なんとなく観てみました。4兄弟の次男が実は地球を調べに来た土星人だったという話。話としては、面白いようなそうでもないような。ただ中村、伊藤のすっとぼけた演技はさすがで、そういうところが好き。


4日『容疑者Xの献身』(Amazon)☆☆☆☆

『容疑者Xの献身』
『容疑者Xの献身』

これはTVシリーズ「ガリレオ」の劇場版。TV観ていなかったので、まったく前知識なしの初見。2008年の映画という事で、みなさん若い。特に堤真一、若っ!。観ているうちに、アリバイについては見抜けたのだけど、それ以外は見抜けなかった。しかし、気になっていた点がすべて結びついて解決に至る流れは見事。そういう事でしたか!と納得。これは原作者(東野圭吾)の力量か。それぞれの役もみなさんはまっていて、楽しめました。TV版も観てみたくなった。


6日『イチケイのカラス』(フジTV)☆☆☆☆

『イチケイのカラス』
『イチケイのカラス』

こちらもTVシリーズの劇場版。TV版の本放送は観ていなかったのだけど年末の昼間、一挙再放送をしていて、ほぼ全話観たばかり。巨悪、巨大利権に立ち向かう、というよりも、相手が誰であれ、真実を見極めてしっかり判断したいという裁判官。裁判官に限らず、そういう人に巡り合えると人生変わるよね。


7日『ベイビーわるきゅーれ』(Amazon)☆☆☆

『ベイビーわるきゅーれ』
『ベイビーわるきゅーれ』

面白いのだけど、終始柄が悪い人ばかり出てくるので、疲れる。口汚い言葉でどなるシーンが多いのがきつい。もっと若い時に観ていたらもしかしたら☆が1つ増えていたかも知れない。改めていうけど、面白い事は面白い。


8日『アミューズメント・パーク』(Amazon)☆☆☆

『アミューズメント・パーク』
『アミューズメント・パーク』

ゾンビ映画でおなじみジョージ・A・ロメロ監督の未発表(だった)映画。
最初の方に出てくる白い部屋での場面で、その後の展開がなんとなく分かってしまったのだけど、高齢者になると色々と生きづらいですよね。次々と大変な事が襲いかかってきますよね。そんな気分になる映画でした。老人は大切に。あと音や音楽の使い方がすごくうまいと思った。


9日『アントニオ猪木をさがして』(Amazon)

『アントニオ猪木をさがして』
『アントニオ猪木をさがして』

☆ゼロです。あまり辛辣な事は書かないこのブログですが・・・
すべてにおいて中途半端。映画館で観なくて良かった。ブラジルでの生活を伝えたいならもっと取材すべき、ひとりの証言で何か伝わる?その後の日プロ時代、東プロ時代の事は?レスラーとしてのすごさを描くなら、他に話を聞くべき人がいるのでは?政治家、事業家としての部分に関しても同じ。もっと突き詰めないと、と言った具合に気になる事だらけ、とにかくすべてが中途半端。中途半端な市井の人のドラマも必要ない。猪木を描く、さがす本気度が全く感じられない。あまりにも大きすぎて描き切れないのもわかるし、どこかに絞ってしまうと大きさを描けないのも分かる、でも姿勢の問題。結局タイトル「アントニオ猪木をさがして」がすべて。周りをウロウロしているだけで何もさがせなかったのがこの映画。ラスト近くにオカダカズチカが答えを出している。「誰も猪木さんを見つけられない」と。


10日『サンザシの樹の下で』(Amazon)☆☆☆☆

『サンザシの樹の下で』
『サンザシの樹の下で』

中国映画。チャン・イーモウ監督作品。ある種『小さな恋のメロディ』的、幼い純愛物語ではあるのだけれど、この話は男が年上なのでちょっと話が違ってくる。中盤の男の調子に乗った浮かれっぷりを見るにつけ「最悪の未来」しか想像出来なくてまいった。女の子はすごく魅力的で良い女優になりそう。


11日『さくらんぼ 母ときた道』 (Amazon)☆☆☆☆

『さくらんぼ 母ときた道』
『さくらんぼ 母ときた道』

中国映画。貧しい暮らしの夫婦、夫は足が悪く、妻は知的障害者。ある日、妻が捨て子(女の赤ちゃん)を拾ってきて育てる、という話。切なく、哀しく、辛く、そして純粋で美しい話でした。山村の暮らしぶりなど映像にも魅かれました。


13日『ウーマン・キング 無敵の女戦士たち』(Amazon)☆☆☆☆

『ウーマン・キング 無敵の女戦士たち』
『ウーマン・キング 無敵の女戦士たち』

17~19世紀にかけて西アフリカのダホメ王国を守った女性だけの戦士部隊の話という事で、史実を元にした映画。主に奴隷商人からの解放が描かれている。すごく面白かったし、迫力もあった、そして考えさせられる。自由や権利を手にするためには結局は戦うしかないのか。殺し合い多くの犠牲が出た上で手にする自由。今もつづく殺し合いの歴史。どうにかならないのか。


14日『劇場版 鉄腕アトム 宇宙の勇者』(Amazon)☆☆☆☆

『劇場版 鉄腕アトム 宇宙の勇者』
『劇場版 鉄腕アトム 宇宙の勇者』

1964年公開の『劇場版 鉄腕アトム』、当時3歳なので内容は憶えていない(と思っていた)のだけど、これは劇場で観ているはず。というのは、幼児期から小学校低学年までに公開された子供向けの映画はほとんど全て映画館に連れて行ってもらっていたから。そして、この映画のパンフレットを持っていたから。長い事家にあったのでよく憶えている。内容も実はけっこう憶えていた。ただそれはTV版の再放送やコミック版の印象が混ざっているのかも知れないのだが、この映画、モノクロではじまり、中盤のパートがフルカラーになる。その時の驚きを今回再体験して鮮明に思い出したのだ。カラーで動くアトムを観たのはあの時が初めてで、ものすごく驚いた3歳時の感覚が残っていたのだ。そのことに驚いた。


Dorutan

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