2023年3月後半に観た映画

2023年3月後半に観た映画

2023年、3月も終わり。この期間に観た映画は8本。ほぼ2日に1本のペース。
ちょっと鈍りがちだけど、まあ日々色々あった事を考えると思ったよりも観ている感じ。
あと、Amazon Prime Videoの配信ドラマで『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』を観始めました。
この感想もラストに添えておきます。

☆印は、映画に対する評価ではなく、あくまでも個人的な好き度ランク。
☆5つ=大好き、☆4つ=好き、☆3つ=ふつう、☆2つ=ちょっと苦手、☆1つ=苦手
という感じ。


2023年3月後半に観た映画
2023年3月後半に観た映画

17日『東京原発』(Amazon)☆☆☆☆

『東京原発』
『東京原発』

都知事が突然「東京に原発を誘致する」と言い出す。立花隆の「東京に原発を」という著作を思い出すのだけど、関係各部署のトップに専門家を交えての会議の内容はまさしくその本にあったような内容。会議のメンバーが専門家の話を聞いているうちに徐々に「原発なんてとんでもない」と考え始めるあたりは、反原発プロパガンダ臭も若干感じるけど、まあ納得。会議と同時に起きた爆弾テロに立ち向かう胸熱展開も、嫌いじゃない。ラストにいたるまでの都知事の台詞は(当時はまだ生きていた)原発絶対安全神話に対するアンチテーゼ。軽妙な台詞のやり取りも面白い。笑わせながらも、しっかりと考えさせる。


18日『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』(Amazon)☆☆☆☆

『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』
『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』

『クワイエット・プレイス』の続編。前作は、なんだかよく分からないけど、音を出したら何かに襲われて殺されるという理不尽な恐怖にドキドキハラハラして観たのだが、今作では、なんだか分からなかったものが、空からやってくるDay1からはじまり、はっきりと姿を見せまくる。謎要素は減ってサバイバル色高め。理不尽な恐怖面で前作が勝るけど、まあまあ楽しめた。しかし、これ全然終わってないですね。


20日『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(Amazon)☆☆☆☆☆

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』

昔の007には、あまり嵌れなかったけどダニエル・クレイグのシリーズは好き。これも007のテーマから主題歌までの間でしっかりと映画の世界に引き込まれた。冒頭の氷った湖のシーン。イタリアの古都でのシーン。そして主題歌中のCG映像。最初の20分程度でこの満足感。そしてもちろんラストまでこの勢いのまま楽しむ事が出来ました。


23日『ブラック ・ウィドウ』(Disney+)☆☆☆☆

『ブラック ・ウィドウ』
『ブラック ・ウィドウ』

公開初日に観て以来、たぶん3度目の鑑賞。話的にも面白かったし、アクションシーンもすごかったし、フローレンス・ピュー演じるエレーナという新キャラの登場も嬉しかったけど、なぜかいまひとつ印象が薄い。でもやっぱり観直したくなる作品。エレーナの放つちょっとしたギャグが好き。ナターシャの真似や、父親の事を「クリムゾン・ダイナモ(本当はレッド・ガーディアン)」と言うところなど。


27日『サスペリア』(Amazon)☆☆☆

『サスペリア』
『サスペリア』

リメイクじゃない1977年版を鑑賞。実はちゃんと観るのは初めて。今の技術レベルで観てしまうと、殺人シーンや血糊など色々と不自然に見えてしまうのだけど、そういうのを差し引けば、まあ悪くない。でも、この映画は、音楽と映像を楽しめばそれだけでも充分に良い。


28日『お嬢さん』(Amazon)☆☆☆☆☆

『お嬢さん』
『お嬢さん』

韓国映画。話もすごいけど、映像美に圧倒される。第1部での出来事を、第2部でなるほどと思わせ、さらに、という展開も見事。エロもグロもあるけど全てを美(というか耽美)に落とし込む力。本棚の部屋大好き。すごい映画でした。すごいばかり(語彙力)


29日『半径1メートルの君~上を向いて歩こう~』(Amazon)☆☆☆

『半径1メートルの君~上を向いて歩こう~』
『半径1メートルの君~上を向いて歩こう~』

吉本芸人と俳優が演じる、なんとなく良い話的ショートストーリーのオムニバス。基本的に吉本あまり好きじゃないのに観たのは松井玲奈や倉科カナや水川あさみが出てるから。1作目の小池徹平はじめとした俳優陣の力が本当にすごい。まあ、つまらなくはなかったけど、さほど面白いとも思わなかった。


30日『河童の女』(Amazon)☆☆☆☆

『河童の女』
『河童の女』

この映画のロケ地周辺は、よく知っている場所で、まあまあ地元なので映画のロケをしている頃からなんとなく、この映画の事は知っていました。しかし、内容については一切知らないまま鑑賞。良い意味で予想とは全く違う映画でした。勝手に描いていたイメージは緑豊かな山間の民宿での暮らし、そこに遊びに来る都会の子供との交流的な平凡なもの。しかし、実際には、誰もが不穏な問題や心の闇を抱えた登場人物たち。面白かった。


そしてAmazon Prime Videoの配信ドラマで
『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』

『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』
『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』

Amazon Prime Videoのオリジナル配信ドラマ作品(シーズン1全6話配信中)。まだ3話しか観ていないけど、とても良い。テレビドラマと違ってスポンサーの顔色伺う必要なく、その上潤沢な資金がある、結果、出演者や制作陣のモチベーションの高さが画面を通して伝わってくる。真に迫る演技の熱量たるや。1話完結、60分程度にしっかりまとめる脚本の力もすごい。毎回映画を1本観たのと同等以上の満足感。飛行機好きにとっては色々な旅客機や空港のバックヤードなどが見られるだけでも嬉しいのに。


Dorutan


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