2022年10月前半に観た映画
今月はスポーツ中継を観まくっているわりには、映画もそこそこ観ています。
ということで、前回の投稿では10月は「もしかしたら前半後半で分けずに1か月分になるかも。」と書きましたが、やはり前半後半分けることにいたしました。
それでは「2022年10月前半に観た映画」
☆印は、映画に対する評価ではなく、あくまでも個人的な好き度ランク。
☆5つ=大好き、☆4つ=好き、☆3つ=ふつう、☆2つ=ちょっと苦手、☆1つ=苦手
という感じ。
2日『監視者たち』(Amazon)☆☆☆☆☆
韓国映画。約1年半ぶり3度目の鑑賞。さすがにかなりはっきり憶えているがそれでも楽しめた。3人の主要人物が地下鉄内で交錯する導入部でしっかり引き込まれる。その後の展開も見事。監視班のキャラクターも佳き。この映画のハン・ヒョジュは大好き。ラス前の素晴らしき凛々しさよ。次への思いをつなぐラストもよし。そのうちまた観ると思う。
5日『スカーフェイス』(Amazon)☆☆☆☆
アル・パチーノは大好きな役者なのだけど、この映画で演じる知性も品性もなく蛮勇だけでのしあがった悪党トニーは大嫌い。やはりアル・パチーノには知性と陰のある役が似合う。でも大嫌いと思わせるほど知性のない悪党を演じきれるのもまたすごい。劇中で流れる音楽がとにかく古臭くて苦手な音。(音楽、ジョルジオ・モローダだった)
6日『乱気流/タービューランス』(テレ東)☆☆☆☆
エアーパニック物や空港を舞台にした物は大好物で超大作からB級物までかなりの本数を観ているのだけど、これは初見。内容的にはサイコホラー的なスリルもありそれなりに楽しめた。それはともかく、B747の機内やコクピットがたくさん見られるのでその分好き度が高め。ふだん吹き替えでは見ないのだけど、たまにはTVでの受動的映画鑑賞も悪くない。
7日『ア・フュー・グッドメン』(テレ東)☆☆☆☆
何度目かの鑑賞。吹き替えでははじめての鑑賞で、若干の違和感。でも、やっぱりよく練られた法廷物は面白い。さらに軍事法廷という特殊な場なので、権威やプライドが交錯してスリルが増し増し。けっこうカットされているみたいだけど、特に問題なく見ることが出来た。
8日『世界侵略:ロサンゼルス決戦』(Amazon)☆☆☆☆
この映画では、宇宙からの侵略なのだけど、これほどの軍事力で突如、同時多発的に問答無用の侵略をされた場合、どうやって対処したらよいのだろうか?
ほぼ陥落してしまったロスを奪還するために圧倒的な戦力に立ち向かっていく米軍。これと同じ事が今、ウクライナで起きているのだ。
9日『牛首村』(Amazon)☆☆☆
「村」シリーズの国産ホラー映画は全部観ているので、もちろんこれも観ました。「牛の首」に纏わる伝説がやや強引な気もするけど、それなりに納得できる話作りではある。
Kōkiはなかなか良かった。良い女優さんになりそうな予感。Kōkiの相手役の若手男優の演技はちょっと苦手。
11日『インディ・ジョーンズ/レイダース 失われたアーク《聖櫃》』(Amazon)☆☆☆
実はこのシリーズをちゃんと観るのはじめて。ナチスも狙う古代遺跡での聖櫃発掘合戦という大好きな題材にも関わらず、☆3つ。どうにもスピルバーグ、ルーカスの娯楽映画のトーンが苦手。何から何まで作り物感がすごくて、うまくそれを楽しめない自分がいる。たぶんディズニーランドを心から楽しめないのと同じ感覚。すべての場面(どころかすべての動き)に合わせて流れ続けている音楽もトゥーマッチでオールドスタイル感。(音楽自体は好き)
シリーズ全作観るつもりだったけど、もうごちそうさまでいいかも。
12日『エリザベス』(Amazon)☆☆☆☆☆
歴史の中の出来事が、今現在の王室と直接繋がっている面白さよ。まあ歴史って全て現在とつながっているのだけど、特にそれが強く実感できるのはエリザベス二世崩御後のタイミングということもある。
他の価値観を認めない宗教(に関わらず権威)は、本当に恐ろしいし嫌い。この困難な時代を乗り越えたエリザベス(一世)がいたから、今のイギリスがあり、私たちの知るあのエリザベス(二世)がいるという歴史。感慨深い。映画の描き方、画面の美しさ、音楽(当時の古楽)も素晴らしい。
13日『ビリギャル』(Amazon)☆☆☆☆
思っていたよりも楽しめた。主役の有村架純はじめ役者はみな熱意があり素晴らしいと感じたので☆4つ。ただ作る側の熱意や心みたいなものはあまり感じなかった。手馴れた料理を「こんなもんでいいでしょ。」と出された感じ。ちゃんとしているし、ふつうにおいしいんだけど、何かが足りない。たぶんそれは心とか愛とか誠意とか熱意みたいなもの。
14日『リズム・セクション』(Amazon)☆☆☆☆☆
タイトルから(『セッション』的な)音楽映画だと思って観たら全然違った。上の画像も映画の内容全然表してないし。
テロ、スパイ(MI6,CIA)、殺し屋、復讐、そんな話。これがかなり面白かった。主演女優がマリアンヌ・フェイスフルとデヴィッド・シルヴィアンを掛け合わせたような顔つきとムードを持っていて魅力的(でも、そういう顔つきを見せるのはこの映画の中だけかも)。話の展開も面白いし、イギリス、スペイン、フランス他、ロケ地も素敵。緊迫感たっぷりのカメラワークも素敵。
15日『その女諜報員 アレックス』(Amazon)☆☆☆☆
スパイアクション物には、うまく楽しめる物となんとなく苦手な物があるのだけど、これはとても楽しめた。娯楽色の強いものや、気取った感じのものより、現実感強めのものが好きなのかも。キャラクターひとりひとりの性格描写、描き分けもすごく良いと思った。
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