2024年1月後半に観た映画

2024年1月後半に観た映画

なんと今日で1月が終わり。こうやって半月に一回、この「観た映画」を更新するたびに、早い早いって思いながら、2024年もあっという間に終わるのでしょうね。しっかり生きていれば。
21日にどるしゃあのワンマン公演があったので、この期間、あまり映画を観ていないような気もしたけど、そうでもなかった、1月の後半です。


☆印は、映画に対する評価ではなく、あくまでも個人的な好き度ランク。
☆5つ=大好き、☆4つ=好き、☆3つ=ふつう、☆2つ=ちょっと苦手、☆1つ=苦手
という感じ。


2024年1月後半に観た映画
2024年1月後半に観た映画

16日『ザ・スパイ シークレット・ライズ』(Amazon)☆☆☆☆

『ザ・スパイ シークレット・ライズ』
『ザ・スパイ シークレット・ライズ』

韓国映画。北と南のセンシティヴでポリティカルなスパイものかと思って観てみたら、ドタバタスパイアクションだった。まあ、面白かったからそれはそれでOK。あまり役者さんの名前と顔を憶えるのが得意じゃない(というかあまり積極的に憶えようとしない性質)のだけど、この映画の主演、ソル・ギョングは、さすがに色々な映画で顔を観るので憶えたかも。


17日『ザ・クリエイター/創造者』(Disney+)☆☆☆☆

『ザ・クリエイター/創造者』
『ザ・クリエイター/創造者』

VFXと実写の自然な合成技術。美しい映像。まずはそこに引き付けられる。AIの進化によって人間とAIとの戦いが勃発する。話の展開や落としどころもとても面白かった。けど、こういう話って、まだロボットもAIも登場する以前に手塚治虫が描いてるんだよなぁ。やっぱり手塚治虫はすごいなぁ。と他の方面に心を馳せてしまった。主演の女の子が魅力的で、役者としてもVFX表現的にもすごい。マヤを演じているのがジェンマ・チェンだと気付かなかった。


19日『リンキング・ラブ』(Amazon)☆☆☆

『リンキング・ラブ』
『リンキング・ラブ』

私は、AKBヲタでなおかつ石橋杏奈好きなのでそういう面ではしっかり楽しめたけど、ふつうに映画としてみるとちょっときついかもなぁ。TVの深夜ドラマが似合いそうな話。この映画金子修介監督なのですね。面白く仕上げる力はすごい。田野ちゃん、なかなか存在感があって良かった。


22日『アベンジャーズ/エンドゲーム』(Disney+)☆☆☆☆☆

『アベンジャーズ/エンドゲーム』
『アベンジャーズ/エンドゲーム』

何度も観ている映画なので、一言だけ。大傑作!


23日『空母いぶき』(Amazon)☆☆☆

『空母いぶき』
『空母いぶき』

2度目の鑑賞。初めに観た時は映画以外の所で変な意味で泣けた。その時のブログ
今回は、もう少し醒めた目で見たので、ファンタジーが過ぎる、という感想。クリスマスのコンビニのエピソードとか、すごくこざかしい。脚本家が「ちょっといい話」「ほっこり感」をぶち込み過ぎ。それが上滑りしているようで、気分良くない(でも、そんな話を素直に受け入れて楽しもうとする自分もいる)。決着の付け方もファンタジー。事の発端も嘘くさい。原作マンガが「本当にありそう」な現実味がある話だけに、余計にそう思う。というか、これは原作と全く違う話なので違うタイトルにして(もちろん原作者にも承諾を得て)「この映画は『空母いぶき』に着想を得た物語です。」という断りを大きく入れて公開、というのが美しい形だと思う。


24日『さまよう刃』(Amazon)☆☆☆☆

『さまよう刃』
『さまよう刃』

韓国映画。これ、東野圭吾原作で日本映画のリメイクらしい。知らずに観た。観ている間は、あまりにも悲しく壮絶な復讐劇に、韓国映画ってこういう話を上手に描くな、と思っていたけど、日本産だった。感想は既に書いたように復讐劇に引き込まれたのだけど、復讐という行為の悲しさ、虚しさ。無念。感情が揺さぶられる映画。韓国版があまりにも良かったので、今は日本版の映画を観たいような観たくないような気持ち。


26日『ラ・ジュテ』(Amazon)☆☆☆☆

『ラ・ジュテ』
『ラ・ジュテ』

1962年、フランス映画。第3次世界大戦後の世界を描いている。少年時代に飛行場で見た光景が脳裏に焼き付いている男。その(飛行場にいた)時、戦争が勃発、パリは廃墟になる。この映画は、静止画(写真)を次々と見せていく形で、そこにナレーションや音楽がのる。動画は一切ないのだけど「これいつか動き出すのではないだろうか?」という予感が。そして、男の記憶の正体も。そんな予感の上をいくような演出が見事で、感嘆のため息のようなものがもれてしまった。こういう見せ方でも映画が作れるんだな、と60年以上前の映画に教えられた。


27日『霊的ボリシェヴィキ』(Amazon)☆☆☆☆

『霊的ボリシェヴィキ』
『霊的ボリシェヴィキ』

廃工場?の部屋に何人かの男女。どうやら霊的体験をひとりずつ話すらしい。グループセラピーのような?百物語のような?何か不思議な心霊実験の会。なぜか壁にはレーニン、スターリンの写真が飾られ。突然全員で「ボリシェヴィキ党歌」を歌い出す。なんとなく実態のつかめないまま、終わりを迎えるのだけど、それなりに楽しめた。不条理劇の舞台を観終えた後のような感覚。『アジアの純真』の韓英恵が主演。


29日『劇場版 マジンガー Z / INFINITY』(YouTube)☆☆☆☆

『劇場版 マジンガー Z / INFINITY』
『劇場版 マジンガー Z / INFINITY』

能登半島地震 復興応援配信(永井豪先生は輪島出身)という事で、YouTubeで期間限定配信中。ドクター・ヘル&機械獣軍団が大復活。ちょっと齢を重ねた兜甲児らおなじみの面々が立ち向かう。地中から掘り起こされた超巨大な魔神(INFINITY)?と少女型AI?リサ。マーベルでいうところのインカージョン的な、平行宇宙的な、壮大な話が展開される。オープニング主題歌は、あの「マジンガーZ」の主題歌!しっかりと楽しめました。


30日『点』(Amazon)☆☆☆☆

『点』
『点』

山田孝之、中村ゆり主演、30分弱の短編映画。友人の結婚式に参列するために帰郷した女性(中村)が、高校時代の元カレ(山田)の理容室にうなじの毛を剃ってもらいにいく。そこでの会話がこの映画のすべてと言ってもいいのだけど、はじめぎこちなく言葉を紡ぐ2人が高校時代の話などから徐々に当時の感覚を取り戻してゆく。短い時間の中、会話だけで2人のこれまでを思わせる。回想シーンなどないのが逆にいい。心地の良い時間でした。


31日『ガール・コップス』(Amazon)☆☆☆☆

『ガール・コップス』
『ガール・コップス』

アクションコメディー的、女性警察官(刑事)が活躍する韓国映画。市民の苦情処理課?に配属になった元熱血女性刑事。そこにこれまた熱血刑事の義妹が配属される。相談にきた若い女性が目の前で自殺を図り、事件発覚。女性に薬を盛りわいせつ動画を撮りネットに流す一味。その一味に女性警察官たちが立ち向かう。苦情処理課のPC女子が実は超絶ハッカーだったり、嫌みな課長も実はすごい人だったり、全員のキャラがとても良いし、話の展開も分かりやすく面白いし小ネタも面白い。楽しめました。



Dorutan


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