2024年6月後半に観た映画

2024年6月後半に観た映画

6月後半、しばらく映画を観てなかったのは、読書モード発動中、及び『響け!ユーフォニアム』のシーズン2を見直していたから。今期は超久しぶりに見直したものがけっこう多かった。まだ観た事のない観たい作品が多くある中、時間がもったいない気もするけど、どれも初見時より楽しめました。


☆印は、映画に対する評価ではなく、あくまでも個人的な好き度ランク。
☆5つ=大好き、☆4つ=好き、☆3つ=ふつう、☆2つ=ちょっと苦手、☆1つ=苦手
という感じ。


2024年6月後半に観た映画

20日『ブラック・レイン』(Amazon)☆☆☆☆

『ブラック・レイン』
『ブラック・レイン』

公開時と、TV(かレンタルDVD)で1回観ているはずなので約30年ぶりに3度目の鑑賞かな?死を覚悟している松田優作の鬼気迫る演技はもちろんすごいんだけど、マイケル・ダグラスと高倉健の抑制の効いた心理劇、アンディ・ガルシアの見事なわき役っぷり、神山繁や若山富三郎の味わい深さに見惚れました。


21日『20世紀少年 -第1章- 終わりの始まり』(Amazon)☆☆☆☆

『20世紀少年 -第1章- 終わりの始まり』
『20世紀少年 -第1章- 終わりの始まり』

22日『20世紀少年 -第2章- 最後の希望』(Amazon)☆☆☆☆

『20世紀少年 -第2章- 最後の希望』
『20世紀少年 -第2章- 最後の希望』

23日『20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗』(Amazon)☆☆☆☆

『20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗』
『20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗』

『20世紀少年』3部作を3日かけて鑑賞。レンタルで1度ずつ観ているはず。これは実写化大成功映画なんじゃないかな?(売上的には知らんけど)キャストが見事です。細かい所随分と忘れていたので、ユキヒロさんの登場シーンには、思わず「おお!」と声が出た。他にもフミヤやミッチーも出てるし。遠藤賢司とケンヂのやりとりはじんわりと笑えるし。そういう隠し味的なアレコレも洒落が効いている。話的にもよくまとめたと思うのだけど、所々、好きじゃないなぁ、と思う所もある。例えばケンヂが巨大ロボットを倒そうとする、オッチョが加勢して倒す、子供時代の協力と重ね合わせて表現する、こういう脚色、見せ方よくあるよな、と、たぶん感動を誘う見せ方なんだけど冷めます。そんな感じで所々で興ざめしつつも最後まで楽しめました。

ラストに向けて色々な伏線が回収されていくのだけど、すべてわかったうえで、もう一度見直したくなった。


24日『リラの門』(Amazon)☆☆☆☆

『リラの門』
『リラの門』

1957年フランス映画、ルネ・クレール監督作、初見。お人よしの酔っ払いが、ひょんなことから殺人犯を匿う事に。と言っても匿った場所は友人のギター弾き「芸術家」の家の地下室、そこに至るドタバタ展開が面白くよく出来ている。匿った後に起きる人間模様の面白くやがて哀しきあれこれも、洒落た短編小説を一篇読み終えたような気分。


25日『羊たちの沈黙』(Amazon)☆☆☆☆

『羊たちの沈黙』
『羊たちの沈黙』

はじめ観たのはレンタルだったか?久しぶりに2度目の鑑賞。猟奇連続殺人事件のヒントを得るために、獄中にいる人肉食嗜好殺人犯の精神科医レクター博士に接触するFBI女性捜査官クラリス。犯罪心理学的な面白さプラス、レクターとクラリスの危うい心の交流的な部分にそそられる。


26日『海難1890』(Amazon)☆☆☆☆

『海難1890』
『海難1890』

1890年(明治22年)エルトゥール号遭難。明治天皇への謁見のためにトルコから来た大型帆船が嵐のため和歌山沖で座礁。貧しい漁村の人々が多くのトルコ人を救う。それから100年近く経った1985年イランイラク戦争中、テヘランから出られなくなった日本人をトルコの救援機が救ってくれたという実話。世界のあちこちで戦争紛争が起きている今、改めて心の交流の大切さを想う。


27日『X エックス』(Amazon)☆☆☆☆

『X エックス』
『X エックス』

性に奔放な3組の若いカップルが映画撮影のため田舎町の農場へ、そこに住むのは殺人鬼的老夫婦。という映画。おばあさんのおぞましいほどの怖ろしさよ。そして、この老夫婦にも若い頃があったのだよな、という当たり前の(だけどあまり思いが及ばない)事をじんわりと考えてしまうのだった。


28日『エクソシスト 信じる者』(Amazon)☆☆☆☆☆

『エクソシスト 信じる者』
『エクソシスト 信じる者』

なんとなく「エクソシスト」の名を冠したホラー映画のひとつ、ぐらいの気持ちで観始めたのだけど、セリフに「リーガンが」とか出てくるし、「チューブラーベルズ」が流れるし、リーガンの母親まで登場する。これは正統的な「エクソシスト」の後日談!!ラストシーンで驚嘆&大感動。


29日『アフターマス』(Amazon)☆☆☆☆☆

『アフターマス』
『アフターマス』

管制官の誘導ミスにより衝突墜落し多くの死者を出した飛行機事故。そこにはシュワちゃんの妻と娘も乗っていた。誘導ミスをするには、それなりに気の毒なアクシデントはあったのだけど、「謝ったら負け」的、「謝ったら死ぬ病気」的日本以外の多くの国の考え方は好きじゃない。つらく悲しいドラマでした。




Dorutan