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観た映画リスト INDEX

これまでの「観た映画リスト」です

2025年1月後半に観た映画

2025年、今日から2月。寒い時期は活動控えめという事で、この期間は割と自宅、配信での映画鑑賞が進みました。久しぶりに10本超えた!

2025年1月後半に観た映画
2025年1月後半に観た映画

☆印は、映画に対する評価ではなく、あくまでも個人的な好き度ランク。
☆5つ=大好き、☆4つ=好き、☆3つ=ふつう、☆2つ=ちょっと苦手、☆1つ=苦手
という感じ。


16日『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(Amazon)☆☆☆☆

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』

4作目か5作目までは劇場公開時に観ていたハリー・ポッター。しかし、私は当時あまり嵌らなかった。が、シリーズ最後まで観ていない事もあり、とりあえず一作目から全部観てみよう、と昨年思い立った。けれどもなかなか進まず、やっと3作目。公開時に観て以来の鑑賞になるはずなのに、思いのほか細かい所まで憶えていて驚く。当時観た時よりも面白かったかも。


17日『いきもののきろく』(ネット試写)☆☆

『いきもののきろく』
『いきもののきろく』

この映画の事は、2回にわたってブログに書きましたので、ぜひそちらを読んで下さい。
寄り添う力(映画『いきもののきろく』を観て)
勝手にあれこれ考えた(映画『いきもののきろく』を観て2)


18日『アリス・スウィート・アリス』Amazon)☆☆☆☆

『アリス・スウィート・アリス』
『アリス・スウィート・アリス』

かわいらしく母親や母親とつきあっている?神父からの愛情を独占している妹に嫉妬を抱く姉アリス。アリスの精神は捻じれていく。ある日、妹が殺され、さらにアリスの家庭周辺での殺人事件が続く。という内容なのだけど、早々に殺される妹(ブルック・シールズ!)を除くアリス周辺の人間がみな気持ち悪い。特に神父。そして教会内のシステム(懺悔とか聖体拝領とか)や人間関係も全部気持ち悪い。逆にアリスだけがまともに見えてしまうほどに。


19日『晴れたらいいね』(Amazon)☆☆

『晴れたらいいね』

これはテレ東制作の2時間テレビドラマでしたが、まあ、準映画枠で取り上げます。見る前は、過去(戦時中)の出来事と現在の出来事が、どこかでリンクするような話かと思ったら、タイムリープ?いや心だけが過去の人間に入ってしまう話でした。ありがちな展開とは思ったけど、過去と現在がとてもうまく処理されていて、それなりに感動しました。


21日『マイ・スパイ』(Amazon)☆☆☆☆☆

『マイ・スパイ』
『マイ・スパイ』

2作目のイタリアが舞台の話を観たくて、まずは1作目からと観てみました。冒頭のシーンから、ラストシーンまで面白かった。話の組み立ても見事。実戦派の元軍人スパイが、現場で大立ち回りをして大失敗、ある母娘を隠れて監視するだけの閑職に、しかしすぐに娘に発見されて・・・その後の展開もとても面白く、娘ソフィのキャラクターが実にいかしている。


21日『マイ・スパイ2 永遠の都へ行く』(Amazon)☆☆☆

『マイ・スパイ2 永遠の都へ行く』
『マイ・スパイ2 永遠の都へ行く』

1作目がかなり面白く、2作目はイタリアが舞台という事で期待しすぎたのがいけなかったか、若干期待外れ。まあ、ふつうに面白かったし、ヴェネツィア、フィレンツェ、ローマなどイタリアの風景は楽しめたので全然OKなんだけど。あとはやっぱりソフィが大きくなっちゃったから、子供ならではの面白さがなくなったのも大きいかな。


25日『アベンジャーズ』(Disney+)☆☆☆☆☆

『アベンジャーズ』
『アベンジャーズ』

何度目かの鑑賞になるのだけど、何度観ても楽しめる、というか観るほどに深く楽しめる映画。これほどの主役キャラを集めて、全員のバックグラウンドや心情をしっかりと描く力に感服する。神話世界のソーとロキの物語、暗い過去を持つナターシャ、など全く違う世界で生きてきた者たちの邂逅。細かいことをもっと色々書きたくなってしまうなぁ、そのうちちゃんと書こう。
そしてやっぱり私はトニーが好きでスティーブは苦手。


26日『乱歩の幻影』(Abema)☆☆

『乱歩の幻影』

話としては、まあ面白いとは思ったし、ラストの落としどころも悪くないのだけど、高橋克典ほかしっかりとした俳優達と他の出演者のレベルが違い過ぎて、どうにも話に入り込めない。浅草オペラの安っぽい再現もいただけない、服装、髪型など最近の若者風でげんなり。そして音楽が昭和モダン風のものを狙っているのだろうけど、音楽も歌も陳腐。とマイナス点が多すぎた、好きな題材だけに残念。


29日『アイアンマン3』(Disney+)☆☆☆☆☆

『アイアンマン3』
『アイアンマン3』

『アベンジャーズ』からの流れで、公開順にこれを鑑賞。これはあまり観てなくてたぶん2度目の鑑賞だけど、こんなに面白かったかしら!?前後の色々、特に『アベンジャーズ』を観てすぐだったので、エピソードが新鮮だったこともあるけど、MCU1作目『アイアンマン』から『シャン・チー』などへも繋がるエピソードもあり、トニーのPTSD?発症という弱さがまた良いし、トニーを助ける少年も良い。この少年、後に一度だけMCU映画に一瞬出てくる(胸熱!)のだけど、今後の登場を期待します。


30日『パーフェクト・リベンジ』(Amazon)☆☆☆

『パーフェクト・リベンジ』
『パーフェクト・リベンジ』

NYからスペインへ出張中の銀行マン。ホテルから繋いだアダルトチャットで知り合った女性との一夜のアバンチュール。のつもりが・・・翌日、彼女からチャットを通じてSOS、画面の向こうでは、ギャング的な男たちが彼女に暴行を、さてどうする!って話。画面越しに何もできないもどかしさや焦り、それでも必死に行動しようとする若干無鉄砲な正義感とか、ピンチを切り抜ける能力とか、色々と伝わってくるものがありました。ラストもまあ良い感じ。しかし『パーフェクト・リベンジ』という邦題は内容と合ってないと思う。


31日『八犬伝』(Amazon)☆☆☆☆

『八犬伝』
『八犬伝』

面白そうだと思っていたけど、想像以上に面白く文句なしに楽しめた。感動した。八犬伝の物語映画としても楽しめたし、曲亭馬琴物語としても楽しめた、そしてその2つの物語の完結していく様に涙した。役者の力の大きさにも感嘆。馬琴の家族、そして北斎、それぞれの思いが表情や仕草のひとつひとつから伝わってくる。特に役所広司のすごさたるや。表情のアップだけですべてが伝わり涙が止まらなかった。


これまでの「観た映画リスト」です

勝手にあれこれ考えた(映画『いきもののきろく』を観て2)

さて、昨日のブログ「寄り添う力(映画『いきもののきろく』を観て)」では、おおよそ映画の感想とはかけ離れた内容、菊池琢己のギターの事だけを書いてしまった私ですが、映画を観ながら、そして観終えて、あれこれ考えた事があるので、うまくまとめる自信はまったくありませんが、つらつらと書き綴ってみます。

原案:永瀬正敏、脚本・監督:井上淳一、主題歌:PANTA
『いきもののきろく』

映画を観る前には、あまり予備知識を仕入れないタイプの私。
監督、主演、音楽、など基本情報は知っていましたが、どういう映画なのかは全く知らず、短編映画である事や、モノクローム映像である事すら知らずに観始めました。

予告編も観なかったので、主題歌は映画の中ではじめて聴いた事になります。
それだけに衝撃も大きかった。


『生き物の記録』と『いきもののきろく』

いや、その前に、気にかかっていた事。
それは、黒澤明の映画『生き物の記録』と同じタイトルである事。
こちら『いきもののきろく』の綴りは平仮名だけど。

この意味は?
もちろん何かしらの関係はあるのだろうけれど。
『生き物の記録』は、はるか昔にレンタルビデオでVHS版を観た記憶。

『生き物の記録』をぼんやりと思い出しつつ『いきもののきろく』を観る。
観ているうちに、3.11東日本大震災で傷を負った者の再生の物語?という輪郭が見えてくる。
原発事故後の生き方を巡り、家族との間に考え方の溝が生まれる。

この辺りに『生き物の記録』との共通点を見つけようと思えば、見つけられるのだけれど、それは考え過ぎだろうか?
映画を観ながら走り書きした手元のメモには

「生き物の記録」と「いきもののきろく」
核による心の分断、生き方の分断

と書いてある。
ただ、そういう部分にあえて着目するよりも、もっと素直に、大震災後を生きた人間という「いきもののきろく」と捉えた方が良いのかも知れない。


映画を観終えて、答え合わせ的にチラシ画像を見ると「喪失と再生の物語」と大きく書いてあり、そこは見方として間違ってなかった、というか、それは、間違えようがないほど、はっきりと伝わる話。

しっかりと受け止めました。

膨らむ勝手なイメージ

あとは、勝手なイメージの話になるのだけど、この映画、セリフがない。
それだけに、イメージが膨らむ。
観る者の想像力によって、印象も変わってくるのではないだろうか?

私の中に生まれたいくつかのイメージの中で、ひとつドキっとした事があるので、それを書いてみます。

廃材、廃品を集めて作った筏を川に浮かべ、火をつけてから川に流すシーン。
(上のチラシの中にもそのシーンの画像があります)

火のついた筏がゆっくりと川を流れてゆくシーンを観ながら、私は、映画『田園に死す』の中で、雛人形の段飾りが川を流れてゆくシーンを思い浮かべていました。

片や色鮮やかな雛飾り、片やモノクロ映像の廃品で作った筏
周囲の風景も何もかも全く違う、ただ「ゆっくりと川を流れてゆく」ということ以外には、共通点は何もないのだけれど、私の脳裏にはこの映像が浮かび、と同時に「彼岸と此岸」という言葉が浮かびました。

その直後、スクリーン(TV画面だけど)に表示された言葉に軽く驚きドキっとしたのです。
私だけの勝手なイメージと、映画の中の言葉(文字)がシンクロした瞬間。
いや、勝手にシンクロしたと思っているだけかも知れないけど、言葉の意味としてね。

このイメージに関して、もうひとつ面白いと思ったのは、映画『田園に死す』は、寺山修司監督作品。

『いきもののきろく』主題歌の「時代はサーカスの象にのって」の歌詞もまた寺山修司(高取英 補作)という所にも軽く驚く。
これは偶然のシンクロなのか、それとも何かしらの必然?



そんな具合で、勝手なイメージや思索によって、この映画から、大きな楽しみを得たわけですが、観終えた後も偶然のシンクロを感じて思索を巡らす事になりました。

この映画を観たのは、昨日、2025年1月17日。
その日は、阪神淡路大震災からちょうど30年。

東日本大震災からの再生を描いた映画『いきもののきろく』を観た夜に、ニュース番組などで、阪神淡路大震災からの再生の(リアルな)物語を観る事になったのです。
そこでまた映画を思い、現実を思い、再生を思う私。


「再生」は、今年の私の一番大きなテーマでもあるのです。


映画『いきもののきろく』関連ブログ

寄り添う力(映画『いきもののきろく』を観て)

11年前に作られた短編映画『いきもののきろく』が、3月7日からのテアトル新宿をはじめ全国で順次公開されるらしい。

原案:永瀬正敏、脚本・監督:井上淳一、主題歌:PANTA
『いきもののきろく』

この映画の音楽をPANTAが担当している事、この映画のために「時代はサーカスの象にのって」を、菊池琢己と2人で再録した事は、11年前に知っていた。

知っていたけれど、これまで映画を観る機会も、音楽を聴く機会もなかった。
それが全国公開前のこのタイミングで映画を観る機会をいただいた。
と言っても映画館ではなく、井上淳一監督の計らいで、インターネット経由(オンライン試写)で。

しかし、これはPCではなく、ある程度しっかりとしたサイズと音で観たいと思い、PCをそれなりに大きな画面サイズのTVとそれなりのオーディオ装置に繋ぎ、しっかりと鑑賞。これが大正解でした。

映画にはイメージを喚起され、思う事多々あったのだけれど、それはちょっと置いておいて、今日、今、書きたい事を書きます。

音楽の事を知っていたおかげで、それが流れる瞬間が来る事をどうしても期待している自分がいる。
期待というのとは、違うかも知れないけれど、この映画が終わるまでに、どこかでPANTAが歌う「時代はサーカスの象にのって」が流れる事を私は知っている。

その時が来た。

イントロのアコースティックギターの一音を聴いた瞬間に涙がこぼれた。

その音色と響きに一瞬で心を持っていかれてしまったのだ。
その後、エンドロールまで菊池琢己の弾くアコースティックギターに感動しつつも、その時は、割りと冷静に観終える事が出来た。

観終えてから、井上監督とメッセージのやりとりなどした後、少し時間をおいて、もう一度、音楽の流れる少し前から観直してみた所、やはりギターの一音で涙がこぼれ、今度は、曲が進むにつれて涙腺が崩壊しました。

申し訳ないのだけど、映画の意味であるとか、寺山修司の歌詞(高取英 補作)の意味であるとか、PANTAの歌の力であるとか、PANTAが既にこの世にいない事であるとか、そういうの一切抜きに、ただただ菊池琢己のアコースティックギターに感動して、演奏が終わるまで、心を揺さぶられ続け、ちょっと嗚咽に近い感じで泣き続けてしまった。
気持ち悪いですね。ごめんなさい。

もちろんそこには映像の力があり、PANTAの歌があり、寺山の言葉があり、それらが一体となって心に迫った事は間違いないのだけど、そのすべてに寄り添うような菊池琢己のアコースティックギターが本当に素晴らしすぎて、涙が止まらなかったのです。

これ、映像を観ながら演奏し、歌と同時に録音したという事を聞いていたので、さらにそのすごさに震えます。(簡単に言えば一発録り)
歌に寄り添い、映像に寄り添い、言葉に寄り添い、その音色にメロディーに思いを込めて弾いている。
その思いの深さまでもが伝わってくるような深い音色と響き。紡ぎ出されるフレーズの美しさ。
しかも小さなミスひとつなく完璧。
それでいて我を出し表に立つような事はなく、何度も書くけど、歌に、映像に、言葉に寄り添うように、しっかりと傍らに立ち、紡ぎ出される。

PANTAの歌はもちろんすごいのだけど、この映画を観る人には、ぜひとも菊池琢己のギターを、思いを聴いて欲しい。そしてその寄り添う力を感じて欲しい。

「どるたんがブログに書いていたから菊池琢己のギターを聴くためにこの映画を観た」という人がひとりでも出てきたら嬉しいのだけど、そんな人いるかしら?

(文中敬称略)


映画『いきもののきろく』関連ブログ

2025年1月前半に観た映画

2025年、初の「観た映画」という事は、2025年の1月が半分終わったという事。今年もあっという間に終わってしまうのか、と思わずにいられない。いやはや。この期間に観た映画は5本だけでした。が、付け足し、準映画枠で連続ドラマ『贖罪』を取り上げました。

2025年1月前半に観た映画

☆印は、映画に対する評価ではなく、あくまでも個人的な好き度ランク。
☆5つ=大好き、☆4つ=好き、☆3つ=ふつう、☆2つ=ちょっと苦手、☆1つ=苦手
という感じ。


1日『デッドプール&ウルヴァリン』(Disney+)☆☆☆☆

『デッドプール&ウルヴァリン』
『デッドプール&ウルヴァリン』

元日早々に観る映画がこれでいいのか?と自問自答しつつ、しっかり楽しみました。これでいいのだ!劇場公開初日に観て以来2度目の鑑賞。マルチバース問題をうまく処理していたと思うし、マルチバースならではの夢の競演を観る事も出来たけど、やはりマルチバースにはちょっと懐疑的な気持ちがあるのも事実。


3日『すずめの戸締り』(Amazon)☆☆

『すずめの戸締り』
『すずめの戸締り』

ふつうに良い映画だな、というスタンスで観ていたところ、油断したのかラスト直前で号泣。この監督の作品、古い習わしや祭り行事と、自然現象、そして超自然現象を物語に組み込むのが本当にうまいと感心。そのどれもが大好きなものなので、毎回、惹きこまれます。


6日『白頭山大噴火』Amazon)☆☆

『白頭山大噴火』
『白頭山大噴火』

まあ、面白いんだけど、都合が良すぎるというか、なんというか、う~ん、エンタメだからこれで良いのか?深く考えなくて良いのか?考えずに楽しめば良いのか?と、色々考えがちな私はついつい考えてしまうのでした。


7日『ブラック・ウィドウ』(Disney+)☆☆

『ブラック・ウィドウ』
『ブラック・ウィドウ』

久しぶりに観返してみて、これまで以上に面白く観る事が出来たので、単独でブログに書いてみました。「久しぶりに『ブラック・ウィドウ』を観直した


8日『シャザム!〜神々の怒り〜』(Amazon)☆☆☆

『シャザム!〜神々の怒り〜』
『シャザム!〜神々の怒り〜』

DC映画には苦手なものが多いのだけど、これはまあまあ楽しめた。けど、特に記すべき感想は何も湧いてこない。というかあまり思い出せない。観たばかりなのに。あれ?


「観た映画」は、以上5本でした、が、プラス準映画的扱いで連続ドラマ『贖罪』を

1月11日~13日 『贖罪』(Amazon)☆☆☆

湊かなえ原作、黒沢清監督作品で、約1時間×5話で完結の連続ドラマ。3日間かけて観ました。
小学生の娘を殺された母親を小泉今日子。その事件を目撃した4人の同級生の15年後を、蒼井優、小池栄子、安藤サクラ、池脇千鶴が演じる。4人それぞれに罪の意識を抱えて生きてきた目撃者たち。それぞれの人生に消えない大きな影を落とす事件。小泉含め5人の女優達の表現力に惹きこまれたし、作者の物語を紡ぐ力にも感嘆した。心の闇を描く力。重く見応えのあるドラマでした。


これまでの「観た映画リスト」です

久しぶりに『ブラック・ウィドウ』を観直した

今日は、なんとなく『ブラック・ウィドウ』を観直していた。
公開時に映画館で一回、Disney+で観られるようになってから一回観ている。

今回は、じっくり時間をかけて、気になる所は巻き戻したりしながら観てみた。

公開時には、まあ、ふつうに楽しめたのだけど、「いま、ナターシャの過去を掘り下げる意味って?」みたいな感情で観てしまった。

タイトルが『ブラック・ウィドウ』だし、ポスターなどのヴィジュアルもほとんどナターシャだけがクローズアップされていたし、そういう映画なのだろう、との先入観が強かった。

そして、強く印象に残ったのは、冒頭の子供時代のナターシャ。
そして後半の空中からの落下アクションシーン。

もちろん、ドラマとしても楽しめたし、小ネタの数々にニヤリともした。
ただ、全体的にあまり印象深い映画ではなかったのです。その時は。

「ああ、ナターシャの生い立ち~少女時代って、そういう感じだったのね。」
「シビルウォーの後、ナターシャにはそんな事があったのか!?」

見終わった後の感情はそんな部分が強かった。
まんまとナターシャ中心に観ていたから。

今回、ナターシャ以外の人たちの事を色々考えながら観たせいか、よりドラマとして面白いと感じて、初回映画館で観た時よりも、二回目にDisney+で観た時よりも、何倍も楽しむ事が出来た。

この映画は、ナターシャの過去を描いてはいるものの、エレーナのオリジンを描く映画としての役割が大きい事に今更ながら思い至る。
むしろ、制作陣はそれが目的で作ったのでは?とさえ勘ぐってしまう。

「なんで今更ナターシャの過去を描くのか?」と思わせておいて、実は、今後のMCUのために、重要なエレーナのオリジンストーリーを描くというのが、本当の目的だったのかも知れない。

同時に、レッド・ガーディアン誕生について語られ、タスクマスターの悲しき誕生秘話についても描かれているので、『サンダーボルツ*』を観るうえでも重要な映画。

やっぱりMCUは、しっかりとした未来の設計図を持って描いているのだな。
もちろんそれは分かっていたし、そういう未来につながる部分もしっかりと観ていたつもりだったのだけど、『サンダーボルツ*』の事を頭の片隅に置きながら観たら、より面白さがアップしたし、この映画の重要度が自分の中でグンとあがったという話。

観直して良かった。MCUあるあるだけど。

2024年12月後半に観た映画

2024年も残すところ今日と明日の2日間。いや、今日はあと数時間で終わるので、ほぼ明日を残すのみ。12月後半は予想した通り、あまりゆっくりと映画を観る時間をとれず5本のみ。今夜と明日も観られそうにないので、ちょっと早いけど「12月後半に観た映画」をまとめました。

2024年12月後半に観た映画
2024年12月後半に観た映画

☆印は、映画に対する評価ではなく、あくまでも個人的な好き度ランク。
☆5つ=大好き、☆4つ=好き、☆3つ=ふつう、☆2つ=ちょっと苦手、☆1つ=苦手
という感じ。


20日『65/シックスティ・ファイブ』(Amazon)☆☆

『65/シックスティ・ファイブ』
『65/シックスティ・ファイブ』

2023年アメリカ映画。ある星の宇宙探査船が隕石群に衝突して墜落、生き残ったのはアダム・ドライバーが演じる乗組員と言葉の通じない少女の2人だけ。墜落した星は、恐竜時代の地球だった。というどこにでもありそうな話。数々の危機を乗り越えて地球脱出をはかる、それだけの話。つまらいというほどではないんだけど、ちょっと飽きた。


21日『百花』(Amazon)☆☆

『百花』
『百花』

ただただ暗い映画。どんなにつらい過去があったとしても、日常生活の中で少しは笑ったりすると思うのだけど、笑いはほぼほぼゼロ。最後になるほどね、と思うし、辛い記憶も違う角度から見ると変わってくるという若干の救いもあるのだけど、疲れた。


22日『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』(Amazon)☆☆

『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』
『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』

ふつうに楽しかったし、劇場版ならではのスケールの大きな話ではあるのだけれど、何も映画館で観なくても良いかな(映画館で観てないけど)と思ってしまった。元々TVアニメだし、スペシャル拡大版的な扱いで良いかと。


23日『黒いチューリップ』(Amazon)☆☆

『黒いチューリップ』
『黒いチューリップ』

1964年、アラン・ドロン主演のフランス映画。フランス革命前夜、貴族から金品を奪う義賊的ヒーロー「黒いチューリップ」、そしてその身代わりとなる弟をアラン・ドロンが一人二役で演じる。革命前の貴族の暮らし、庶民の暮らし、両方が描かれていて、興味深かった。アラン・ドロンの剣さばきの美しさ、馬の扱いのうまさに、驚き感動。


30日『テオレマ』(Amazon)☆

『テオレマ』
『テオレマ』

1968年、パゾリーニ監督のイタリア映画。富豪の大邸宅に入り込んだ不思議な性的魅力を持つ男に、富豪一家(召使いまでも)狂わされてゆく。まあ、面白いんだけど、描写がいちいち思わせぶり過ぎて、ちょっと引いた。例えば無言で顔面アップのシーンが何度かあり、それで何かを感じさせたいのだろうけど、表現できていない役者もいて、なんでもアップにすればいいってもんじゃない、と思った。



これまでの「観た映画リスト」です

2024年12月前半に観た映画

12月も前半が終了。2024年も残すところ半月足らずになりました。さて12月前半は何度か通院があり、15日にはLIVEがあり事前準備が大変だったわりには、それなりに映画を観る事も出来ました。なんとなく良いペースで生活できている実感。残り半月はちょっと慌ただしそうだけど、さてどうなるか。

2024年12月前半に観た映画
2024年12月前半に観た映画

☆印は、映画に対する評価ではなく、あくまでも個人的な好き度ランク。
☆5つ=大好き、☆4つ=好き、☆3つ=ふつう、☆2つ=ちょっと苦手、☆1つ=苦手
という感じ。


3日『街は自衛する』(Amazon)☆☆

『街は自衛する』
『街は自衛する』

1951年イタリア映画。超満員のサッカー競技場の事務所に押し入り、売上金を強奪した4人の男。強盗は成功するのだが、その後の立ち回りがダメ過ぎて、あっという間にそれぞれ自滅してゆく。街が自衛したというよりも、自滅感が強いと思うのだけど、私の見方間違ってますかね?まあ、面白かった。


5日『狭霧の國』(Amazon)☆☆

『狭霧の國』
『狭霧の國』

この映画の事全然知らなくて、実写映画なのかと思って観始めたら、とてもリアルな人形劇で、背景の作り込みも美しく、惹きこまれるように観ました。人形の表情は変わらないのだけれど、それでも感情が伝わるような、ちょっと怖いぐらいの実存感。


6日『AKIRA』(YouTube)☆☆

『AKIRA』
『AKIRA』

YouTubeで無料公開していたので、何十年ぶりかで観ました。すごい映画なのは充分分かっていたのだけど、改めて観て、最後に向かって広げまくった風呂敷をしっかりたためる所に一番関心したかも。ここまでやると収拾がつかなくなるパターンも多いと思うのだけど、しっかりと納得できる着地点があるのがすごい。


7日『ゴジラの逆襲』(Amazon)

『ゴジラの逆襲』
『ゴジラの逆襲』

子どもの頃、この映画の存在を知ってから、(造形的に大好きなアンギラスの初登場作品という事もあり)長い事観たいと思い続けていた作品。実際に観たのは、割と近年。しかし、この映画、あまり印象に残っていないので、観直す事にした。印象に残らなかった要因としては、音楽の力がかなり大きいと思う。ゴジラやアンギラスの登場はヌルっとしているし、戦闘シーンの迫力もない。音楽だけではなく、音声による情報があまりにも少なく、淡々と映像だけが流れてゆく、そんな印象が強い。終わり方もそれでいいの?って感じ。


8日『シビル・ウォー アメリカ最後の日』(Amazon)☆

『シビル・ウォー アメリカ最後の日』
『シビル・ウォー アメリカ最後の日』

これに関しては単独でブログに取り上げたのでそちら(映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』)を読んでください。


11日『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(Amazon)☆☆☆☆

『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』
『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』

これ以前の3作は、(つまらなくはないんだけど)あまり嵌れなかったインディ・ジョーンズ。今作も期待しないで観た所、まあまあ面白かった。前半に出てくるネバダの核実験場のリアルかつシュールな描写。丁度前日にノーベル平和賞を受賞した被団協のスピーチを観たばかりのタイミングだったので、複雑な気持ちで観た。古代から近代現代に至る、謎や陰謀(クリスタルスカル、ナスカの地上絵、ロズウェル事件等々)を表面的ではあるけれど、うまい事話に盛り込んでいる所は佳き。


13日『怪物』(Amazon)☆☆☆☆

『怪物』
『怪物』

これは切なく哀しい映画でした。それを描き出す監督や役者さん達の地力をすごく感じたし、子役二人の力も、ものすごく大きい。同じシーンを何度か違う角度から見せていく事で、一方向から見ていただけでは分からない物が見えてくる。と同時に伏線回収の役割としてもうまい。一方向から見ただけの解釈で暴走すれば罪のない人を傷つけ、人生さえも奪ってしまう可能性がある。これはSNS社会への警鐘としても観る事が出来ると思う。


16日『劇場版 呪術廻戦 0』(Amazon)☆☆

『劇場版 呪術廻戦 0』
『劇場版 呪術廻戦 0』

一度観ているのだけど、Amazon Prime Videoの見放題配信が終了するようなので、再見。虎杖たちの1年先輩、乙骨憂太が主人公で虎杖たちが入学する前の話。なので虎杖たちは出てこない。とはいえ禪院真希、狗巻棘、パンダという魅力的な1つ上の先輩達が大活躍するし、京都校の人々も少しだけ登場するので充分楽しめる。途中「あれ?乙骨先輩って、リカちゃんの呪いが解けちゃったら呪力はどうなっちゃうんだっけ?」って思ったけど、それは家系的に強大な力があるという設定でした。忘れてた。というか、前回観た時に聞き逃していたのかも。再度観て良かった。



これまでの「観た映画リスト」です

映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』

映画館に観に行くつもりだったのだけど、その時期、色々あって観に行けなかった映画。
つい最近まで映画館でやっていたのに、早くもAmazon Prime Videoで観られるようになっていた。

こういう映画は、やはり映画館の大スクリーン&迫力の音響で観たいところだけれど、それなりに迫力の自宅視聴環境で楽しみました。
そりゃ映画館に比べたら全然物足りないのだけど、周りに煩わされる事なく観られるのは悪くない。

さて、ここからは、もしかしたらネタバレ的な事を書いてしまうかも知れないので、これから観ようと思っている方は、お気をつけて。

この映画、かなりリアルに描かれているという評判だったので、楽しみにしていたのだけど、正直な所、私には消化不良でした。

リアルというのは、殺戮シーンとか、戦闘シーンとか、もしくは心理描写とか、そういう部分を指して言っていたのかな、と。

アメリカで内戦が起きて、テキサスカリフォルニアの西部同盟軍が、政府軍と戦う。
政府軍は降伏。西部同盟軍はホワイトハウスを目指し、大統領を……

って話で、それを取材する女性戦場カメラマン(キルスティン・ダンスト)と、同僚ジャーナリストたち、さらに戦場カメラマン志望の若い女子が絡んでくる。

まあ、確かに話的に面白い部分も多かったし、命のやりとりシーンなどは、リアルで衝撃的ですらあった。無音部分やモノクロ写真の挿入など、描き方、見せ方もうまいと思った。

じゃあ何が消化不良だったのかというと、「なんで内戦になったの?」って所がほとんど描かれていない所。大統領の暴挙(FBIを解散とか)みたいな事には若干触れていたけど。
正直、政治的側面をどう描くのか、どうゆう展開で内戦にまでなってしまうのか、って所を一番期待していたのです、私。そこをリアルに描いているのかと思っていました。

ところが、そこはすっ飛ばして、内戦を取材するジャーナリスト達にスポットを当てた映画だったので、ちょっと消化不良というか、肩すかし感があったわけ。

ただ、ジャーナリスト達(特にキルスティン・ダンスト)の心の葛藤など本当に良く描けていたし、色々な事を考えながら観る事が出来たので、そうゆう観方をすれば、興味深く面白い映画でした。

それにしても、シリアの情勢など、現実社会で起きている事は映画を超えているな、と感じてしまう今日この頃。

2024年11月後半に観た映画

今日で11月が終わり。今年も残すところ、あと1か月になりました。2024年の「観た映画」もあと2回!
さて、この期間に観た映画は9本。ここのところずーっと少な目だったけど、やっと、それなりに落ち着いて映画を観るペースが戻ってきたかな?って感じです。


☆印は、映画に対する評価ではなく、あくまでも個人的な好き度ランク。
☆5つ=大好き、☆4つ=好き、☆3つ=ふつう、☆2つ=ちょっと苦手、☆1つ=苦手
という感じ。


20日『エクソダス:神と王』(Amazon)☆☆

『エクソダス:神と王』
『エクソダス:神と王』

リドリー・スコット監督作品。観ているうちに「あれ?これってもしかしてモーゼの十戒?」と気づく。とはいえ、あの有名な海が割ける超常現象的シーンはなく、凄めの自然現象的な感じで処理されていて、それはそれで多少の現実感もあり良い見せ方。独裁、圧政、苦しむ民、さまよえる民族、今に至るまで変わらず続いている(ひどくなってさえいる)人の世の無情を感じつつも、楽しめました。


21日『ルックバック』(Amazon)☆☆

『ルックバック』
『ルックバック』

マンガ、絵を描く事に情熱を傾ける、対照的な性格を持つ2人の少女の物語。クリエーター周りですごく評価が高く、「泣いた」という話もよく聞いていたのだけど、涙腺緩めの私がなぜか泣かなかった。良い映画だとは思ったけど、私の生き方とはちょっと心の距離があったのかも知れない。また良いタイミングで観直したいと思った。


22日『線上のフェア・プレイ』(Amazon)☆☆☆

『線上のフェア・プレイ』

社会主義時代のチェコでの女子陸上選手の話。国家のため、自分の地位のため、勝手な大義をもって若く才能のある選手に違法薬物を注射する医師、コーチ。言うことを聞かざるをえない閉塞的な状況の中で、自分を貫くためにどう生きるか。見応えのある映画でした。


24日『TAR/ター』(Amazon)☆☆

『TAR/ター』
『TAR/ター』

これは公開時に劇場で観たかった。今更やっと初見。音楽の本質をとらえ音楽に敬意を抱き表現しようとするTAR。それは性癖や人種などすべての物を超えた確固たるものであって、インタビューや講義、南米への旅などを通じて、その思いは明かされているのだけれど、それを分からない者、本質が見えない者たちによって貶められてゆくTARにどうしても感情移入してしまう。ラスト近くに流れるバーンスタインの(公開リハ的な)レクチャービデオで泣きました。


25日『忍びの国』(Amazon)☆☆☆

『忍びの国』
『忍びの国』

ふつうに面白かったけど、伊賀者(というか忍び)って本当にこういう感じ(金さえもらえば仲間でも平気で殺すみたいな)だったのだろうか?話として面白いからいいんだけど。


26日『キネマの神様』(Amazon)☆☆

『キネマの神様』

なんだろうな、「良い映画でした」という気持ちもあるのだけど、なんだかモヤモヤする。色々と「好き」が詰まっているんですよ、ジュリーとか映画の現場とか映画館とか、でも、なんだか素直に喜べない。こんなんでいいの?感。これでいいのだ!と思う事が出来れば素直に感動したと思うのだけど、これでいいのだ!とは思えなかった。


27日『エターナルズ』(Disney+)☆

『エターナルズ』
『エターナルズ』

MCU映画の中では、かなり不人気らしいこの作品が私は大好きで、何度も観返しています。観るたびに理解度は深まり、好き度はましてゆく。なんで不人気なのかよく分からない。まあ、世間の評価と私の評価が乖離しているのはよくある事なので今更「なんで?」でもないのだけれど。つづきを予感させるポストクレジットシーンに関して今のところ全く動きがなくて、どうなることやら。


28日『ガス燈』(Amazon)☆☆

『ガス燈』
『ガス燈』

1944年のアメリカ映画。初見。こういう古い名画もいっぱい観たいのだけど、観たい映画がありすぎてなかなか手が出ない。アマプラが「おすすめホラー」ですすめてきたので「え?これホラーなの?」と観てみました。結論ホラーではなくて、心理サスペンス的な話で、面白かった。ポーラ(イングリッド・バーグマン)が、見るからに犯人のグレゴリー(シャルル・ボワイエ)と結婚して、心理的に追い詰められてゆく所が本当に胸糞悪くて、どうにかして!って気持ちになりました。それがあってのラストのカタルシスなんだけど。


29日『ラスト・ムービースター』(Amazon)☆☆☆☆

『ラスト・ムービースター』
『ラスト・ムービースター』

これは本当に良い映画!歳をとったバート・レイノルズが実に良い。『キネマの神様』に感じたモヤモヤと正反対の気持ち。かつての映画スター、今は歳をとり、豪邸にひとり暮らし。そこへ某映画祭から功労賞受賞の知らせと招待状が届くが、それは格式ある映画祭ではなく、素人がバーでプロジェクターを使って上映するようなトホホ映画祭。はじめは憤慨するのだが……良い話でした。



これまでの「観た映画リスト」です