投稿者: Dorutan

16年周期説

昨日のブログ「近況報告」に書いたように、現在、S状結腸付近に発見された癌治療のため入院中です。

その前に入院したのはいつだろうか?
と考えると2013年10月に自宅で大量に吐血して救急搬送、そのまま入院。
この時は、病院着、即、内視鏡で胃の上部、食道近くに傷口発見。クリップして止血。
数日の入院で退院。という事であまり大事には至りませんでした。
という事でこれは除外。
大量に吐血している最中には「今度こそ本当に死ぬかも」と思ったけど。

その前に何度かあった心臓の検査入院も除外。

2008年6月

心筋梗塞
この時は即、カテーテル手術だったのだけど、カテーテル手術ってけっこう楽ちん(死語?)でした。
それよりも何よりも尿道カテーテルがつらかった思い出。
たぶん説明されていたのだと思うけど、心臓に関する事に集中していたせいか、すっかり頭の中から抜け落ちていて、いきなり尿道に管を通された時には「聞いてないよ!!」って気持ちになりました。
手術は楽ちんだったけど、かなり死に近づいた実感があります。

これが16年前の出来事。
私47歳。

その16年前はというと

1992年

ちょっと正確な年月は記憶も記録もないのだけど。
この頃、数年間に渡って足の手術を繰り返しています。

まず交通事故で左足下腿骨を複雑骨折。
脛のあたりで左足の骨2本とも、ぐしゃぐしゃの細かい破片になりました。

その翌年、まだ左足の骨が完全についていないというのに、スキーに連れ出され、左足が踏ん張れず見事に崖から転落。場所はイタリア。スイスにほど近いアルプス山中のスキー場。
右足下腿骨を開放骨折。
脛のあたりで右足の骨2本とも竹を斜めに切ったような感じでシュパっと折れて体の外に飛び出しました。

そしてその後、両足の脛に、別々の病院でプレートが埋め込まれた状態だったので、その両足のプレートを取り出す手術をしたのがたぶん1992年頃。
いやスキー事故が1992年かな?
まあ、とにかくその辺。

この2つの事故はどちらも死んでいても全然おかしくないレベルの事故で、どちらもとんでもなく過酷な手術&治療でした。

この2つの事故に関しては面白い話がたくさんあるから、近いうちに何かブログネタにしますね。

その16年前は

1976年

これ以前にも毎年のように何度も入院しているのだけど、それは全部、風邪からの扁桃腺炎、上気道炎、咽頭炎などで2週間以上熱が下がらずに入院というパターン。
これらは全部除外。

さて1976年というと、私が15歳の頃。
特に大きな事故も病気もしてないと思うけど、まあ、小さな事故や病気はとても多かった。
でも、特に死にそうな状況にはなってないかな。
考え方によっては「あれは危なかった!」という経験は、たくさんしてはいるけど、この年以前は16年周期説から除外してもいいか。

さて

何が16年周期かというと、私が死に近づく周期。
死神がやってくる周期と言い換えても良いかも。
短周期のハレー彗星的な不吉な何か。

その時には死神と光の天使が両側から招いている。
結果、今回も光の天使が勝つと信じています。

まだやることあるのでね。

なんて。

そんな事があるのかしら?
というお話でした。


画像はイメージです

近況報告

2024年11月5日

特に隠すつもりもなく、声高に発表するつもりもなく、これまでなんとなくこの話題をスルーしてきたのだけど、今後ずっと黙っているのも難しそうだし、とりあえずふつうに報告しますので、ふつうに受け流してください。

直近の予定などに関してやりとりが必要な人達には既に報告ずみですが、それ以外の方々、古くからの友人たちにもまだ報告していませんでした。なんとなくごめんなさい。

実は10月31日から入院しています。

8月中旬から「なんかヤバそう」という体の異変があり(「癌レポート 1 発覚まで」)かかりつけ医に相談していました。で、何度か薬を処方してもらったのだけど、改善されず、専門医で調べてもらう事に。
そこでS状結腸に癌が見つかり、一日も早く大きな病院で処置してもらうように、という事で、今度は大学病院にまわされ、大学病院でさらに詳しく調べてもらったところ、すぐ入院!からの~手術!って事に。

とはいえ、手術前の検査や、手術準備のための処置があり、すぐに手術というわけではなく、手術日も決まらぬままだったので、報告するにしてももう少し色々はっきりしてからにしよう。とも思っていました。

で、昨日、手術に関するオリエンテーションがあり、手術日も決定いたしました。

癌はステージ3
ただ癌の深さ(大きさ)は4段階で4ということ。

まあ、細かいことはいいか。
とにかく近日中に手術します。

入院してから同意書に何枚も何枚もサインしましたが、昨日はいよいよ手術の同意書にサインしました。

考えられるリスクを一通り説明されましたが、その中でも、もっとも重要な事。
S状結腸切除術での死亡率は0.37%との事。

心筋梗塞の時とは(文字通り)桁違いの安心感のある数字です。
心筋梗塞の時は、すぐにでもカテーテル手術!という状況で「処置しないとほぼ死ぬけど、処置すれば助かる可能性高くなるよ」という同意書に、ストレッチャーの上でサインしました。
死亡率ははっきり憶えてないけど20~30%だった気がします。
その時は「ああ、オレは今”死ぬかもしれないけどいいすっか?”という書類にサインしたんだな」と、怖くはなかったけど、ちょっとした感慨深さがありました(笑)

手術を前に今している事は、お腹の中を空っぽにする事。
なんと10月31日から何も食べていません。
飲み物は許されているので、たまに自販機でアセロラとかポカリとか買って飲んでますが、お腹に入るのは水分だけ。あっ、あと薬も。
その代わりに、首の近くにつけた管から栄養価高めの点滴を24時間。

自撮り下手でメンゴ(死語)

しかし、不思議なことになぜか空腹感がない。
同室の方々が食事をしていても何とも思わない。
この点滴、胃に入っているわけではないのに、本当に不思議。
どういうメカニズムなのか今度質問してみようかな。

この管を挿す時も麻酔が効かなくてなかなか大変で、ってそれは長くなりそうだから、また改めてブログネタにします。(笑)

現在の作業環境(このPC以外にタブレットとiPhoneを持ち込んでいます)

最近のブログも入院中に書いているものなので、ふつうに(体はともかく)心は平穏に過ごしている事は伝わっているかと思います。
過度に心配なさらずにふつうに受け止めていただければ幸いです。

10月後半~11月の予定は発表していないものも含めていくつかキャンセルしてしまいましたが、12月からの活動復帰を目指して体力回復に努める所存。

どうぞよろしくお願いいたします。

画像はイメージです

Good Loser Bad Loser

昨夜は、日本シリーズ第6戦で、横浜DeNAベイスターズが日本一を決めました。

敗れたのは福岡ソフトバンクホークス。

テレビ観戦するつもりだったのだけど、なぜか起きている事が出来ずに夕方からガッツリ寝落ち。
目が覚めた時には既に8回裏ベイスターズの攻撃中。スコアは11-2でベイスターズリード。
やはり思った通り、ベイスターズ2連敗からの4連勝で日本一決定ですね、という場面。

「やはり思った通り」と書いたのは、ソフトバンクが2連勝した後のソフトバンク・村上打撃コーチの発言。ベイスターズの東投手に対して「パ・リーグにそんなにいない(タイプ)かも知れないですが、宮城(大弥)の方が断然いいので」と。
これを見た瞬間に、古くからの野球ファンはベイスターズの4連勝くるんじゃないか!と思ったのではないでしょうか?

既に新聞やニュースサイトで指摘されているように、1989年、近鉄-巨人の日本シリーズ。
巨人に3連勝した後、「まあ、たいしたことなかったです」「今の巨人ならロッテの方が強い」と近鉄の加藤投手が発言。その後、発奮した巨人が4連勝して日本一という、伝説的舌禍事件を思い起こしたから。

さらには第3戦後、ベイスターズ東投手がスタンドからの指笛に抗議して試合が中断したことに対しての、小久保監督の発言。(詳しくは書きませんが)これには誤解もあるかも知れませんが「ベンチでみんな大爆笑してた。」というのは、どちらにしても、真剣に抗議する東投手に対して失礼。

これはもう、村上コーチが火をつけて、小久保監督が薪をくべたという構図。
さらにベイスターズの4連勝を確信しました。

と同時にホークスに対して悪い感情を抱いている野球ファンが多くいる事に気づきはじめました。
主にXのポストを読んだ印象です。

私は西武ファンなので、山川移籍の顛末やその後の態度などを見て、相当嫌な気持ちになっていたから、西武ファンに嫌われるのはよくわかるのだけど、日ハムファンにもかなり嫌われているんですね、ホークス。
近藤FA移籍に対しては仕方ない事だと思っていたが、その後の近藤の発言は許せないという意見を多く目にしたし、有原の加入に対してもよくない感情を抱いている日ハムファンが多くいる事も知りました。
筒香が有原から打ったホームランに快哉を叫ぶ日ハムファンのなんと多かった事か!

恨み憎しみにも似た悪感情がホークスに対して渦巻いているような印象。こういうものも大きく作用してホークスの足を引っ張ったのでは。

逆の例でいえば江川が空白の一日で電撃巨人入りした時に、理不尽に阪神にトレードされた小林繁投手がその年大活躍をした事を思い出します。本人の発奮+世論の後押しが大きな力となった例。
いや、ホークスに悪感情を抱く人たちがベイスターズを応援したと考えれば「逆の例」ではなくて、今回もそういう事か。ホークスの足を引っ張ったというよりもベイスターズを後押ししたと。
実際、私の周りのライオンズファンもベイスターズ応援していたし。

まあ、そんなこんなで4連敗したホークス。
負けた後の印象も最悪でした。

試合終了と同時にプイとベンチを出て行った数人の態度。
不貞腐れた態度でベイスターズの歓喜を睨みつけるように見るもの。
喧嘩に負けたチンピラが「この野郎おぼえておけよ」みたいな態度をしているものの多いことに驚きました。これがプロ野球の選手なのか?と。
もしかしたら、偏った見方をしているのかも知れませんが、見ていて美しくなかった事だけは確か。

前日のJリーグ、ルヴァンカップ決勝での敗者アルビレックス新潟の美しき敗者の姿とはまったく対照的。

対戦相手をリスペクトし、最後まで全力で戦い、そしてPK戦で敗れたアルビレックス新潟。

対戦相手を格下と見下し、なめた態度で試合に臨み、「あれ?こんなはずじゃないよね?」とあれよあれよと4連敗したソフトバンクホークス。

その心の違いが見えたような気がしました。

ルヴァンカップ決勝戦を観に行けなかった話

昨日、国立競技場で開催された2024JリーグYBCルヴァンカップ決勝戦 アルビレックス新潟 vs 名古屋グランパス

実は、この試合を観に行く予定でチケットを取ってもらっていたのだけど、なんと、観に行く事が出来ませんでした。
10月後半からあれこれキャンセルつづきの私ですが、こんな大事な楽しみにしていた予定もキャンセル。
なんだかな~

特にアルビもグランパスも日頃応援しているチームではないのだけど、この試合は絶対面白いものになる!という強烈な予感めいたものがあって、無理を言ってチケットを取ってもらっていたのです。
実際すごい試合になったし。

この試合を私はひとりTV観戦。
しかも自宅の(そこそこ)大画面のTVではなく、小さなTV。
誰がプレーしているのか全然わかりません。
自宅のTVなら引きの画面でもはっきり背番号が読み取れるのだけど。
しかも、白熱している試合中だというのに、急に呼び出されたりなんだり。

ああ、国立競技場行きたかった。

下の写真は、一緒に行くはずだった友人から送られてきたもの。

超満員で最高のムードだったそうな。
ですよね、それは小さなTVからも伝わってくるほどの熱気でした。

この日の私は、気持ち的にはアルビ寄り。
取ってもらっていた席もアルビ寄り。

この辺りで観る予定でした。
かなり高い位置ですが、全体を見渡せる良い席ではありませんか。

何度も中座しなければならなかったので観戦記的なものは書けないけど、全体的イメージは強力なベテラン揃いのグランパスと若い力が躍動するアルビという図式。

実際に前半2得点をあげた35歳の永井(グランパス)、後半2-1で負けている状態から追加時間残り1分を切ったところでPKを獲得し、それを自ら決めて延長戦へ導き、さらに延長後半またもや同点ゴールを決めた(さらにPK戦でも決めた!)22歳の小見という対比がとても良かった。

レッズ好きの私としては、延長から出てきた元レッズのユンカー(グランパス)につい心を奪われてしまいがちなのだけど、懸命に奮闘するアルビの若い選手たちの魅力が勝って最後までアルビ寄りのスタンスを貫くことが出来ました。
それにしてもユンカーはうまくて強い!と改めて感心したりはしたけど。

PK戦までもつれた大熱戦、最後はグランパスの勝利となりましたが、これまた大ベテラン今季限りでの引退(退団?)が決まっているゴールキーパー、ランゲラックがチームを勝利に導くというエンディングも美しくてそれはそれで見事なものでした。

そしてアルビレックスは今後が本当に楽しみなチーム。
優勝はかないませんでしたが、見事な戦いっぷりでした。
美しき敗者。

しかし、これを生観戦出来なかったとは……せっかくチケット取ってもらったのに。

そういえば国立競技場超満員チケット完売だったそうだけど、よく取れたね。
行けなくてごめんなさい。

アコースティック音楽嗜好 ‐95‐

民謡、伝承曲からの影響

「Mike OldfieldとLes Penning, またはOmmadawnの時代」

Mike Oldfieldの初期三部作(Tubular Bells、Hargest Ridge、Ommadawn)の中で、「どれが一番好きか?」と問われた時に、私は『Hargest Ridge』と答える事が多いのだけど、それは、一番初めに買って聴き込んだアルバムだから、その音と共に浮かびあがる「あの頃」の空気感が加味された若干思い出補正が入った評価かも知れない。
純粋に楽曲の好き度を考えてみると、もしかしたら『Ommadawn』が一番好きかも。

その「一番好きかも」と思わせる決定的な要素があって、それはリコーダーのメロディーとその音色。
牧歌的かつ中世音楽の響きのような美しさに、とても心惹かれるのだ。

きっとMike Oldfieldも同じ思いを抱いていたようで、『Ommadawn』リリース後にリコーダーアンサンブル的な曲を数曲、シングルでリリースしている。
どれも、民謡、伝承曲のような曲調で、リコーダーがメインでギターとの合奏、曲によっては、それに打楽器、鍵盤楽器が加わった程度で演奏されたシンプルでかわいらしい愛すべき楽曲たち。

Mike Oldfield – Portsmouth

Mike Oldfield Argiers (Tradd Arr.)

『Ommadwan』はじめ、その時代のシングル曲でリコーダーを演奏していたのは、Les Penningというリコーダー奏者。
Mike Oldfieldの一時代の音に大きな貢献をした人物と言えるでしょう。

このLes Penningという人、これ以後、あまり名前を聞く事もなかったのですが、最近、なぜか目にする(耳にする)機会が増えています。

SpotifyにもLes Penning名義で、2枚のシングル(計4曲)があります。
Spotifyでは(2021)となっているけど、2枚とも1983年に発売されたもの。
この4曲、どれもがMike Oldfieldとの共演時を思わせるような曲ばかりで、Mike Oldfieldのファンが聴けば、「この演奏はもしやあの人!?」と感じる事間違いなし。

こういうものを聴くとMike OldfieldとLes Penningがお互いに良い影響を与え合っていたように感じ取れて嬉しくなります。


それとは別に最近YouTubeなどで目にするものは、Rob Reedとの共演で、Mike Oldfieldの曲をカヴァーしたものたち。
正直Rob Reedという人の事は良く知らないのですが、Mike Oldfieldフォロワーのような音楽活動をされている方かと(認識不足だったらごめんなさい)
Mike Oldfieldの曲を演奏したくて、そこに、ご本家で演奏していたリコーダー奏者Les Penningを引っ張り出したという図式かと思われます。

Argiers : Les Penning with Rob Reed

Cuckoo Song Les Penning Rob Reed

まさか2000年代も随分経ってから、こんな形でLes Penningの演奏を聴けるとは、そして演奏する姿を見る事が出来るとは、思いませんでした。

Les Penning and Rob Reed : In Dulci Jubilo

何年か前に、これを発見した時に、驚きと感動が押し寄せてきた事を今でも鮮明に思い出せます。
Rob Reedに感謝。



どるたん+しゃあみん 1stアルバム『異郷の詩』好評販売中

Goodstock Tokyoレーベル通販サイト
CD『異郷の詩』特設サイト

2024年10月後半に観た映画

10月も終わってしまいました。10月後半からしばらくの間、ちょっと環境が変わる事になり、あまりゆっくりと配信の映画も観られなくなりましたが、ぼちぼちと合間を見て映画も楽しめたらと思っています。そんなわけで今回観た映画は5本とかなり少なめ。


☆印は、映画に対する評価ではなく、あくまでも個人的な好き度ランク。
☆5つ=大好き、☆4つ=好き、☆3つ=ふつう、☆2つ=ちょっと苦手、☆1つ=苦手
という感じ。


17日『空の青さを知る人よ』(Amazon)☆☆☆☆

『空の青さを知る人よ』
『空の青さを知る人よ』

なんとなく観た事があるような気がしていたけど、観始めてスグに秩父(が舞台)の映画だと気づく。『あの花』『ここさけ』と同じ長井龍雪監督の作品。3作の中だと、これが一番好きかも。


20日『新劇場版「頭文字D」Legend1 覚醒』(Amazon)☆☆☆

『新劇場版「頭文字D」Legend1 覚醒』
『新劇場版「頭文字D」Legend1 覚醒』

TVアニメの『MFゴースト』に嵌ってしまったので、その前日談『頭文字D』を今更観ている。TV版の1話~5話が無料で観られたので、とりあえずそれを観て、その後、この新劇場版1を観たところ、丁度TV版で観たところまでのリメイクだった。『MF』は、クローズドの公道をサーキット化したレースだけど『D』は峠の走り屋の話なので、今一つ・・・つづきも観たいようなそうでもないような。


22日『プライズ 秘密と嘘がくれたもの』(Amazon)☆☆☆☆☆

『プライズ 秘密と嘘がくれたもの』
『プライズ 秘密と嘘がくれたもの』

海辺の小屋にやってきて隠れるように暮らし始めた母と7歳の娘。娘は地元の小学校に通い始めるが、両親の仕事など母から教え込まれた嘘をつきとおす。事情も分からぬまま、嘘をつき隠し事をつづける7歳の娘。何があったのか具体的な事は最後まで分からないが、軍事政権下において父や親戚の身に何か良からぬことが起きた事だけは分かる。それを隠し通さなければ母娘の身も危ないのだが・・・小さな体に抱えきれないほどの葛藤を抱えた少女の苦しみ悲しみがたまらなく切なく心に刺さる。娯楽性など皆無の映画だけど、引き込まれるように観続けた。


24日『勇者たちの戦場』(Amazon)☆☆☆

『勇者たちの戦場』
『勇者たちの戦場』

イラク戦争で戦地から帰った米兵。体と心に大きな傷を抱えた者たちを描き、そしてそれは戦争に対するNOをたたきつけてもいるわけだけど、イラクの人たちはどうなの?もっと大きな傷を抱えてないの?そしてそれが次の戦争を生み出すんじゃないの?みたいな事も同時に考えてしまうのです。映画はドラマとしてよく出来ているとは思うのだけど。


27日『べネシアフレニア』(Amazon)☆☆☆☆☆

『べネシアフレニア』
『べネシアフレニア』

ヴェネツィアにやってきて浮かれた振舞いをするツーリストたちを惨殺する話。スペインからやってきた浮かれたグループも何人か殺される。オーバーツーリズムの問題も描いていて、これ日本でもやったらいいのに。奈良の鹿に暴力を振るったり、景勝地の樹木を折ったり、神社で悪ふざけするような外国人を殺しまくる話。なんて不謹慎な事を考えながら楽しみました。しかし観光収入で成り立っているような街ヴェネツィアがこんな映画の撮影に協力しているって事は心底腹に据えかねているのでは?



これまでの「観た映画リスト」です

Bob Dylan – Just Like a Woman 日本語カヴァーと小尾隆さんの事

10年前の某SNSへの投稿を再掲します。


2014年9月16日

少し前に、日本語カヴァーシリーズを何曲かYouTubeにアップしました。
その中からBob Dylan『Just Like a Woman』日本語カヴァーの事を、ロック評論家の小尾隆さんが自身のSNSで取り上げてくれました。



この日本語カヴァーシリーズは
「いい曲だからちょっとカヴァーしてみた。」
というレベルの物では全然無くて、10代の頃に夢中になって聴いた曲たち、オレを育ててくれた曲達に対する感謝の気持ちがいっぱい詰まっています。
小尾さんの文章を読んで、そんな部分を感じていただけたのかな・・・と、すごく嬉しく思いました。

—(以下小尾さんの文章です)—

例えばオイラはどるたんさんと政治的には微妙に意見が違うかもしれない。でもオレは彼の表現にある一定の理解とリスペクトの気持ちを払っている。とくに彼の場合海外のロックを独自の日本語歌詞として翻訳している点にシンパシーを覚える。ディランの原詞に忠実であればいいという問題ではないのだ。むしろ、どるたんさんがディランの曲からイマジネーションを広げ、着想豊かに新たな言葉を書き下ろすという、その心映えを美しいと思うのだ。そういう意味では双六亭のアッキーこと鈴木晶久さんがロス・ロボスのWHEN THE CIRCUS COMES TOWNを自分の日本語詞で歌っていることと、いささかも変わらない。以前のストーンズ「悪魔を憐れむ歌」といい今回のディランといい、それはどるたん氏が歌とかロックする行為を精一杯自分に引き付けようとする誠意なのだと思う。そうしたアプローチ自体は昔から日本のロックで試みられてきたことであり、別に目新しくはないかもしれないが、一番大事なのは音楽を聞いた”自分”が何を感じたかだ。オレは、彼が真っ白いキャンバスに向かって何かを書き留めようとするその真摯でイノセントな気持ちを受け止めることが出来る。
そう、まるでハイスクールの懐かしい同級生のように。


以上が10年前の投稿。

小尾さんの著作「SONGS – 70年代アメリカン・ロックの風景」

久しぶりに小尾さんの文章を読んで目頭が熱くなりました。
というのは、小尾さんは昨年の10月19日に亡くなられてしまったから。

小尾さんとは、一度だけしかお会いした事がないのだけど、その時に通じ合うものがたくさんあって、その後、SNSなどを通じたやりとりがありました。

頻繁に何か話すような事はないのだけれど、お互いの活動を見守っているような間柄だったのかも知れません。

一度お会いしたのは、あるDJイベントで、私も小尾さんもDJとして参加。
そこでお互いの選曲に感じる物があり、帰り道に色々話をして、そこでまたお互いの音楽体験に大きな共通点をみいだし、お互い、同志のような感情を抱いたのだと思います。

上の小尾さんの文章のラストに書かれているのが、まさに、その時の気持ちの延長線上にある言葉だと思います。

オレは、彼が真っ白いキャンバスに向かって何かを書き留めようとするその真摯でイノセントな気持ちを受け止めることが出来る。
そう、まるでハイスクールの懐かしい同級生のように。

さっき読み返した時は、目頭が熱くなる感じだったのだけど、改めてこの部分をしっかり読んだら、涙腺崩壊した。

ありがとう小尾さん。
また、会えたら、たくさん音楽の話をしましょう!

アコースティック音楽嗜好 ‐94‐

お気に入りのアルバム 7

Marc Almond – I’m Not Anyone(2024年発売)

Marc Almond - I'm Not Anyone
Marc Almond – I’m Not Anyone

今日、お友達からマーク・アーモンド(Marc Almond)の話題が出て、その後、久しぶりにアレコレ聴いていました。

私は、80年代のMarc and the Mambas時代のものがとても好きで、当時はかなり聴き込んでいました。
確か、はじめは、お友達女子に『Untitled』を借りて、録音したテープを聴いていたような気がします。
その後、レコードで『Untitled』と『Torment and Toreros』を買って、長い事聴き続けていました。


それ以後、ソロになってからは、CDで2枚ほど買ってはいたのですが、それほど嵌る事もなく、いつのまにか、興味の範疇から外れてしまい、90年代半ば以後に発売されたものはまったく聴かぬまま今日に至っています。

そんな、私の中では、ちょっと忘れられたアーティストになりかけていたMarc Almond

今日、調べてみたら、ずーっとしっかりと活動を続けていて、毎年のようにアルバムを出し続けているではありませんか!?

それで、一番最近の物はどんな感じなのかしら、とSpotifyで探して聴いてみました。

(ここまで長過ぎる前置き)

それが今年発売されたアルバム『I’m Not Anyone』

このアルバム、カヴァーアルバムなのですが、実に味わい深いもの。
音的にも、この「アコースティック音楽嗜好」で取り上げたくなるような、私好みの音作り。
Marc Almondならではの妖しさは若干抑え目で、原曲、元歌に対する深いリスペクトが感じられる演奏っぷり歌いっぷり。
これは間違いなく「お気に入りのアルバム」!

中でも面白いと思ったのは、Ian Andersonが参加した「風に語りて」(King Crimson)

独自の解釈とか、変なアレンジとか、余計な事はせずに、楽器の構成や曲の構成も原曲をかなり忠実になぞるような姿勢に好感を持てます。
歌いまわしや、フルートのメロディーラインなど違う所はあれど、しっかりと原曲に寄り添っています。

他の曲も、一貫してそういう姿勢で作られていると感じました。
(正直、知らない曲も多かったのですが、気になった曲は調べて原曲を聴いてみた)

「風に語りて」以外に、「Smokey Day」(Colin Blunstone)、「Chain Lightning」(Don McLean)辺りは、原曲をよく知っているので、特に興味深く聴く事が出来ました。
(「Chain Lightning」はSteeley Danに同じ名前の曲がありますが同名異曲)

「Smokey Day」の始まり方、音の深み、ヴォーカルの艶など、「原曲よりも好きかも知れない」と思わせるほど味わい深く良いカヴァー。

こちらが原曲、Colin Blunstoneの「Smokey Day」よかったら聴き比べてみてください。

そしてラストに収められた「Lonely Looking Sky」
この曲、私は知らなかったのですが、とても良い曲で、調べたらNeil Diamondの曲でした。

これもまた、原曲のアレンジや楽器構成に寄せた作りになっていながら、しっかりとMarc Almondらしさも感じられる素晴らしいカヴァー。

こちらは原曲、Neil Diamondの「Lonely Looking Sky」

これは、本当に素敵なカヴァーアルバム!
「アコースティック音楽嗜好」的にも最高!

それにしてもMarc Almond、現在まで現役バリバリで、こんなに良い仕事をし続けていたというのに、今まで気にとめずにいた事、本当にごめんなさい。反省しています。

これまでのアルバムも色々聴いてみます。
今後の楽しみが一つ増えました。



どるたん+しゃあみん 1stアルバム『異郷の詩』好評販売中

Goodstock Tokyoレーベル通販サイト
CD『異郷の詩』特設サイト

無念の不参加(究極の一曲day)

今日は、青梅アトリエよぎでの恒例『究極の一曲day』開催日。

もちろん参加する気満々で、選曲、練習などして、しっかりと準備に励んでいたのですが、事情により参加出来なくなってしまいました。
メチャ残念。

この催し、自分の歌を披露するだけじゃなくて、みんなの歌を聴くのが本当に楽しくて、毎回(と言っても過去2回だけど)、参加してきたのです。
3回目にして連続参加記録が途切れてしまいました。トホホ

下の写真は、1回目の『究極の一曲day』での、ひづめ☆つかさ。

そんな無念の日曜日。
私は、どう過ごしていたのでしょうか?

朝、衆議院議員選挙の投票に。
徒歩10分かからない場所なのだけど、今回は車での送迎つきで、楽チン(死語?)スタイル。

しかし、今回の選挙、やたらと「投票させないようにする勢力」が暗躍しているように感じるのは、考えすぎ?陰謀脳になってますか私?

TVで「白票で意思表示を」なんてトンデモ論をいう人がいたり、昨日は杉村太蔵が「あなたの一票じゃ日本は変わらない」なんて事を言い出す始末。
これって、変えたくない人が言うやつですよね。

さらには、投票前日になって投票時間繰り上げなんて話も出てきたり、これまでこんな事なかったと思うのだけど、どうですか?

まあ、どんな結果になるかは、これからのお楽しみという事で。


その後は、TVの前に横になり、ワールドシリーズ、ドジャースVSヤンキース第2戦を観戦。
良い試合でした。
大谷選手の怪我が心配。

大学女子駅伝後半を視聴。

男子サッカー天皇杯準決勝、マリノスVSガンバを観戦。
後半途中で寝落ち、結果は知りません。(苦笑)

女子ゴルフ、樋口久子・三菱電機レディースゴルフ最終日を観戦。
岩井姉妹すごっ!!感動しました。

そのあと、よろよろと起きて、肉類抜きのクリームシチューを作って、今に至る。

さすがにスポーツ観戦疲れで、日本シリーズを観る余力はないかも。
とりあえず、一旦寝ようかな。

というか、ゴロゴロしてるだけなら『究極の一曲day』に参加出来たのでは!?という気がしなくもない。

Angelo Badalamenti の音楽

私を形成しているもの

今の自分を形成する一部になっていると言えるほど印象に残る様々なものを「私を形成しているもの」としてとりあげていきます。他のSNSなどに投稿したものを加筆修正して再掲載しているものもあります。
※この下に書かれた年号は作品の発表年ではなく私がその作品に初めて触れた(と思われる)年。またはそのイベント、出来事を経験した年。
※ただの思い出話です。

その他の私を形成しているものたち
私を形成しているもの 年譜(INDEX)


1991

時は1991年。
WOWOWで放送された連続ドラマ『ツイン・ピークス』
その中で流れる音楽が妙に心に残り、その後、発売されたサウンド・トラックCDを購入。

このCDを買ってからAngelo Badalamentiという作曲家の名前をしっかりと心に刻んだ。

この世と、どこか違う世界との境界線上を浮遊するような、心の奥深い所にある不安を搔き立てるような、それでいながら妙な心地良さを与えてくれる音楽。

『ツイン・ピークス』というドラマ自体がもつ世界観にしっかりと寄り添い、深く印象付ける役割を果たしている。

このサントラCDは、今でも何かというと聴きたくなる愛聴盤。

この後に発売された、映画『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』のサントラCDも、発売後すぐに入手してかなり聴き込んだのだけど、その後、何度となく聴いているのはTV版サントラの方。
映画の方もたまに聴くけど、どうしてもTV版を聴く回数の方が増えていく傾向。
それだけ印象深く心に刻まれた音楽なのだ。

しかし、Angelo Badalamentiの音楽は、その後、私のアンテナに引っかかる事がなく、この2枚のCDだけが、私の知るAngelo Badalamentiの音楽だった。

時は流れ、2018年、サブスクの時代。
ふと思い立ち、SpotifyでAngelo Badalamentiと検索してみたところ……
という話を以前ブログに書きました。(『迷宮のヴェニス』

これまで知らなかったAngelo Badalamentiの音楽たち。
どれを聴いても、私の感受性にマッチするものばかり。
これからも長く楽しませてもらえそうです。