投稿者: Dorutan

観た映画リスト INDEX

これまでの「観た映画リスト」です

Round 2 Start

癌発症から今日に至るまでの経緯はこちらにINDEX化いたしました
癌関連 INDEX

1月31日から、抗がん剤治療の第2ラウンドがはじまりました。

初日の点滴(オキサリプラチン)
からの、2週間の内服薬(カペシタビン 朝夕各6錠)

点滴後の副作用は初回時とほぼ同じなのだけど、若干辛さが増したような気がします。
初めての時は、「点滴好き」というアホなポジティブ感があったせいか(「初日……のつづき」参照)、点滴後、割と元気に立ち上がれたのだけれど、今回は、ちょっと立ち上がる時からして、足のふくらはぎに軽い痙攣のような感覚がありました。
これは車から降りるときや、帰宅後も何度か感じたけれど、その日だけでおさまりました。

冷たいものに触れると痛いのは、前回同様。


「手袋がないと何も出来ね~」って事で用途別に色々買ってもらったのだけど、なかなかめんどくさいっす。

何か食べる時に、食べ初めだけ顎関節が痛くなるのも、同様だけど、食事に関係なく口を大きく開けたり、動かしたりしても、痛くもなんともない。
どうしてだろう?と、観察したところ、顎の両側から唾液が分泌される時に痛いように感じる。
これは、次回医師に話してみよう。

あとは、前回よりも吐き気が強いかな。
薬で抑えているので、あまり強い吐き気ではないけど、ムカムカ感あり。

前回、感じなかった症状としては、点滴後から今日もまだ、舌先がピリピリするような痺れ感。味覚には問題ないけど、舌先がずっとピリピリしている。

あと、病院からの帰宅時、車の中でマスクを外して、そのまま外に出たら、鼻の穴がツンと痛かった。その後、鼻をかんだら少し血がにじんでいた。
これも初体験だけど、もしかしたら前回はマスクをしていたから感じなかったのかも。

まあ、なんだかんだと気を付ける事はあるけれど、今のところ、なんとか(あまり)生活に支障なく出来ているので、OKって感じ。

それにしても、この薬の量よ。


がん関連だけでこれですよ。
と言っても、抗がん剤は、朝夕6錠ずつで、他は、副作用を抑えるためのものばかりなので、具合が悪い時、悪くなりそうな時に呑むものが多く、全部呑むわけではない。

しかし、私、これ以外にも、心臓関連の薬も呑み続けているし、花粉症もひどくなりつつあるので、今年もそろそろ薬に頼るようかも、という薬漬け人間。

本音を言うと、薬まみれの生活から脱却したいんだけど。
今のところ、薬と仲良くやっていくしかないかな。


癌関連 INDEX

2024年10月にS状結腸付近に癌を発見、11月に手術により切除しました。
これまでの癌関連のブログを時系列順でINDEX化しました

異常を感じ始めた頃~入院に至るまで

入院の報告~手術~退院まで

(直接癌治療と関係ない入院中の出来事や思い出した事なども)

退院後の活動~抗がん剤治療へ

(退院後の音楽活動についてや今後の事)

1年経過~

癌レポート 1 発覚まで

癌発症から今日に至るまでの経緯はこちらにINDEX化いたしました
癌関連 INDEX

異常を自覚したのは、この頃

文中には書かれていないけど、この前年から便秘気味になり2023年9月から、かかりつけ医で便秘薬を処方してもらっていました。
しかし、あまり効かず「これは明らかに溜まりすぎ」という時は、市販薬のコーラックを寝る前に飲むと、朝どうにか出る、という感じで、かかりつけ医にもそれは説明していました。
今思えばこのころから既にS状結腸付近は癌に蝕まれていたのかも知れません。

で、上の投稿に書かれている西武ライオンズの試合観戦を諦めた日(2024年8月22日)は、数日便秘が続いていたので、前夜コーラックを飲んで寝ました。

しかし翌朝、便は出ず、激しい腹痛でうめきながら床をのたうち回るような状況に。
便意はあるので、トイレに籠るも全く出る気配なし、出したいのに、出せない、全く出ない。

そのうち吐き気がしてきて、激しく何度も、「グゥエーーー」「ゴワーー」と近所中に響き渡るほどの大きな音を立ててからえずきを繰り返す。
この時はトイレの便座に向かってうずくまるような状態。
胃の中はすでに空っぽで腸がパンパンになっている模様。

その間も腹痛は続き、トイレにおとなしく座っていることも、便座に向かってかがみ続けている事も難しく、何度もトイレから転がり出ては、のたうち回り、また這うようにして、トイレに戻るという繰り返し。
下半身はすっぽんぽん(死語?)です。

野球を観に行くどころの話じゃない!

これもう間違いなく救急車案件でした。
しかし、そんな状態で朝から夕方までのたうち回った後に平穏が訪れてしまいます。
上からも下からも何も出ることはなく、痛みが何となく治まってしまいました。

この時、救急車を呼んで適切な病院でしっかり調べてもらっていたら、もしかしたら、もう少し早い段階で、S状結腸付近で便を堰き止めていた癌を発見する事が出来たのかも知れません。

リンパ節への転移もなく、その周辺だけを切除し、手術成功!って事になったかもと、今更思っても仕方ない。

その後、だましだまし生活していました。
のたうち回った件も、かかりつけ医に話しましたが、あまり深刻に受け止めてくれなかったようで、処置は便秘薬を変えてみただけ。

その後、同じようにのたうち回った事、3回。
半日ほど苦しんで我慢すれば、どうにか治まるという成功体験(!?)を身に着けてしまった。
しかし、やはり、うめき声を出しながらのたうち回るというのは、我慢できないほどの痛みなので、明らかに異常。少しばかり真剣にかかりつけ医に話をしたところ、便の検査をする事に。

1週間の間に2回、便をツンツンして採取したものを、持ってくるように。

と言われたものの、1週間に2回も、便を出せたら苦労しないのよ。
そんなわけで、すぐには病院に持っていく事が出来ず、どうにか苦労して持って行ったのが10月23日、検査結果は少しだけ潜血反応があったという事で、すぐに所沢肛門病院を紹介され、翌24日に受診。

とても丁寧に時間をかけて調べてくれて、その日のうちに、S状結腸付近に癌らしきものを発見。詳しい事は病理検査の結果が出ないとわからないけど、すぐにでも大きな病院で診てもらうようにという事で、防衛医大他、いくつかの選択肢の中で、家から一番通いやすいという理由で、埼玉医大国際医療センターを選択。

他と比べたわけではないので、何とも言えないけど、感触的に、この選択は大正解だったと思っている。
所沢肛門病院にもすごく感謝している。

紹介状を書いてもらって、すぐに診てもらうように言われてはいたものの、予約電話で指定されたのは、それから約1週間後。

10月30日でした。
その間にも癌は進行していたかも知れないわけですが……

10月30日、朝から夜まで、みっちりと、あちこち回され検査されて、結果、「出来たらこのまま入院、なるべく早く手術」という話に。

とはいえ、準備もあるし、それよりなにより、私には、どうしても10月31日までにやりたいこと、やらねばならぬとても大事な使命があったのです。

-つづくー

2025年1月後半に観た映画

2025年、今日から2月。寒い時期は活動控えめという事で、この期間は割と自宅、配信での映画鑑賞が進みました。久しぶりに10本超えた!

2025年1月後半に観た映画
2025年1月後半に観た映画

☆印は、映画に対する評価ではなく、あくまでも個人的な好き度ランク。
☆5つ=大好き、☆4つ=好き、☆3つ=ふつう、☆2つ=ちょっと苦手、☆1つ=苦手
という感じ。


16日『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(Amazon)☆☆☆☆

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』

4作目か5作目までは劇場公開時に観ていたハリー・ポッター。しかし、私は当時あまり嵌らなかった。が、シリーズ最後まで観ていない事もあり、とりあえず一作目から全部観てみよう、と昨年思い立った。けれどもなかなか進まず、やっと3作目。公開時に観て以来の鑑賞になるはずなのに、思いのほか細かい所まで憶えていて驚く。当時観た時よりも面白かったかも。


17日『いきもののきろく』(ネット試写)☆☆

『いきもののきろく』
『いきもののきろく』

この映画の事は、2回にわたってブログに書きましたので、ぜひそちらを読んで下さい。
寄り添う力(映画『いきもののきろく』を観て)
勝手にあれこれ考えた(映画『いきもののきろく』を観て2)


18日『アリス・スウィート・アリス』Amazon)☆☆☆☆

『アリス・スウィート・アリス』
『アリス・スウィート・アリス』

かわいらしく母親や母親とつきあっている?神父からの愛情を独占している妹に嫉妬を抱く姉アリス。アリスの精神は捻じれていく。ある日、妹が殺され、さらにアリスの家庭周辺での殺人事件が続く。という内容なのだけど、早々に殺される妹(ブルック・シールズ!)を除くアリス周辺の人間がみな気持ち悪い。特に神父。そして教会内のシステム(懺悔とか聖体拝領とか)や人間関係も全部気持ち悪い。逆にアリスだけがまともに見えてしまうほどに。


19日『晴れたらいいね』(Amazon)☆☆

『晴れたらいいね』

これはテレ東制作の2時間テレビドラマでしたが、まあ、準映画枠で取り上げます。見る前は、過去(戦時中)の出来事と現在の出来事が、どこかでリンクするような話かと思ったら、タイムリープ?いや心だけが過去の人間に入ってしまう話でした。ありがちな展開とは思ったけど、過去と現在がとてもうまく処理されていて、それなりに感動しました。


21日『マイ・スパイ』(Amazon)☆☆☆☆☆

『マイ・スパイ』
『マイ・スパイ』

2作目のイタリアが舞台の話を観たくて、まずは1作目からと観てみました。冒頭のシーンから、ラストシーンまで面白かった。話の組み立ても見事。実戦派の元軍人スパイが、現場で大立ち回りをして大失敗、ある母娘を隠れて監視するだけの閑職に、しかしすぐに娘に発見されて・・・その後の展開もとても面白く、娘ソフィのキャラクターが実にいかしている。


21日『マイ・スパイ2 永遠の都へ行く』(Amazon)☆☆☆

『マイ・スパイ2 永遠の都へ行く』
『マイ・スパイ2 永遠の都へ行く』

1作目がかなり面白く、2作目はイタリアが舞台という事で期待しすぎたのがいけなかったか、若干期待外れ。まあ、ふつうに面白かったし、ヴェネツィア、フィレンツェ、ローマなどイタリアの風景は楽しめたので全然OKなんだけど。あとはやっぱりソフィが大きくなっちゃったから、子供ならではの面白さがなくなったのも大きいかな。


25日『アベンジャーズ』(Disney+)☆☆☆☆☆

『アベンジャーズ』
『アベンジャーズ』

何度目かの鑑賞になるのだけど、何度観ても楽しめる、というか観るほどに深く楽しめる映画。これほどの主役キャラを集めて、全員のバックグラウンドや心情をしっかりと描く力に感服する。神話世界のソーとロキの物語、暗い過去を持つナターシャ、など全く違う世界で生きてきた者たちの邂逅。細かいことをもっと色々書きたくなってしまうなぁ、そのうちちゃんと書こう。
そしてやっぱり私はトニーが好きでスティーブは苦手。


26日『乱歩の幻影』(Abema)☆☆

『乱歩の幻影』

話としては、まあ面白いとは思ったし、ラストの落としどころも悪くないのだけど、高橋克典ほかしっかりとした俳優達と他の出演者のレベルが違い過ぎて、どうにも話に入り込めない。浅草オペラの安っぽい再現もいただけない、服装、髪型など最近の若者風でげんなり。そして音楽が昭和モダン風のものを狙っているのだろうけど、音楽も歌も陳腐。とマイナス点が多すぎた、好きな題材だけに残念。


29日『アイアンマン3』(Disney+)☆☆☆☆☆

『アイアンマン3』
『アイアンマン3』

『アベンジャーズ』からの流れで、公開順にこれを鑑賞。これはあまり観てなくてたぶん2度目の鑑賞だけど、こんなに面白かったかしら!?前後の色々、特に『アベンジャーズ』を観てすぐだったので、エピソードが新鮮だったこともあるけど、MCU1作目『アイアンマン』から『シャン・チー』などへも繋がるエピソードもあり、トニーのPTSD?発症という弱さがまた良いし、トニーを助ける少年も良い。この少年、後に一度だけMCU映画に一瞬出てくる(胸熱!)のだけど、今後の登場を期待します。


30日『パーフェクト・リベンジ』(Amazon)☆☆☆

『パーフェクト・リベンジ』
『パーフェクト・リベンジ』

NYからスペインへ出張中の銀行マン。ホテルから繋いだアダルトチャットで知り合った女性との一夜のアバンチュール。のつもりが・・・翌日、彼女からチャットを通じてSOS、画面の向こうでは、ギャング的な男たちが彼女に暴行を、さてどうする!って話。画面越しに何もできないもどかしさや焦り、それでも必死に行動しようとする若干無鉄砲な正義感とか、ピンチを切り抜ける能力とか、色々と伝わってくるものがありました。ラストもまあ良い感じ。しかし『パーフェクト・リベンジ』という邦題は内容と合ってないと思う。


31日『八犬伝』(Amazon)☆☆☆☆

『八犬伝』
『八犬伝』

面白そうだと思っていたけど、想像以上に面白く文句なしに楽しめた。感動した。八犬伝の物語映画としても楽しめたし、曲亭馬琴物語としても楽しめた、そしてその2つの物語の完結していく様に涙した。役者の力の大きさにも感嘆。馬琴の家族、そして北斎、それぞれの思いが表情や仕草のひとつひとつから伝わってくる。特に役所広司のすごさたるや。表情のアップだけですべてが伝わり涙が止まらなかった。


これまでの「観た映画リスト」です

明日からラウンド2 その前に

抗がん剤治療に関する内容です。

1週間のお休み期間を終えて、明日からまた、2週間の投薬期間。
初日は点滴。

ちなみに私がやっているのはCapeOX療法というやつ。

初日の点滴が、オキサリプラチン
その後、2週間の内服薬が、カペシタビン


これが始まると、また、冷たい空気に触れるだけでも痛い!という状態になってしまいます。
(「初日……のつづき」参照)

前回、しっかりと痛い思いをしたので、明日は、点滴を終えて外に出る時には、マフラーで顔を覆い、手袋も忘れず装着。
常温の水も飲めないので、ポットにお湯を入れて持って行く予定。

1週間のお休み期間中、何も出来なかったなぁ
明日からは、あまり歩き回れなくなりそうだし、という事で、今朝は、ゆっくりと1時間ぐらいかけて近所を散歩してきました。

しっかりと防寒して外に出たのだけど、歩いていたら汗ばむほどの良い天気で、途中で、マフラーを外し、手袋を外し、上着を脱ぎ、と装備品を外しまくる。
それでも、帰宅時にはしっかりと汗をかいていました。
いや~、しかし、本当に暑かった。

お寺や神社を巡って、川沿いを少し歩いて、ぶらぶらと適当に。

雲ひとつない青空。
空気も澄んでいて、気持ちの良い散歩でした。
抗がん剤治療が始まってから、ほとんど外出していなかったのだけれど、歩き回れるぐらいの体力はまだ残っているようでひと安心。

これからも、あまり体力が落ちないように、暖かい日は外に出ようと思います。

1st ラウンド終了

抗がん剤治療に関する内容です。
関心のない人が読んでも楽しいものではないし、抗がん剤治療に関して否定的な考えを持つ人がいるのも承知しています。
そんな人たちは無理に読む必要ないので、ここでさようなら。

これまでの抗がん剤治療関連ブログ投稿はこちら
初日
初日……のつづき

さて、昨日の朝で、とりあえず第1回目の抗がん剤投与期間、2週間を終えました。

一度も忘れることなく、しっかり飲み終えました。
副作用チェックシートもしっかり毎日記入。

色々なチェック項目がある中、あまり当てはまるものもなく、ひどい状態にならずに乗り切れたように思います。
以前書いた(初日……のつづき)冷たいものに触れると痛い!というのは、ほぼ投薬期間最後まで続いたけど、後半、徐々に痛みは小さくなっていきました。

初日の点滴を終えてから、頭痛、吐き気、など、あまり感じなくて、割と楽にすむかも!と思っていたけど、4日目ぐらいからけっこうきつい倦怠感がきて、2日間ぐらいはほぼ寝てました。その後も数日、よれよれ状態。
その頃、抗がん剤ががん細胞だけじゃなく、正常な細胞や免疫にも、激しく攻撃していたのかな?知らんけど。

そして、やはり、この期間中は、ギターを弾いて歌う、という事はかなり難しいと実感。
指の感覚だけじゃなくて、のどの違和感やら息が続かないやら、1週目はほぼ無理。2週目後半に入ると多少どうにか、って感じ。
でも1時間以上のLIVEとなると難しそうだし、車で1時間以上運転して出かけるというのがけっこうきつそう。体力落ちているのでね。
チャンスは、1週間の薬休み期間なのだけど、寒い時期は無理かな~
免疫機能も落ちているから、風邪などもらうと大事(おおごと)になりそうだし、暖かくなるまで様子見って感じでしょうか。

いつなら予定入れられるか一目で分かるように投薬スケジュールをエクセルで作って(といってもカレンダーはテンプレでただ色を塗っただけ)壁に貼りました。
赤が点滴、オレンジが飲み薬

毎年、1年がすぐ終わるように感じるのですが、今年は特に速そうです。

20250118 埼玉県 飯能市 名栗 有間ダム

2023 渋谷考」というブログ投稿をした時に思ったのですが、このブログには、音楽活動の事や、映画、音楽の事が主に書かれていて、どこかに出かけた話がほとんど書かれていない。
そこで、たまには過去に遡って写真フォルダを漁り、どこかに出かけた話も書いてみようかな、と思い立ちました。という事で

お出かけの記録


2025年1月18日 埼玉県 飯能市 名栗 有間ダム

この日は、快晴。
修理のため車屋さんに預けてあった車を受け取りに飯能へ。

車の調子をみながら、バッテリーの充電もかねて、名栗方面へ向かう。
とりあえず有間ダムまで、行って帰る行程にしました。

有間ダム着。
水が少ない!
そして空の青さよ。

ここはロックフィルダム。
堤体上は、車通行可。
いつきても堤体上に車を止めて写真を撮ったり、たむろしたりしている人がいる。
駐停車禁止のはずなんだけど……

せっかく来たので管理事務所へ行きダムカードをいただく。

ダムカード、ゲットだぜ!と高まる。

その後、名栗湖を一周して帰路へ。

上流側、水が全然無い。

洪水吐を見に行くと、桝の土台が見えている。
これほど水が無いのは、初めて見たかも。
水が多い時には、この桝の一番上から中へと水が流れ込むのだけれど。

いつも、どこに出かけても車やバイクの写真を撮らない事が多いのを思い出し、この日は、1枚撮ってあげました。修理から戻ってきたばかりだし。

こんな日陰じゃなくて、もっと良いロケーションで撮ってやれよ、と。
古くて特に何の取り得も無い機材車ですが、最近人間味が出てきて(?)なんとなく仲良くやっています。相棒感。

やはり自然の中へ行くと人も車も元気度がグンとアップするようで、実に心地良く快適なドライブとなりました。


「お出かけの記録」年月日順INDEX

勝手にあれこれ考えた(映画『いきもののきろく』を観て2)

さて、昨日のブログ「寄り添う力(映画『いきもののきろく』を観て)」では、おおよそ映画の感想とはかけ離れた内容、菊池琢己のギターの事だけを書いてしまった私ですが、映画を観ながら、そして観終えて、あれこれ考えた事があるので、うまくまとめる自信はまったくありませんが、つらつらと書き綴ってみます。

原案:永瀬正敏、脚本・監督:井上淳一、主題歌:PANTA
『いきもののきろく』

映画を観る前には、あまり予備知識を仕入れないタイプの私。
監督、主演、音楽、など基本情報は知っていましたが、どういう映画なのかは全く知らず、短編映画である事や、モノクローム映像である事すら知らずに観始めました。

予告編も観なかったので、主題歌は映画の中ではじめて聴いた事になります。
それだけに衝撃も大きかった。


『生き物の記録』と『いきもののきろく』

いや、その前に、気にかかっていた事。
それは、黒澤明の映画『生き物の記録』と同じタイトルである事。
こちら『いきもののきろく』の綴りは平仮名だけど。

この意味は?
もちろん何かしらの関係はあるのだろうけれど。
『生き物の記録』は、はるか昔にレンタルビデオでVHS版を観た記憶。

『生き物の記録』をぼんやりと思い出しつつ『いきもののきろく』を観る。
観ているうちに、3.11東日本大震災で傷を負った者の再生の物語?という輪郭が見えてくる。
原発事故後の生き方を巡り、家族との間に考え方の溝が生まれる。

この辺りに『生き物の記録』との共通点を見つけようと思えば、見つけられるのだけれど、それは考え過ぎだろうか?
映画を観ながら走り書きした手元のメモには

「生き物の記録」と「いきもののきろく」
核による心の分断、生き方の分断

と書いてある。
ただ、そういう部分にあえて着目するよりも、もっと素直に、大震災後を生きた人間という「いきもののきろく」と捉えた方が良いのかも知れない。


映画を観終えて、答え合わせ的にチラシ画像を見ると「喪失と再生の物語」と大きく書いてあり、そこは見方として間違ってなかった、というか、それは、間違えようがないほど、はっきりと伝わる話。

しっかりと受け止めました。

膨らむ勝手なイメージ

あとは、勝手なイメージの話になるのだけど、この映画、セリフがない。
それだけに、イメージが膨らむ。
観る者の想像力によって、印象も変わってくるのではないだろうか?

私の中に生まれたいくつかのイメージの中で、ひとつドキっとした事があるので、それを書いてみます。

廃材、廃品を集めて作った筏を川に浮かべ、火をつけてから川に流すシーン。
(上のチラシの中にもそのシーンの画像があります)

火のついた筏がゆっくりと川を流れてゆくシーンを観ながら、私は、映画『田園に死す』の中で、雛人形の段飾りが川を流れてゆくシーンを思い浮かべていました。

片や色鮮やかな雛飾り、片やモノクロ映像の廃品で作った筏
周囲の風景も何もかも全く違う、ただ「ゆっくりと川を流れてゆく」ということ以外には、共通点は何もないのだけれど、私の脳裏にはこの映像が浮かび、と同時に「彼岸と此岸」という言葉が浮かびました。

その直後、スクリーン(TV画面だけど)に表示された言葉に軽く驚きドキっとしたのです。
私だけの勝手なイメージと、映画の中の言葉(文字)がシンクロした瞬間。
いや、勝手にシンクロしたと思っているだけかも知れないけど、言葉の意味としてね。

このイメージに関して、もうひとつ面白いと思ったのは、映画『田園に死す』は、寺山修司監督作品。

『いきもののきろく』主題歌の「時代はサーカスの象にのって」の歌詞もまた寺山修司(高取英 補作)という所にも軽く驚く。
これは偶然のシンクロなのか、それとも何かしらの必然?



そんな具合で、勝手なイメージや思索によって、この映画から、大きな楽しみを得たわけですが、観終えた後も偶然のシンクロを感じて思索を巡らす事になりました。

この映画を観たのは、昨日、2025年1月17日。
その日は、阪神淡路大震災からちょうど30年。

東日本大震災からの再生を描いた映画『いきもののきろく』を観た夜に、ニュース番組などで、阪神淡路大震災からの再生の(リアルな)物語を観る事になったのです。
そこでまた映画を思い、現実を思い、再生を思う私。


「再生」は、今年の私の一番大きなテーマでもあるのです。


映画『いきもののきろく』関連ブログ

寄り添う力(映画『いきもののきろく』を観て)

11年前に作られた短編映画『いきもののきろく』が、3月7日からのテアトル新宿をはじめ全国で順次公開されるらしい。

原案:永瀬正敏、脚本・監督:井上淳一、主題歌:PANTA
『いきもののきろく』

この映画の音楽をPANTAが担当している事、この映画のために「時代はサーカスの象にのって」を、菊池琢己と2人で再録した事は、11年前に知っていた。

知っていたけれど、これまで映画を観る機会も、音楽を聴く機会もなかった。
それが全国公開前のこのタイミングで映画を観る機会をいただいた。
と言っても映画館ではなく、井上淳一監督の計らいで、インターネット経由(オンライン試写)で。

しかし、これはPCではなく、ある程度しっかりとしたサイズと音で観たいと思い、PCをそれなりに大きな画面サイズのTVとそれなりのオーディオ装置に繋ぎ、しっかりと鑑賞。これが大正解でした。

映画にはイメージを喚起され、思う事多々あったのだけれど、それはちょっと置いておいて、今日、今、書きたい事を書きます。

音楽の事を知っていたおかげで、それが流れる瞬間が来る事をどうしても期待している自分がいる。
期待というのとは、違うかも知れないけれど、この映画が終わるまでに、どこかでPANTAが歌う「時代はサーカスの象にのって」が流れる事を私は知っている。

その時が来た。

イントロのアコースティックギターの一音を聴いた瞬間に涙がこぼれた。

その音色と響きに一瞬で心を持っていかれてしまったのだ。
その後、エンドロールまで菊池琢己の弾くアコースティックギターに感動しつつも、その時は、割りと冷静に観終える事が出来た。

観終えてから、井上監督とメッセージのやりとりなどした後、少し時間をおいて、もう一度、音楽の流れる少し前から観直してみた所、やはりギターの一音で涙がこぼれ、今度は、曲が進むにつれて涙腺が崩壊しました。

申し訳ないのだけど、映画の意味であるとか、寺山修司の歌詞(高取英 補作)の意味であるとか、PANTAの歌の力であるとか、PANTAが既にこの世にいない事であるとか、そういうの一切抜きに、ただただ菊池琢己のアコースティックギターに感動して、演奏が終わるまで、心を揺さぶられ続け、ちょっと嗚咽に近い感じで泣き続けてしまった。
気持ち悪いですね。ごめんなさい。

もちろんそこには映像の力があり、PANTAの歌があり、寺山の言葉があり、それらが一体となって心に迫った事は間違いないのだけど、そのすべてに寄り添うような菊池琢己のアコースティックギターが本当に素晴らしすぎて、涙が止まらなかったのです。

これ、映像を観ながら演奏し、歌と同時に録音したという事を聞いていたので、さらにそのすごさに震えます。(簡単に言えば一発録り)
歌に寄り添い、映像に寄り添い、言葉に寄り添い、その音色にメロディーに思いを込めて弾いている。
その思いの深さまでもが伝わってくるような深い音色と響き。紡ぎ出されるフレーズの美しさ。
しかも小さなミスひとつなく完璧。
それでいて我を出し表に立つような事はなく、何度も書くけど、歌に、映像に、言葉に寄り添うように、しっかりと傍らに立ち、紡ぎ出される。

PANTAの歌はもちろんすごいのだけど、この映画を観る人には、ぜひとも菊池琢己のギターを、思いを聴いて欲しい。そしてその寄り添う力を感じて欲しい。

「どるたんがブログに書いていたから菊池琢己のギターを聴くためにこの映画を観た」という人がひとりでも出てきたら嬉しいのだけど、そんな人いるかしら?

(文中敬称略)


映画『いきもののきろく』関連ブログ